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『幸せの三原則』と『不幸の三原則』を比べてみたら、とってもシンプルな良い習慣に気づいた。【考察日記】

人生には、
幸せな人不幸な人がいます。
その違いは何なのか?


もうすっかり新年明けてますが
おめでとうございます。

読書セラピストのタルイです。


ところで
いきなりですが、

あなたは
「不幸になる三原則」って
ご存知でしたか?

スピリチュアルカウンセラーの
江原啓之さんは、

不幸な人の特徴を
「不幸の三原則」として
以下のように挙げています。

【自己憐憫】
「私はかわいそう」
「私は不幸だ」
と、自分をかわいそうに思う気持ち。

【責任転嫁】
「自分は悪くない」
「他人のせいでこうなった」
と、自分の責任を他人に転嫁する気持ち。

【依存心】
「自分は一人では何もできない」
「他人に助けてもらうしかない」
と、他人に依存する気持ち。


以上のように、

自分を可哀想に思ったり
自分の責任を他人に転嫁したり
他人に依存する気持ちが強い人が

不幸な人の特徴
持っているとされています。


この江原啓之さんの説に
エビデンスらしきものは
見つけられませんでしたが

私の経験から
感覚的に理解できます。

自分を可哀想に思ったり
自分の責任を他人に転嫁したり
他人に依存する気持ちが強い人は

その周りから人が離れていきます。

よって不幸なのだと理解できます。



さて、これとは真逆で

世の中には『幸せの三原則』
というのも存在します。

それはアドラー心理学で有名な
アドラーの「幸せの三原則(三条件)」です。

【自己受容】
自分の良いところも悪いところも含めて、ありのままの自分を受け入れること。

【他者信頼】
他人を信頼し、他人と協力し合うこと。

【他者貢献】
他人のために役立ち、社会に貢献すること。


アドラーも心理学と名乗るわりには
エビデンスが存在しないことで
有名ですが

これも感覚で理解できます。

自分のことを認め
他人を信頼し
他人のために貢献しよう

とする人の周りには
人がたくさん集まりますからね。



ではここで、
2つの三原則をまとめると

不幸の三原則は
【自己憐憫】【責任転嫁】【依存心】

幸せの三原則は
【自己受容】【他者信頼】【他者貢献】


以上6つのキーワードが
出揃います。

今回はこの6つをキーワードを
考察することで

不幸に陥らず、
幸福になる方法があるのだろうか?


考察してみました。


◆幸せな人と不幸な人の違い

そもそも
幸せな人と不幸な人は何が違うのか?

幸せと不幸の三原則の
中身を分析することで

幸せな人と不幸の人の
心理状態を考察しました。

まず、
【自己憐憫】【責任転嫁】【依存心】
に陥っている

不幸な人の心理状態は、

【自己憐憫】
自分のことを認めることができず、他人からの承認ばかりを求めている状態

【責任転嫁】
自分の行動に責任を持ちたくないという逃げている状態

【依存心】
自分の力で何かを成し遂げようとする意欲が低い状態




これら不幸な人の心理状態を
一言でまとめるとするならば


【自立心の欠如】
といえるのではないでしょうか


自己憐憫は、
自分の力で何かを
成し遂げようとしないからこそ

他人からの承認を
求めるようになります。


責任転嫁は、
自分の力で問題を
解決しようとしないからこそ
他人のせいにすることで
逃げようとするようになります。



依存心は、
自分の力で何かを
成し遂げようとする
意欲が低いからこそ

他人に頼ろうとする
ようになります。



つまり、不幸な人とは

自分の力で自分の人生を
切り開こうとする意欲や
能力が欠如している。


そのため、
自分の人生をコントロールできず
他人や環境に振り回され

結果、
不幸な人生を送ることになる。



もちろん、
自立心があっても
不幸な人はいますし

自立心がなくても
幸せな人はいるでしょう。


しかし一般的に、

自立心が強い人は
自分の人生をコントロールし

幸せな人生を送れる可能性が高い
と考えます。


では逆に
幸せな人の心理状態は何だろうか
考えてみました。



⚫️【他者との共同体感覚】

これは不幸の三原則と
比較するかたちで
幸せの三原則を考えてみます。

【自己受容】
自分のことをありのままに
受け入れることで
他人からの承認ばかりを求めなくなる。

【他者信頼】
他人を信頼することで
他人に責任転嫁する必要がなくなる。

【他者貢献】
他人のために役立ち
社会に貢献することで依存せず
自分の存在意義を感じられるようになる。

このことから

幸せな人は、
自分のことを認め
他人を信頼し
他人のために貢献しよう


とする姿勢があるといえます。

そしてどうやら、
幸福な人の心理状態は
【他者との関係性】
にありそうです。



アドラーの言葉を借りるなら
これは「共同体感覚」です。


共同体感覚とは

自分と他者を分け隔てなく捉え
他者と協力して
社会に貢献する気持ち

のことです。




◆なぜ、『自立心』と『他者との関係性』が育たないのか?


『自立心』と『他者との関係性』が
育たない理由

様々な要因が考えられます。


例えば、
親が子どもに対して
過保護になりすぎることで
子どもが自分で考えることを
しなくなり

自立心が育たなくなることは
あり得ます。

また、
子どもが自分の意見を
言いにくい環境で育った場合

共同体感覚が
育たなくなることがあり得ます。


もちろん
家庭環境だけではないでしょう。


職場でも上司ガチャで
恵まれないことも多いにあります。

不幸な出来事が続けば
誰だってメンタルはやられます。


ですが、
ここまでで一旦
私の考えが止まりました。



気づいたのです。

この原因を考えている時点で
不幸の三原則の心理状態に
なってしまうということを。


【自己憐憫】【責任転嫁】【依存心】

これらは原因分析を
すればするほど
沼に陥りるのです。


アドラーのいう
原因論ではなく目的論は
まさにこの通りなんです。


原因論では、
人間の行動は過去の出来事に
よって決定されていると捉えます。


そのため、
人間の行動は
受動的に決定されているものであり

コントロールすることは
難しいと考えられます。


目的論では、
人間の行動は自らの目的によって
決定されていると捉えます。

そのため人間の行動は
能動的に決定されているものであり
コントロールすることは
可能と考えられます。


目的を整理します。

『自立心』と『他者との関係性』
を育てること


そのために一番効果的な解決策は
次の提案になります。


◆解決するシンプルな方法『レジリエンス』


レジリエンスとは、

困難や逆境にあっても
しなやかに立ち直り成長する力です


レジリエンスを高めると
自立心の欠如と他者との関係性は

以下のような変化が起こると
考えられます。

⚫️自立心が向上する

レジリエンスが高い人は
困難や逆境に立ち向かう
ことができます。

自分の能力や価値を
高く評価するようになります。

また他者に対しても、
自分と同等かそれ以上の存在だと
見なすようになり

依存的・受け身な姿勢から
自立的・積極的な姿勢へと
変化していきます。

⚫️他者への信頼や尊重が高まる

レジリエンスが高い人は
困難や逆境を乗り越える中で
他者からのサポートや助けを
必要とすることも多くあります。

そのため、
他者への信頼や尊重が高まり
他者との協力や協働を
重視するようになります。



⚫️レジリエンスはどうやって高められるか?

以下のようなものが挙げられます。

・自分の強みや価値観を書き出す
日記をつける
瞑想やヨガをする
信頼できる人に相談する

もちろんこれらは
効果的な方法だと思いますが

レジリエンスは、
自律神経のバランス
取れている人ほど高まります。


交感神経が優位になると
心拍数や血圧が上がり
呼吸が浅くなります。

また、筋肉が緊張し
消化器系の働きが低下します。

このような状態が続くと
疲労やストレスを感じやすくなり
レジリエンスが低下します。

一方で副交感神経が優位になると
心拍数や血圧が下がり
呼吸が深くなります。

また、
筋肉が弛緩し
消化器系の働きが活発になります。

この状態が続くとリラックスして、
心身が回復しやすくなります。

そのために
自律神経のバランスを整えることが

レジリエンスの土台作りには
欠かせません。

赤丸の土台づくりがレジリエンスには必要


自律神経のバランスを整えるには、

規則正しい生活
十分な睡眠
適度な運動、
ストレス解消法の身につけ


などが有効です。


私のおすすめの
自律神経を整えて
レジリエンスを育てる方法は

公認心理師の浅井咲子さんの書籍が
わかりやすく実践しやすいと思います。

詳しくはこちらの記事でまとめました。



私が実践していて
一番効果を感じるのが
「温冷交代浴(交互浴)」です。

「温冷交代浴」とは名前の通り

サウナ水風呂を交代に入る

お風呂お湯冷水に交代に入る

または温かいシャワー
冷たいシャワー
交代に浴びる


これら温冷交代浴が
交感神経と副交感神経の
バランスを整え

ストレスや不安を軽減するのに
役立ちます。


私は温冷交代浴を総じて
『マインド風呂ネス』
と呼んでますが

どういうわけか
ぜんぜん流行りません。

キャッチーなネーミングなのに…



◆まとめ

・幸せな人と不幸な人の違いは
自立心と他者に対する姿勢でした。

・改善策はレジリエンスを育てる

・そのための土台づくりは
 温冷交代浴がおすすめ


ちょっとここで
私個人の話を書きます。


私が温冷交代浴を習慣化したのは

コロナ禍の時でした。

コロナ禍直後に仕事の大半を無くし
収入の3/4を失ったときです。

ちょうどnoteを始めた
きっかけの時期でもありました。


毎日のように銭湯かサウナに
入り浸り

自問自答を繰り返す毎日です。


(こうなってしまったのは
今までの仕事のやり方に 
問題はなかったのか?)

(これから先はどうしようか…)

(他にどんな仕事が
自分にできるのだろうか?)


そして何百回目の
水風呂に浸かり
椅子に横たわって
悟ったのです。


あぁ、自分はどうやっても
自分を嫌いなれないんだな…



何をどう考えても
自分で自分を不幸な人とは
思えなかったのです。

いや思いたくなかっただけかも
しれません。


この心理状態を
「自己愛」というのか
「自己肯定感」というのかは
いまでも定義はできてません。


ただ、そう思うと
自律神経を整えることにだけに
興味が集中できました。

タバコもお酒もカフェインも
自分で自分を傷つける
自傷行為のように思えてやめました。


習慣が変わることで人間関係も
自然と整理されていきました。


この生活を初めて3年目の去年は

ついに
幸福を追求することもやめました。



そもそも私は
自分で自分を不幸だと思ってませんし

不幸の三原則も当てはまってません。

では幸福なのかと視点を変えてみても

他者との関係性において
幸福になりたいから
共同体感覚を持とうとも
やはり思ってません。

なぜならば
幸福になることを目的としてしまうと

その手段として
【自己受容】【他者信頼】【他者貢献】
することになっちゃいます。

これでは自己ではなく
他人からの評価ばかり
受け入れるようになり

他者信頼を得るために
おだてたり、ご機嫌を伺ったりと
相手をコントロールしたくなり

自己犠牲を伴いながら
他者貢献しちゃう

そんな毎日になっちゃうでしょう。


その事実に気づいた時には

(こんなにも思ってるのに
 誰も評価してくれない)

と、容易に
【自己憐憫】【責任転嫁】【依存心】 
している自分が想像出来ます。


私の生き方が
「自分らしく生きる」

ということなのかは
私自身わかってませんが

「自分を大切に生きる」
ことは出来ているような気がします。


もちろん
温冷交代浴をやったからとして
レジリエンスが育ち
幸福になれるかは保障しかねます。


ですが、そこに
喜び安らぎはあります。

私にとってはシンプルで
とても尊い習慣になったのです。


この記事が、
あなたにとっての
良い習慣づくりの
参考になれれば光栄です。

◾️◾️参考になる本◾️◾️

最後までお読みいただき
ありがとうございます。


他にも良い習慣をお持ちの方は
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