夏の大三角形【歌詞】

星を見てた

君が言った、あれはデネブ・アルタイル・ベガ

夏の大三角形だよって

綺麗な三角形を見てた

それは僕らの想いの欠片集め

君と僕は互いに想いを深めたいと思ってた

それを想いが通じ合ってるって人は言うかもしれない

僕らは大事な言葉を心にしまっていた

言わなくてもその笑顔でわかり合っていた

だから僕らはそれ以上は何も言わなかった


毎日、僕らは想いの欠片をつくっていく

それは想いを重ね深めることに近い

幾つもの過去たちが僕らの日常を彩(いろど)っていく

雨上がりの虹、夕暮れ時の茜空、夏の星々の光

想い出が心に積もっていく


『ねぇ、何処へ行く?』

『何処でも良いよ』

君が居るなら何処だって楽しくなる

困る君を後目(しりめ)に僕は微笑んでた

それすら楽しい時間なんだ

『なら、星を見に行こう』

君に教えてもらった夏の大三角形

僕らの夏は始まったばかり


君を見てた

星を見てる君を見てる、それは素敵な夜遊び

『夏の大三角形、綺麗』って

僕の隣で笑ってる君

今年の夏は君が居て、僕は笑う

君と僕は互いに気持ちを確かめなくても

重なり合った手と手の重さが想いを物語ってるんだ

僕ら大切なのは互いを思い合うこと

それはとても大事な僕らのシンパシー

だから僕らは言葉にしなくても通じてた


日常の中、思いの丈を伝えることはしなくて

その代わり一緒に多くの日々を過ごす

そこから見える幾多の未来の光は眩(まぶ)しくて

秋の紅葉、冬の沁々(しんしん)と降る雪、春の桜吹雪

まだ来ない明日たちが待ち遠しい


『ねぇ、安心するの』

『僕も同じだよ』

君が居るとどんな困難も乗り越えられる

照れる君を見て僕は照れていた

それはふたりの優しい時間

夏風が無言のふたりを包む

君に教えてもらった夏の大三角形

僕らの夏は始まったばかり





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