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【WEBサイト】「お問い合わせ」数が簡単にアップする方法|「競走馬」の法則

こんにちは。
フォレスト出版編集部の森上です。

販売商品や提供するサービスによって変わりますが、WEBサイトにおいて、「お問い合わせ」は、見込み客を確保するうえでとても重要なエッセンスですよね。

ただ、どんなに「お問い合わせフォーム」を用意しておいても、お問い合わせがなければ意味がありません。

自社WEBサイトを用意しても、「お問い合わせがなかなか来ない……」と悩んでいる方にとっておきの方法を教えてくれる人物がいます。

10年間で、10倍売り上げるページを1万ページ以上を制作してきた圧倒的な実績を誇るWEBデザイナー&ディレクターの野口哲平さんです。

今回は、野口さんの著書『売れるWEBデザインマーケティングの法則』で語っている「『お問い合わせ』が簡単にアップする方法――『競走馬』の法則」について公開します。

お問い合わせに集中できる環境を整えてあげる

ここでは、簡単にお問い合わせをアップできる「競走馬の法則」についてお伝えします。では、自社WEBサイトの「お問い合わせフォーム」を開いてください。

まずご覧いただきたいのは、お問い合わせフォームの上と下です。いわゆるヘッダーとフッターの部分ですね。

今のお問い合わせフォームにヘッダーとフッターがありませんか?

あるという方は、直ちにヘッダーとフッターを消してください。

▼「競走馬の法則」を使ったお問い合わせフォーム

図1

まずはこれだけです。拍子抜けするかもしれませんが、これだけで効果があります(すでにヘッダー・フッターがないという方はそのままで結構です。あとは、なぜなのかという本質を理解してください)。

なぜお問い合わせフォームにヘッダー・フッターが不要なのか?

これもユーザー心理が大きくかかわってきます。わかりやすいように、少し想像してみてください。

あなたはユーザーとして、今お問い合わせをしようとしています。

お問い合わせフォームに質問事項を記入する欄があります。初めて問い合わせをする商品のため、商品名など細かいことは曖昧(あいまい)です。頭の中では、商品名もきちんと書いておかないと正確に回答してもらえないのではないかと若干不安に思っています。

そんなタイミングで、ヘッダーの「商品について」というメニューが目に入りました。

すると、どうなるでしょう?

つい「商品について」というメニューをクリックするのではないでしょうか?

「商品名もきちんと書いておかないと、正確に回答してもらえないのではないか」と若干不安があるので、当然そういう行動をしますよね。

そうなると、この先はだいたい予測がつきます。

商品についてのページを見ているときに、「電話が鳴る」「FacebookやLINEでメッセージが来る」「誰かに話しかけられる」「移動中にスマホの電波が途切れる」「面倒くさくなる」……などなど。その結果、お問い合わせすることを忘れる。

こんなことが起きていたら、とてももったいないと思いませんか?

しかし、今のお問い合わせフォームでは、これが実際に起きています。せっかく苦労してお問い合わせフォームに誘導しても、最後の最後で他の部分が視界に入る状態をわざわざつくってしまっているのです。これでは、問い合わせをしてほしくないと言っているようなものです。

お問い合わせフォームの目的は、お問い合わせしてもらうことです。ですので、その目的に集中してもらう必要があります。

競走馬は、視界が広いため、目隠しをします。そうしないと、いろんなものが視界に入ってしまって、気が散り、速く走れないからです。目隠しをすることにより、前方にだけ集中する環境をつくっているのです。

その競走馬の原理とWEBサイトのお問い合わせフォームも同じです。何よりも、お問い合わせに集中できる環境を整えてあげることが大切です。それだけでOKなのです。

お問い合わせ以外の部分が視界に入り、問い合わせるという行から集中が逸れないようにする――。

この修正だけで、今までお問い合わせフォームで離脱してしまっていた方が、きちんと問い合わせをしてくれるようになるはずです。

忘れてしまう可能性が高いものを先に入力してもらう

さらに、お問い合わせを増やすためのとっておきの策をもう1つお伝えします。再度、皆さんの自社WE Bサイトのお問い合わせフォームを開いてください。

おそらく、多くは「個人情報入力エリア」と「質問事項などの入力エリア」に分かれているのではないかと思います。

チェックしてほしいのは、その2つのエリアの順番です。

「 個人情報入力エリア」がお問い合わせの一番上にきていませんか?

そうなっている方は、すみやかに順番を入れ替えてください。ユーザーが安心して問い合わせができるフォームの順番は次のとおりです。

【お問い合わせフォームの順番】
❶「質問事項などの入力エリア」
❷「個人情報入力エリア」

です。

図2

なぜこの順番がいいのか?

個人情報は忘れないものですが、質問事項などは簡単に忘れてしまうからです。個人情報を入力している間に質問事項を忘れてしまっては、そもそも問い合わせなどできませんから。ですので、忘れてしまう可能性が高いものを先に入力してもらい、問い合わせをしてもらいやすくするわけです。

【お問い合わせフォームの順番】
●ヘッダー・フッターをなくす。
●お問い合わせ項目の順番を変える。

これもユーザー心理から逆算して考えると、とても大切な要素だとご理解いただけたと思います。今開いているお問い合わせフォームは閉じずに、さっそく試してみてください。

今回ご紹介した野口さんの著書『売れるWEBデザインマーケティングの法則』は、野口さんがWebデザイナー&ディレクターとして長年の経験と知恵から見いだした、ユーザー心理から逆算した法則「顧客心理逆算式デザインの法則」を完全公開しています。

【顧客心理逆算式デザインの法則】(一部)
◎今までのペルソナに命を吹き込む――ペルソナ設計新メソッド「ピョン吉」の法則
◎心理トリック口コミの効果を最大限にする――「印象コントロール」の法則
◎「よくある質問」の有効活用――「安心感増大」の法則
◎見る人によって、欲しい情報とタイミングが違う――「味噌汁はアツアツ」の法則
◎「迷ったらここに来てね」という場所をつくる――「迷子相談所」の法則
◎良い記事でなくてもサイトを回遊させられるコンテンツ配置――「避難所」の法則
◎顧客に努力させる――「宝探し、ディテクティブデザイヤー」の法則
◎過度な親切心は逆効果を生む――「ツンデレ」の法則
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同書は、現役のWEBデザイナーはもちろん、

【会社でWEBサイトにかかわっている方】
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など、デザイナーではない方にも、デザイン発注をする側として知っておきたい、「売れる」WEBデザインの法則としてお役立ていただくべく、デザインの専門知識ゼロでもわかりやすく解説しています。興味のある方はチェックしてみてください。

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▼関連記事もどうぞ(5本あります)

▼著者・野口さんの音声解説が聴けます。


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