【D2Cビジネス】大手ECモールの効果的な使い方

こんにちは。
フォレスト出版編集部の森上です。

自社ブランドを販売する際、Amazonや楽天などのモール型ECサイトに出店（品）して売るか、自社ECサイトで売るか。中長期的な視点で考えた場合、そこに大きな差が出てくる――。

自社ブランドを販売するなら、顧客データの入手、ユーザーとのコミュニケーション、価格決定権、利益率など、あらゆる面において、自社ECサイトのほうがいいことは、下記のnote記事でもお伝えしたとおりです。

とはいえ、Amazonや楽天など、大手ECモールの集客力やブランディングなどを無視することができないのが現状です。

【サブスク×D2C×単品リピート通販】を体系化し、自身はもとより、コンサルを受けた中小零細企業、個人事業主が軒並み結果を出している、サブスクD2C界の第一人者・新井亨さんは、新刊『「サブスクD2C」のすごい売り方』の中で、大手ECモールとの効果的なシナジーを生み出すポイントについて解説しています。今回は、同書の中から該当箇所を一部抜粋・編集してご紹介します。

＊

　D2Cビジネスでは、コールセンターの活用によって、対応する顧客ごとに電話の対応メモが取れていくのが強みです。また、情報として把握している顧客のデータに基づいて、時にはオペレーターが会話の中で、上手にお子さんやペットなどの話を交えていくことがあります。
　過剰になって嫌悪されない程度のトークであれば、自分のことを知ってくれているのはうれしいものでしょう。そうした対応でユーザーをファン化していくことで、ECモールへの出店販売の際に生じるような、価格競争に巻き込まれずに済むわけです。
　少し話が横道にそれますが、ではD2Cビジネスを進める上で、ECモールへの出店はどのように捉えればいいのでしょうか？
　結論を言えば、モール出店による販売の「併用」は、前向きに行なって構いません。
　やはりユーザーの中には、Amazon や楽天、Yahoo! ショッピングなどの大手のECモールでしか買わない人が一定数います。モールでしか買わない人には、そこで買ってもらえばいいのです。
　モールでの販売は、多くの手数料は取られてしまいますが、売れたらそれが確実に収益になるのは利点です。加えて、大手モールで売られる商品という安心感が、ブランディングにつながるメリットもあるでしょう。
　私の商品も、自社サイトのD2C販売に比べるとはるかに少ないですが、一定額の売上がモールでコンスタントに上がっています。定価販売であり、モール手数料が生じる一方で、広告費が自社LPのようにはかかりませんから、費用対効果もそれほど悪くありません。
　ただ、ECモールでの販売は、何度も言うように顧客データの獲得や、D2Cによる顧客のファン化は望めませんから、ビジネスとしての広がりは期待できません。あくまでもサブ扱いで展開すべきで、つまりは「併用」であることが必須と言えます。
　大切なのは、モールでの販売を並行させながらも、あくまでも自社サイトでの集客を重視することです。
　そのためにも、お客様側に、自社サイトで買ってもらうことのメリットを与えることが重要です。
「割引を設ける」「返金保証をつける」「非売品のセット商品をつける」「初回キャンペーンをつける」「アンケートに答えたらプレゼントを贈る」「送料無料にする」……など、さまざまなアドバンテージを与えて、最終的に自社サイトで買ってもらうことを促します。そうやって、顧客データを蓄積していきましょう。
　今ではナイキやApple、Googleなども自社サイトで買うことでのメリットを設けて、D2Cによる販売へと誘導するような仕組みを加速化させていることも、現代のビジネスの潮流を表す証左と言えそうですね。

【著者プロフィール】
新井　亨（あらい・とおる）
サブスクD2C総研株式会社代表取締役。株式会社Telemarketing One代表取締役。年商50億円以上の企業のサポートも行なうサブスクD2C業界の第一人者。埼玉生まれ。University of Wales MBA卒業。北京へ留学し在学中に貿易会社事業などで起業。その後、北京へ渡り、不動産、美容、貿易など複数ビジネスを成功させる。帰国後、上場企業などの相談役などを経てオリジナルブランドを立ち上げ販売開始から８カ月で月商１億円を突破。商品開発からクリエイティブの作成、CRMまですべて自社で行なうなど圧倒的な成果をおさめる。集客・運用・CRMについて上場会社とのセミナーを全国で行なっている。企業に対してサブスクビジネスを教えるサブスクD2Cオンラインアカデミーの塾長も務めている。コールセンターを使ったLTV引き上げを得意としており、成功者を多数輩出、サポートした企業の累計売上は100億円を超えている。

＊

いかがでしたか？

今回ご紹介した新井さんの新刊『「サブスクD2C」のすごい売り方』では、新井さんご自身が実践、体系化した「サブスク×D2C×単品リピート通販」の仕組みとノウハウを完全公開しています。興味のある方はチェックしてみてください。

▼『「サブスクD2C」のすごい売り方』目次、序章、第１章を全文公開中

「サブスクD2C」のすごい売り方――利益率80%以上の最強ビジネスモデル

「サブスクD2C×単品リピート販売」の全貌がわかる動画も無料公開中！

さらに、新井さんが手掛ける「サブスクD2C×単品リピート販売」の全貌がわかる動画が無料で公開されています。気になる方は、こちらもチェックしてみてください。

▼無料動画が観られます。

「サブスクD2Cのすごい売り方」無料特典

（登録は無料です）

※上記の動画は、サブスクD2C総研株式会社様からの情報提供となります。
※動画の内容・サービスに関するお問い合わせは、サブスクD2C総研株式会社様までお願いします。
※上記URLでご案内のサービスは、お客様の責任の元でご利用ください。問題等が生じたとしても責任は負いかねます。

▼関連記事はこちら