仕事をしながら手札を揃える。金に向かわずデータを取る。
手札を揃える
料理業界というところは他の職業とは違い面白い特徴が1つあります。
それは賄いです。
賄いは殆どの飲食店が導入しているシステムで、食品の端材を使ってお昼ご飯を作るのですが、店舗としても昼ごはんに余計なお金をかけなくて済むし、スタッフが頭を働かせてより良いものを作るという自己成長にもつながります。
でも、多くの人がその機会をどのように捉えているでしょうか?
自己成長の先に何か目的を持っているでしょうか?
私はおもうに、技術をただ溜め込むだけだと身にならず自分の将来的な目標とリンクさせることで改善点が見出されより良い歩みを続けていけると思います。
とはいえ、仕事中に自分の能力を底上げできる練習があるなんてなかなか珍しい業態。
普通は給料をもらっているなら会社の仕事しかできません。
飲食業態はその特異なシステムが行動者の意識によって良くも悪くも個人の成長に強く働きかけ将来性を左右します。
何が言いたいかというと、、
人からお金をもらっている間に自分の武器となる技術を身につけておくことが重要
ということです。
自分がやりたいことを自分のお金でやるのであれば、挑戦の数だけ財布が空っぽになっていく。
でも、会社のお金であれば自分にはダメージが少ない。
もちろんそれを持ち帰ったり売ったりすることは業務上横領なのでダメですが、
会社が公認しているチャンスで自分の課題に集中することは、これから先自分の店を持った時にとてつもなくいい経験になります。
私は現在まだ企業に勤める料理人として働いています。
身の回りには食材や調味料はいっぱいあるし、自分の家では叶わない専門機器も沢山あります。
商品開発は主に会社でやり、上司や先輩に味や出来のアドバイスをいただいています。
自分が持っていない技術、経験をしている人もたくさんいるので本当にためになります。
ここで失敗した分だけ次につながる成長に変わるので積極的にチャレンジして失敗していっています。
また、味ももちろんですが調理過程の簡素化やスマート化もこの段階で試せるので、実店舗を持つまでにたくさんの経験ができると思っています。
仕事というのは意識の違いで本当にいろんな側面を見せてくれるし、チャンスを与えてくれます。
収益化せずにデータを取る
また次に私がしていることは、実際にその商品を販売するということです。
実際に自分が作った商品はお客さんにとってどう受け取られるのか。
味もそうだけど、自分のマーケティングはどう間違っているのか。
そう言った意味で現在BASEを活用しデータを取っています。
BASE出店者はBASEクリエーターというアプリを使いさまざまなデータを見ることができます。
購買者のリピート率やどのSNSからアクセスしてくれているのか、ショップをどれくらいの人が見てくれているのか などです。
実際に自分の店をやる時と条件はさほど変わらないので、借金をして店を立ててから頭を悩ませる課題を、毎月の給料をもらいながら同時進行できます。
また商品を作るにあたって食材費は当然かかっています。
お代は頂いておりますが、正直なところ売り上げはほぼありません。
でも現在はそれでいいと踏んでいます。
現在私は自身の認知度、梱包技術、販売促進方法、宣伝に大きな課題を持っています。
そんな中、利益重視の販売方法はきっと僕にはまだまだ早く、世に出回っている
「インターネット商売のコツ」的な本などを参考にして行動すると思います。
でもそれに何の意味があるのでしょうか?
あらかじめ答えが用意されているのやり方では将来的に自分自身に降りかかる様々な問題への対処法にはならないどころか、考える力が廃れていきます。
自分の店を持つということは必ず大きな壁にぶつかります。
そんな時にその壁を飛びこせたり壊したりできる武器が多くあると、経験からくる解決策や選択肢がとても多くなることでしょう。
世界は刻一刻と進化を続けて、昔よりも先が読みづらい世の中に変わっています。
そんな中で自分の足で強く立っていられるチケットを手にするのは、今のうちにいろんな方法にチャレンジして失敗を繰り返した経験のある人間です。
そのためにも目先のお金に目を奪われるのではなく、将来の投資的な意味も込めて、自身の行動が社会ではどういった意味をなすのかを実験する時間を確保することが必要です。
まとめます
今の行動と将来の目標とリンクさせて動こう
仕事もいいけど、その中で自分のことも踏まえて行動しよう
将来のことを考えて最初はデータ取得をメインに考えよう。その行動から派生する未来にお金は付いてくる
2020/3/8
働きたい飲食店を目指して目標に進んでいます。