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フォレスト出版立ち読みの本棚

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フォレスト出版の新刊・既刊・これから出る本の試し読みができるコーナー
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2023年11月の記事一覧

「人生に意味はない」と主張する生物学者の幼少期が面白すぎる

先週、新刊の池田清彦『人生に「意味」なんかいらない』の「まえがき」の前半部分を公開しました。 今回は後半部分を公開します(長いので、一部省略しています)。 生物学者である池田清彦先生の幼少期のエピソードがメインです。「知能検査」のくだりは、思わず笑ってしまいました。 池田先生は、これまでの人生で、一度も「人生に意味がある」なんて考えたことがないらしいのですが、そんな方の原点は非常に気になりますよね。 「勉強をしろ」と言わなかった両親  私自身の話をすると、意味を求める病

【スモールビジネス】お客さまは「通わなくなった理由」を説明しない。だから……

こんにちは。 フォレスト出版編集部の森上です。 自分がお客の立場だったとして、そのお店のサービスや商品そのものに満足しなかったり、裏切られた場合、「もうこの店に行くのはやめよう」と思ったりしたことはありませんか? その際、行かなくなった理由をわざわざお店側に伝える人はほぼ皆無でしょう。特に日本人は、欧米人に比べてその傾向が強いといわれます。 お店側からすれば、定期的に来てくださっていたお客さまが、ある日を境に来なくなったら、気が気ではないでしょう。何が悪かったのか

イノベーションを生み出す条件とは?

フォレスト出版編集部の寺崎です。 前回記事で企業の多様性と業績の関係をご紹介しました。 今日はさらに踏み込んで「D&I」と専門性とイノベーションの関係について、中尾隆一郎さんの新刊『業績を最大化させる 現場が動くマネジメント』からひもといてみます。 「D&Iって、いったい、なんじゃらほい?」という方はぜひ読んでみてください。 *** 多様性がイノベーションを生む ――ポイントは「D&I」+「専門性」 私がかつて在籍したリクルートワークス研究所のレポートでも興味深いも

【スモールビジネス】リピート客と新規客の理想的な比率

こんにちは。 フォレスト出版編集部の森上です。 スモールビジネスにおいて持続的かつ安定的な経営を目指すなら、リピート客が重要であることは誰もが知るところです。 では、リピート客と新規客の理想的な比率は、実際にどれくらいなのか? 自身で複数のジム経営をしながら、スモールビジネス専門集客コンサルタントとしても人気を博している日野原大輔さんは、新刊『神・リピート集客術』で、リピート客と新規客の理想的な比率について詳しく解説しています。そこで今回は、同書の中から該当箇所を

なぜ、多様性のある企業のほうが業績がいいのか?

フォレスト出版編集部の寺崎です。 これまで2回にわたり、働き方の多様性についての記事をご紹介しました。 今日はシンプルに「なぜ、多様性を認める企業が優位なのか」について、同じく中尾隆一郎さんの新刊『現場が動くマネジメント』からひともといてみます。 *** 企業の多様性を 資本市場が評価する時代 ――マッキンゼーのレポートから分析 働き方の多様性を高めることで、さまざまな人材の多様性を高めることができるようになります。そして、そのことが企業の業績に貢献することが明らかと

著者が書いていて楽しい本は、面白いに決まっている!

先日発売された『人生に「意味」なんかいらない』の著者、池田清彦先生が次のようにツイートされていました。 書いていて楽しかったと仰っていただけるのは、編集者冥利に尽きます。 「怒る人が一杯いるだろうな、と思うのも結構楽しいのです」とありますが、私も毒にも薬にもならないような本ではなく、良くも悪くも、読者の心を刺激する本をつくりたいので、本書の編集は楽しいものでした。 さて、以下は、本書の冒頭に記された「まえがき」もとい「私が「人生に意味はない――まえがきに代えて」です。長い

【スモールビジネス】必要なのは、100人の新規客より1人100回の予約

こんにちは。 フォレスト出版編集部の森上です。 スモールビジネスでの集客はとても大きな課題です。例えば、リアル店舗を開店するとなったら、まずは店の存在を知っていただき、新規顧客をどれだけ集められるかに注力するでしょう。 それは決して間違っていないのですが、中長期的な視点で、持続的かつ安定的な経営に必要なのは、100人の新規顧客より1人100回の予約――。 そう断言するのは、自身で複数のジム経営をしながら、スモールビジネス専門集客コンサルタントとしても人気を博してい

なぜ、経営者は従業員に「出社」を求めるのか?(後編)

フォレスト出版編集部の寺崎です。 前回、なぜ、経営者は従業員に「出社」を求めるのか?というテーマで記事を投稿しました。今日はその続きです。 リアル出社派のリーダー、経営者にとっては耳の痛い話となっているかもしれませんが・・・中尾隆一郎さんの最新刊『業績を最大化させる 現場が動くマネジメント』からひもといていきます。 *** 多様性を認めないのは強者だけ ――従業員を混乱させる「ダブルシグナル」の存在 ここまで、多様性が高い方がイノベーションは起きやすく、企業の業績とし

【スモールビジネス】なぜ「レッドオーシャン」より「ブルーオーシャン」参入のほうが危険なのか?

こんにちは。 フォレスト出版編集部の森上です。 スモールビジネスを立ち上げようとするとき、どんな事業を立ち上げたら成功するのか? 競合他社を探りつつ、できれば、潜在ニーズがあり、かつ競合他社がいない、新しい市場を狙いたい――。いわゆるブルーオーシャンに参入したいと思う起業家は少なからずいるようです。たしかにうまくいけば、一人勝ちできる可能性も秘めています。 ただ、自身で複数のジム経営をしながら、スモールビジネス専門集客コンサルタントとしても人気を博している日野原大輔さ

なぜ、経営者は従業員に「出社」を求めるのか?(前編)

フォレスト出版編集部の寺崎です。 突然ですが、質問です。 ◎質問1 あなたは会社で働くのは「楽しい」ですか? ◎質問2 あなたが会社のリーダーや経営者であれば、あなたの組織のメンバーは「楽しい」と思って働いていますか? これらの質問に対して、こんな風に思っていませんか? 「会社で働くのは大変なことだ」 「『楽しい』なんて甘いこと言ってられない」 でも、ちょっと待ってください。 あなたにとっても、一緒に働く仲間にとっても、1日の大半を費やす職場の時間

採用基準を設定する上で、絶対外してはいけない基準とは?

こんにちは。 フォレスト出版編集部の森上です。 「採用の失敗」を避けるには、まずは自社の「採用基準」を正しく設定する必要があることを、先日このnoteでもお伝えしました。 その「採用基準」を正しく設定するために、絶対外してはいけない基準があると、中小企業の採用コンサルのスペシャリスト・酒井利昌さんは言います。 今回は、酒井さんの新刊『増補改訂版 いい人財が集まる会社の採用の思考法』の中から「採用基準」を設定する上で、絶対外してはいけない項目について解説している該

事件は会議室で起きてるんじゃない。

フォレスト出版編集部の寺崎です。 7万部を突破したベストセラー『最高の結果を出すKPIマネジメント』の著者・中尾隆一郎さんの最新刊が今週末にいよいよ発売となります。 タイトルは・・・『業績を最大化させる 現場が動くマネジメント』です。 実はこちらのタイトル、当初は『現場を動かすマネジメント』という形で営業部とも合意していました。 ところが、著者の中尾さんにご相談したところ「マネジメント層が現場を動かすのは時代遅れ。これからの組織は『現場が自律的に動く』ことが重要。その

【スモールビジネス】なぜ小手先の集客テクニックは、お客さまに刺さらないのか?

こんにちは。 フォレスト出版編集部の森上です。 飲食店、美容室、ジム・整体、クリニック、カウンセリング、美容・健康系サロン……。これらスモールビジネスでは、集客が一番の課題であり、重要であることは言うまでもないでしょう。 それだけに、スモールビジネス向けの集客テクニックを紹介した書籍やネット記事、セミナーなどがたくさんあります。 ただ、DMやチラシ、ホームページ、ウェブ広告といった、いわゆる小手先テクニックは、お客さまに刺さらない――。 そう断言するのは、自身

「任せる」が口癖になってない!? 部下にとって残念なリーダーの実像

津田典子『最強のチームリーダーがやっている部下との距離のとり方』では「残念なチームリーダーの実例」として典型的な5ケースを紹介しているのですが、以下のようにこのnoteでは、そのうちの3ケースを紹介してきました。 今回は残りの2ケースを一気にご紹介します。 いずれも共通点があります。それは「任せる」が口癖ということ。部下の自主性を重んじつつ、フォローもしっかりするリーダーだったら良いのでしょうが……。 あなたは部下に対して、「任せる」という言葉をどのくらい使っていますか……