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#301【ゲスト/編集者】ベストセラー連発出版社のギリギリトーク(一部自主規制音声あり)

このnoteは2022年1月5日配信のVoicyの音源「フォレスト出版チャンネル|知恵の木を植えるラジオ」の内容をもとに作成したものです。

※記事内に出てくる役職等はすべて、放送当時(2022年1月5日現在)のものです。


サンマーク出版編集者・岸田健児さんが語る、「スピ田」としての生き方

渡部:フォレスト出版チャンネル、パーソナリティの渡部洋平です。今日も編集部の森上さんとともにお伝えしてまいります。森上さん、よろしくお願いします。

森上:よろしくお願いします。

渡部:今日のゲストはまた、フォレスト出版ではない、他社の編集者の方にゲストとして来ていただいております。

森上:そうなんですよね。うちの代表と、今日お越しいただいた方の会社の社長さんも懇意にさせていただいていて、上同士でもつながりがあるんですけど、現場レベルでも仲良くさせていただいております、出版社の編集者の方です。で、この方は、次々にベストセラーを出されていて、いつも勉強させていただいているので、今日もお忙しいにもかかわらずゲストにお越しいただきました。

渡部:それでは今日の素敵なスペシャルゲスト、サンマーク出版・書籍編集部より岸田健児さんにお越しいただきました。岸田さん、よろしくお願いします。

岸田:お願いします。上同士がつながっているなら、あんまり言いたいことが言えないので、ちょっと今日は僕、口数少ないかもしれないですけど……。

森上・渡部:(笑)。

森上:全然大丈夫でしょ。たぶん、上は聞いていないから大丈夫。

岸田:じゃあ、よかった。聞かせないように、頑張ります。

森上:(笑)。普段言えないこと言ってくださいよ。

岸田:いやいや、もうその気で来ましたので。

森上:(笑)。

岸田:放送禁止用語、ギリギリを責めていきたいと思います。

森上:ギリギリをいきましょう(笑)。ぜひぜひ。

渡部:僕らも『思うことから、すべては始まる』という本が、会社で配られて。

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岸田:あー。(サンマーク出版の)社長(当時。現在、同社会長)の本ですね! もう擦り切れるほど読みましたよ。

森上:(笑)。読みました? うちも速攻全社員に配ったっていうね。植木社長の本はもううちの社員はみんな、読んでいますから。

岸田:おもしろい社長なんですよね、サンマークの社長って。特殊な経営論を持っていて、僕が1番特殊だなと思うのが、その本がまさに体現しているんですけど、経営論であって、経営論じゃない。例えばですけど、「経営で大事なことは、人に嘘をつかないこと」とか言うんですよね。でも、本来の経営論って、もっとチームを語ったりだとか、リーダー論を語ったりだとか、お金の流れを語ったりじゃないですか。

森上:確かに、確かに。

岸田:そこが急にそういう話を始めるので、おもしろいんですよね。学校の先生みたいな。

森上:あー、なるほど。雰囲気が愛されている校長先生のイメージですね。

岸田:めちゃくちゃ愛されていますよ。やっぱり社内でもファンがすごく多くて、植木さんだからついて行くよっていう人がいっぱいいるので。だから植木さんには200歳くらいまで生きてもらわないと困るなと思っています。

森上:(笑)。でも、もう結構お年なことはお年ですか? 60代? 70代?

岸田:70ちょうどぐらいだと思います。

森上:もう70代に入られましたか。うちの太田が60後半だから。そっか、そっか。

岸田:でも、現役でバリバリ。ほぼ毎日会社にいるし。もう編集部とかにもバンバン来て、みんなに話しかけて、かなりフレンドリーな社長ですよね。

森上:なるほどね。それがもう完全にそのまま社風に出ていそうな感じですよね。

岸田:あー、そうですね。でも、僕はサンマークに転職してきて4年なんですけど、最初はサンマークって、すごく怖い人たちの集まりなのかなと思っていたんですよ。

森上:そうですか!?

岸田:いや、ほら、電車広告のポスター、怖いじゃないですか。

森上:確かにね(笑)。

岸田:怪しいじゃないですか。

森上:怪しい、怪しい(笑)。

岸田:だから、怪しくて怖い人の集まりなのかなと思って、入社したら、めちゃくちゃみんないい人で。ある逸話があるんですけど、他社の人が、出版社にどんどんキャッチフレーズを付けていったんですって。例えば、ダイヤモンド社なら、「ゴリゴリ営業マンの集まり」とか。

森上:あー、なるほど、なるほど。

岸田:他はちょっと忘れちゃいましたけど。で、サンマークのキャッチフレーズは、「いい人」だったんです。

森上:おー。それはほめ言葉だね。

岸田:まあ、そうです。いい人、いい人たちの集まりっていうので。なので、僕以外みんないい人です。

森上:(笑)。1番、岸田さんが腹黒いってこと(笑)!?

岸田:僕はもう腹黒いことしか考えてないですね。

森上:(笑)。だからスピリチュアル大好きなんだ。

岸田:いや、だからって(笑)。

森上:ちょっとわかんないですけど(笑)。岸田さんは元々、ワニブックスさんにいらっしゃって、そのときに僕と初めて会ったんですよね。

岸田:はい。そうでした、そうでした。

森上:それで、そのときに、もうスピリチュアル男子みたいな人で。『神さまとのおしゃべり』。

岸田:はい。『神さまとのおしゃべり』は結構売れてくれて、結果、シリーズで5万部ぐらいいったんだっけな。

森上:いや、すごい。もう完全にザ・スピリチュアル男子みたいな。そういう意味では、スピリチュアルとの向き合い方っていうのは、またいろいろとお聞きしたいところなんですけど。

岸田:はい。ぜひぜひ。

森上:やっぱりサンマークさんに入られても、スピリチュアル本は結構やっている感じなんですか?

岸田:そうですね。今で、何冊ぐらい出たのかな? たぶん入社して4年目で、1年に7冊だとして、30冊弱ぐらいやっているんですかね。たぶん6割ぐらいはスピリチュアルだと思います。

森上:やっぱりスピリチュアルなんだ。

岸田:そうですね。入社してすぐの『悪魔とのおしゃべり』が売れてくれたのと、あとこのあとすぐに出た、すみれちゃんの『かみさまは小学5年生』

森上:はいはい。飛び跳ねている小学校5年生の。

岸田:そうそうそう。5年生の女の子の本が単独で40万部ぐらいいったので。

森上:いや、すげえな。さすがだな。

岸田:なので、もう完全にまわりがスピリチュアル男子みたいな肩書を付けて、社内で僕は「スピ田」って呼ばれています。

森上:スピ田(笑)! 逆に自分以上にまわりが呼びはじめるっていうね。

岸田:そうそう。だから、不思議な現象が起こるんですけど、新刊会議って言って、新刊が出る2ヶ月ぐらい前に営業部全体に、担当の編集者が新刊のプレゼンをするんですけど、僕が、出す本は児童書であっても「これスピですか?」って言われるんですよ。

森上・渡部:(笑)。

岸田:まじダルイですね、あれ。

森上:(笑)。スピばっかじゃないよ、俺っていう。

岸田:いや、「どう見てもスピじゃねーだろ」と思うんですけど、この思い込みっていうのはなかなか厳しいものがあって。

森上:もう社内ではスピキャラなわけですね(笑)。

岸田:スピキャラになっちゃいましたね。

企画はどうやって決まる?

森上:そもそも企画会議って、御社はあるんですか?

岸田:企画会議はあります。編集部が4つあって、第1が黒川さんで。

森上:元アスコムの黒川さん。

岸田:そうです。第2が小元さんっていう、元高橋書店で実用書の。

森上:はいはい。健康とかの。

岸田:ゴリゴリ実用書の方ですね。で、第3が僕も所属しているんですけど、金子さん。『「龍使い」になれる本』とか、『鏡の法則』やった方ですね。

森上:あー。なるほど、なるほど。

岸田:その方の下で僕は社畜として働いております。

森上:(笑)。あとはあの人だ。齋藤さんだ。

岸田:齋藤さんは、出版プロデューサーっていう、単独のポジションなんですよ。

森上:違うんだ。前は編集長やっていましたよね。

岸田:前は編集長だったんですけど、出版プロデューサーっていう。なので、その方たちは1人部署って感じです。

森上:それはそれで、また自由ですね。

岸田:最高ですよね。だから僕はずっとプロデューサーしてくれって言っているんですけど。

森上:プロデューサーになりたいと。

岸田:なりたいですね。

森上:そしたら、スピばっかり作っちゃうかも。

岸田:本当にマネジメントとか興味ないので。

森上:(笑)。1人部署?

岸田:1人部署、最高ですよ。

森上:確かに。じゃあ、そういうことで言うと、会議が月1回ぐらいですか?

岸田:部によって違うんですけど、第3は月1でやっていて、企画を出すかは自由。まあでも、だいたい毎回1つは出すかな、って感じですね。

森上:そもそも年間本数の縛りはないんですか?

岸田:年間本数の縛りはあります。ノルマというかたちで、冊数は設定されていてって感じですね。

森上:それじゃあ、岸田さんがだいたい6、7冊?

岸田:今はだいたい毎年そうっすね。6、7冊ぐらい出していますね。

森上:なるほどね。でも本質的には、いい意味で緩い感じですよね?

岸田:割と緩いですよね、全体の感じが。

森上:緩いと思いますよ。だって、前の会社(ワニブックス)のほうが点数は多かったんじゃないですか?

岸田:前の会社は僕、12冊ぐらい出していましたね。

森上:(笑)。月1冊くらい。

岸田:でも、ある出版社に聞いたら、年間20冊だと「貴族」って呼ばれるらしいですよ。

森上:(笑)。それって、あそこじゃないですか。

岸田:僕は言えない、そんな(笑)。僕はそんな「ピー(自主規制)」とか言えないです。

森上:(笑)。

岸田:なんかそういう噂を聞きましたよ。

森上:僕も聞きました、それ。貴族扱いだっていう。

岸田:だから、その出版社の人は30冊ぐらいやって、ようやく1人前みたいな。

森上:おかしいだろう(苦笑)。

岸田:20だと貴族らしいです。

森上:貴族(笑)。

岸田:もうたぶん、僕なんて今、天竜人ですよ。6、7冊なんで。 

森上:(笑)。でも、1番ほどよい(点数)ですよ。

岸田:そうっすね。ちゃんとやるためには、本当は5冊がいいんですけどね。

森上:6じゃなくて、5なんだ。

岸田:やっぱり2カ月に1冊プラス、たまに3カ月取れるやつがあって。

森上:最高だね、それ。

岸田:それに命を賭けるみたいな。

森上:いや、最高だね。

岸田:こんなこと言うと、著者陣に申し訳ない。

森上:それはまずい、まずい。全部同じ力を注がないといけないけどね。うちが今まだ9冊なんですよ。

岸田:9ですか。まあまあしんどいですよね。

森上:まあまあしんどいです。僕はマネジメントをやりながらの立場での冊数なので、それがめんどくさいっていうね。めんどくさいっていうか。

岸田:今、めんどくさい、出ました!

森上:あー(笑)。

渡部:その発想から森上さんのベストセラーが生まれたんですよね。

岸田:あー、うまい、うまい。

森上:(笑)。

岸田:ここから『「めんどくさい」がなくなる本』が生まれたわけですね。

森上:担当が使いこなせないっていう、逆に著者さんに申し訳ないです。

岸田:いやいやいや。

基本的に「売れない」を前提につくる!?

森上:そうなんですよね。でも、そういう意味では、岸田さんもいいペース、自分のペースで今、できているって感じですね。

岸田:そうですね。ただ、僕は物作りが好きで、いろいろとやりたくなっちゃうので。

森上:本以外のこととか?

岸田:もういろいろとやりたくなっちゃうので、その辺はもう何やかんやずっと動いているって感じではありますね。

森上:なるほど。具体的には? 何かペンギンのプロジェクトみたいなのをやっているっていう話は……。

岸田:ペンギンのプロジェクトはこのあと、たぶんゆっくり話すことになると思うんですけど、チームにも入ったり、あと自分で絵本とか作ったり。

森上:え! 自分で絵本を作るって、自分で書いちゃうってこと?

岸田:そうなんですよ。書くのが大好きで。

森上:あ、そうなんですか!

岸田:はい。書くのが大好きで、毎日ブログとかも書いていて。

森上:自分の個人ブログ?

岸田:はい。そうなんですよ。

森上:そうなんですか。

岸田:だとか、あとは、動画プログラムとかをやったり、セミナーとかやったり、いろいろとやっています。

森上:でもそういった新しい挑戦とか、新規事業っていうのを結構許してくれる社風なんだね?

岸田:もうめちゃくちゃそこは緩いですね。マジでそこはありがたくて、「これをやりたい」って言うと、すぐ「やってみれば」って感じです。

森上:最高ですよ。

岸田:そこは本当にいい会社だなと思っています。社長が聞いているといいなと思いますけど(笑)。

森上:いや、本当だよね。でも、そこはうちも結構共通しているとこはあるかもしれない。そこは植木社長とうちの社長が懇意にさせていただいているところなのかなって思いますね。

岸田:まあ、やってみないとわからないですからね。

森上:そうなんですよね。失敗とかなんとかっていうよりは、「やってみることに価値がある」みたいなね。

岸田:ああ、もう本当にそうです。「事件は現場で起きている」じゃないですけど、やっぱりコンテンツは世に出して初めてウケるかどうかわかるっていう考え方だし、外れて当たり前だと思っているところがあるので。そもそもですけど、本とかコンテンツって、無人島に行かされたら1番ムダなものじゃないですか。

森上:必要ないって言えば、必要ないですからね。

岸田:必要ないものを売るっていうことの時点で、売れない前提で作らないと。やっぱり売れないと思っているので。売れると思いながらやっている人がいるので、マジで危険だなと思っています。

森上:なるほどね。いや、そこは本当にあると思う。その発想でいくと、置きにいっちゃうみたいな、そういう発想にもなるしね。

岸田:生活必需品じゃないので。

森上:そうですね。我々がやっていることはね。でも、やることをやりながら、自由なこともやりつつ、なんだかんだ年間6、7冊と言えども、年間20冊ぐらいのレベルの動きをしているっていうことですもんね。

岸田:まあ、でも20冊だと貴族だからなぁ。

森上:30冊やらないとなーってね(笑)。

岸田:でも、ありがたいことに忙しくはさせていただいております。

森上:いやー、素晴らしいですね。だいたい今の話を聞いていると社風がリスナーの皆さんにも伝わるかなーと。

岸田:そうですね。

トライ&エラーを繰り返して生まれたベストセラーシリーズ『ぺんたと小春』

森上:1個お聞きしたいんですけど、さっき、ちらっとおしゃったペンギンのやつ。あのシリーズがまた……。これは岸田さんが最初に立ち上げたのかしら?

岸田:いや、立ち上げに僕は入っていなくて、それこそ僕が入社した年に「ペンギン飛行機製作所」っていうサイト事業が始まって、そこでは『暮らしの「不都合」を「うれしい」に変える』というキャッチフレーズで、例えば「野菜の剥き方ってこうやって剥くほうが美味しくなるよ」とか、そういう、「ためしてガッテン」の延長みたいな。その生活サイトのキャラクターとして“ぺんた”っていうキャラクターが生まれたんですけど。それと同時に、インスタグラムでそのキャラクターの更新を始めたら、思いのほか人気になっちゃって、割とすぐに1万人ぐらいフォロワーがついたんですよ。

森上:素晴らしい。

岸田:じゃあ、これはそういう生活サイトにするんじゃなくて、キャラクター事業にするのはどうかっていう感じで、もう完全にキャラクター事業になって、そこから我々は出版社なので、キャラクターを広めていくってなったときに、本が使えるっていうのはかなり強みじゃないですか。というのは、ツイッターでキャラクターをやっている人たちに聞くと、出版ってゴールなんですよ。

森上:なるほど。

岸田:でも、我々は出版がスタートにできるっていう強みがあって、書店に置くってことはそれを知らない人に知ってもらう機会が増えるってことなんで、めちゃくちゃチャンスだし、広告を出しているようなもんですよね。そんな感じで本を何冊か出していく中で……、最初はペンギンの生態の本だったんですけど、それが1万5千部ぐらいいったのかな。で、『できなくたって、いいじゃないか!』っていう本が、3万5千部くらいいって、「結構健闘しているよね。頑張っているよね」っていうところまでいって、いよいよ去年、2020年の11月に『ぺんたと小春のめんどいまちがいさがし』っていうのを企画して、それが今、単独で18万部。

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森上:素晴らしい!

岸田:シリーズで30万部までいっているっていう感じです。

森上:なるほど。最初はインスタでの人気から始まって、キャラクター事業で、っていうところも入りながらの、ぺんたの生活のっていうのは、児童書ではなかった?

岸田:いや、もうただのホームページだったんですよ。

森上:そうか、そうか。ホームページだったのか。最初の本は?

岸田:最初の本は児童書ですね。

森上:児童書なんだ。

岸田:キャラクタービジネスとして、子ども達に愛されるキャラクターを作ろうということで、ずっと児童書を出し続けているっていう状態で、ようやく売れてくれたっていう。

森上:なるほどね。そういうことか。じゃあ、その「まちがいさがし」の前に2冊あるわけですね?

岸田:もっとあります。

森上:もっとあるんだ!

岸田:やっぱり本って、難しいですよね。児童書って特に難しくて、もうまわりが強いし、鎌倉時代で言うと、地主がいっぱい土地を獲っちゃっているんで。

森上:いや、本当にそうですよね。

岸田:開拓しづらいんですよ。だから、その辺はかなり考えて、失敗も続けながら広告とか……。児童書で広告を使って売るっていうことは、他の出版社さんはやっていないので、一方サンマークって、それは強みじゃないですか。そこに経費を割くっていうことに関しては、他の出版社の中でもかなり割くほうなので、そういう広告戦略、ネット戦略を絡めながら、なんやかんや売っていって、『ぺんたと小春のめんどいまちがいさがし』もまさに広告がバシッと決まって、ここまできているって感じです。

森上:なるほどね。最初は先行投資して、児童書の市場だから、意外と失敗って言うか、そのあたりをグッと我慢しながらもやってきたっていうところがあるんですね?

岸田:3年間ぐらい……。やっぱり社内でも「いつまでやるの?」みたいな雰囲気はありましたからね。

森上:そうなっちゃうよね。普通ね。

岸田:新しいことをやるって、本当にそういうことですよね。そういうことの連続で。

森上:なるほどね。その辛抱強さと、最終的に結果につながっているっていうところは、やっぱりさすがですよ。

岸田:いやいや、本当によかったですね。あと1年やる元気はちょっとなかったかもしれないので。

森上:ご本人の中でも?

岸田:いや。なんとなく社内の雰囲気的にも。やっぱり3年って1つの区切りじゃないですか。もう下手したらキャラクターって1年とかで……とか言いますけど、やっぱりしっかり認知されるようなキャラクターになっていないまま3年を迎えていたので、ようやくいってくれたっていう感じでしたね。

森上:なるほど。端からじゃ、絶対に見えない部分の、社外秘レベルの話をいろいろと伺っちゃいましたけど。

岸田:いやいやいや。もう苦しみがいっぱいありましたね、だから。

森上:なるほどね。渡部さん、ちょっとお時間がそろそろかな。

岸田:しゃべりすぎた(笑)?

森上:いやいや、全然!

渡部:飾らない自由な雰囲気でお話していただき、後半はめちゃくちゃ真面目で、ためになる話を。そして「そのまま放送して大丈夫かな?」みたいなときがたまにあるんですけど、森上さんが判断して、どこかカットするんでしょうか。わかりませんが。

森上:そこはでも、ほぼノーカットでいきますよ。

岸田:「ピー(自主規制)」はぜひカットしてもらったほうが(笑)。

森上:(笑)。確かにそこは規制したほうがいいかな(笑)。

渡部:ピーですね。そこは森上さんの判断ですが、危険で楽しい感じの放送になりました。もしかしたらリスナーの方には届かない部分があるかもしれませんが、こんなノリで、明日も岸田さんにはお越しいただけるんですが、今日ご紹介いただいた『ぺんたと小春のめんどいまちがいさがし』のURLをチャプターに貼っておきます。
明日はこの本についてもさらに詳しく聞いていくことになっておりますので、ぜひリスナーの皆さんにはチェックしていただけるとうれしいなあと思います。それでは岸田さん、森上さん、今日はどうもありがとうございました。

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岸田:ありがとうございました。

森上:ありがとうございました。

(書き起こし:フォレスト出版本部・冨田弘子)


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