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説得より納得

大田堯先生の本は、一語一句読み落とさず心して読みたくなります。
本の中に「説得より納得」とあり、本当にそうだなぁと思うのです・・・

こどもによる企画

今年度から、こどもによる企画を実施しています。
アイディアシートで、チームを作ったりしながら、やってみたいことの企画を練ります。
大がかりだった企画としては、リニア鉄道館への旅などがありました。

カフェ企画浮上

目下議論中の企画は、カフェをひらきたいというもの。
名前決めから入念です。
3つほど名前のアイディアを出し、
その活動日に居たメンバーに投票をしてみてもらいました。
①喫茶 松
②喫茶 徳松
③松カフェ

渋い名前ぞろいで、
徳川家発祥の松平らしい名前とも言えます。


お迎えのお家の人にも参加していないメンバーにもラインにて投票してもらいました。
僅差だったので、企画者がどう感じるかな、と思ったら、
どれも気に入っているから、どれに決まっても良いとのことでした。

それならすぐに決まるかな、と思いました。

合意形成の上で納得ということの大切さ

ところが、もう一度投票をやり直したいと、もう少し聴いてみたい、と企画のリーダーが言うのです。
私としては、もう一度やっても似たりよったりの結果では?と正直思いましたし、
投票してくれる人たちがだれてこないか、という心配もしてしまいました。
でも、何となくそれは伝えずに、その子の言うように、再度やるだけやってみるか、と思い2回目の投票をオンラインで投げかけました。
すると、前回と2回目の投票を合計し、「喫茶 松」が当確となりました。
それを次の活動日に、全体でシェアした時、
メンバー一同、おぉー!!!!と言って拍手喝采だったのです。

どれでもよかったかもしれないけれど、
プロセスを丁寧にすることの大切さをこちらがあらためて教えてもらったような場面でした。

メンバーの手作りクッキーを食べながらの企画

そして、喫茶 松への愛は、日を追うごとに増しています。
スタッフも衛生管理責任者の講習を受けたり、調理師免許を持っているスタッフは免許の更新をしたり、とその日に備えています。

それでも本当のカフェのようにはなかなかいかないかもしれませんが、
キッズタウンのような仕組みで、地域との接点を持ちながら、メンバーそれぞれが活躍できるといいなと考えています。
メンバーは、グーグルマップに「喫茶 松」と出せたらいいのに~と言っており、夢は大きいです。

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