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ファシリテーションの根幹とは?『失敗を受容できる場づくり』を学ぼう【講座レポ②】

10月28日(木)、講師によるファシリテーションの講義が始まりました!
第2回は、杉山大樹さんによる『失敗を受容できる場づくり』の様子をお届けします。

Fo-Labファシリテーション講座とは?

私達Foraは、キャリア教育の授業を高校生に提供している団体です。
Fo-Labファシリテーション講座は、学術的な理論や知識だけでなく、
実際に高校で授業を行うことで得たノウハウをもとに作られています。
そのため、ファシリテーションの能力である、下記の2つをより実践的に学ぶことが出来ます。

『場の目的や意図と参加者をつなげること』
『学びやコミュニケーションを促進する能力を身につけること』

Fo-LABは場づくり研究所として、ファシリテーション講座を現在運営していますが、講座の他にも連携講座や深く自分の場でのあり方を学べる機会を準備中です。ぜひ今後も、Foraからの発信をチェックしてみてくださいね。
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本日の講師

杉山大樹さん(すぎやん)|フリーランスファシリテーター

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教育・キャリア領域を中心に活動。日本財団高校生みらいラボの授業企画を担当。一般社団法人Fora、N高等学校、LifeisTechなど教育団体でのファシリテーター。「イケダハヤト×箕輪厚介対談in掛川」「UmeeT Live!」「Tech × Public Affairs」など、パネルディスカッションのファシリテーションを担当されています。

(1)今回の講座での目的

講義が始まる前に、全員で今回の目的を確認しています。
『失敗を受容できる場づくり』と題された講座内では、下記の2つを身につけること目的としました。

①自分の失敗も参加者の失敗も受容して、参加者が安心する場を作るためのマインドを身につけること。
②自分の状態や参加者の状態を把握(メタ認知)して、場を作るための基礎を身につけること。


講座生自身がすぎやんのファシリテーションを体験することで、
場作りの仕掛けを学べる点も、すぎやんの講座の特徴です。
ではさっそく講義に入りましょう!



(2)伝わるプレゼンの特徴とは?


ウォーミングアップとして、オンラインジェスチャーゲームを行った後、早速最強自己紹介決定戦が開幕!自己紹介をチームで発表し、代表を選出。作戦会議を実施した上で全体に向けて発表を行いました!

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短時間で考えた30秒間の自己紹介では、
いかに惹きつけられるかその場に合わせた工夫が出来ているかなどのポイントが重要になります。

振り返ってみると、優勝者の自己紹介も
参加者を巻き込む工夫や、場の雰囲気を確認して話すテンポを調整していましたね…!

伝わるプレゼンの特徴としては、
場に合わせて変えられる即興性、聞き手を巻き込む参加性が重要であると学びました。

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(あさやまゆいさんによるグラレコ)

(3)ファシリテーションに求められるプレゼン以上のこと

続いては即興トーク大会
しりとりで出てきた単語をテーマに、即興スピーチを行います!
即興と言われると、はじめは不安な表情の講座生も多く見えましたが、
やってみると意外と出来た!という方が多かったのではないでしょうか?

即興でのファシリテーションでは、予想外の出来事や失敗を楽しむ気持ちが重要。焦ったら、一旦場を止めてもいいので、まずは挑戦してみましょう。

ファシリテーションでは、以下のことが大事になってきます。
・参加者に合わせて語る内容や伝え方を変える
・聞きやすいだけでなく活動に参加しやすいかどうかに注意をはらう
・どんな体験を相手に持ち帰ってもらうかまで、設計をする
今回は、その重要性を学びました。

(4)ファシリテーションのポイントはオンライン・オフライン関係ない!

コロナ渦でオンラインでの場が増えています。
このFo-Labファシリテーション講座も全講座オンライン開催ですが、
ファシリテーションにおいて意識するべきポイントは大幅に変わりません。

オンラインでもオフラインでも、
コミュニケーションを円滑にすることを目的に設計することが重要。
失敗を許容することは、自分がやりやすく進めるための秘訣でもあります。


受講後の感想や学び

自分がどんなときにどんな気持ちを持つのかを理解しておくことは自己理解の第一歩。その練習として受講後にはかならずリフレクションフォームの記入を行います。
初めての講義でしたが、一人ひとりが楽しめただけでなく、学びを持ち帰ることが出来ました!

・確かに、うまいファシリって参加性と即興性あるなぁって実感しました!
自分なりの自分がやりやすいファシリができたらいいなと思いました。
・自分が楽になることが相手の楽にもつながることを大切にしたいと思いました。
・自分自身と、相手と、場と、につながることが、“良い”場作りになると学びました。


次回、11月4日は竹田 琢さんを講師に、『活かすために仕掛ける場づくり』をテーマに講座を開催します。今回、すぎやんのファシリテーションを身近で体感して、自分自身が目指したい場がイメージ出来た人もいるかもしれません。
次回は、その場づくりを達成するために必要な仕掛け方を学びます。

次回のレポートもお楽しみに!


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