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「アメリカを支配する女」 ウィリアム・ブランハムの予言 (日本語訳)



アメリカの選挙戦が、
どんどんドラマチックになってきて、
この予言を思い出すよねえ、
と牧師と話していました。
いっそのこと、訳してみようかな、
と軽々しく言ってみたものの、
思ったよりも長くって、
ひいひい言いながら訳しました。
わたしの訳はあやふやなので、
疑問におもわれる部分がありましたら、
どうか原文をご覧ください。



 
 【以下は、ウィリアム・ブランハム(1909-1965)の説教から引用した言葉に、日本語訳をほどこしたものです】


1960年7月16日 オレゴン州クラマズフォールズにて 「そのとき以来」より


 そう…… この集会のなかで、すべてを語り尽くすことはできないでしょうね。あれは、1933年のことでした…… ここは女の国です。13という数字を背負っている。黙示録の13章に登場しますし、13の星、13の縞模様、それから…… すべてが、13です。すべてが女だ。

 いいですか、覚えておいてくださいよ。主はこう仰せられる、終末を迎える前に、女性の支配者が現れるであろうと。彼女は大統領になるかもしれませんし、副大統領になるかもしれません。それとも女性を象徴する、カトリック教会のことかもしれません。わたしは彼女を見たのです。大いなる女性で、国家が彼女にひざまずきました。主はこう仰せになられる。書きとめておきなさい、そうすればわかるでしょう、お若い方々よ。ほんとうに起こるか、見ていなさい。もし起こらなかったなら、わたしは偽預言者です。



1957年1月20日 インディアナ州ジェファーソンヴィル 「神は約束を守られる」より


 もし初期教会がカトリックだったというのなら、なんで彼らは変わってしまったのでしょう。初期のカトリックが非難したものを、どうしていまのカトリックは受け入れたのでしょう? 「ここは女の国だ」、それがいまのスローガンであり、風潮です。そうですとも、その通りです。

 わたしは推測します、彼女は偉いひとになるだろうと。今晩ここにいる、お若いひとたちよ。ブランハム兄弟がこう言ってたと、覚えていてくださいよ。わたしは1933年からそう言っていたんです、あの時、主が来られるのを見たときから。またあのとき、自動車がどんどん進化して、卵のような形になっていき、ついには完全に卵形になるさまも見ました。あなたがたの中にも、ご存知のかたがおられるでしょう? 古い印刷物だとかに書いてありますものね。あの朝、われわれは小さなメソニックテンプルで、いや、あそこの、道向こうの孤児院でだったか、集会をひらいていました。わたしは、ある女性が立ち上がるのを見たのです。とっても俗っぽく、でも国家を支配していました。わたしは推測するのですが、彼女はアメリカ合衆国の大統領になるか、なにか大いなる権力を掌握するかでしょう。この世が完全に無に帰するまえに。わたしが言ったことを、覚えていてくださいよ。

 さあて、なにが起こるか、気をつけてないといけません。イゼベルは、アハブを支配していました。彼をふりまわしていたのです。昔はね、飲んだくれのパパが出かけているあいだ、可哀そうなママが赤ちゃんを見ていたものですけれども。いまでは飲んだくれの女性が出かけているあいだ、可哀そうなパパが赤ちゃんの面倒を見ていますものね。これはジョークじゃありません。ほんとのことです。正しいひとたちについて、語っているのではありませんよ。違いますとも。この世の風潮について、語っているだけです。

 いいですか、またもきらびやかな時代が…… アハブの時代をご覧なさい、あの国がいかに栄えたか。おお、黄金時代でしたよ。イスラエルはアハブのもとで繁栄したのです。でもほんとうに支配していたのは、裏から操るあの偽善者、イゼベルだったのですがね! それこそ…… あなたがた、聖書学者たちはご存知でしょう。アハブはイゼベルと結婚して、ユダヤ教に、偶像崇拝を持ち込んだのです。暗黒時代に。プロテスタントもまた、カトリックと結婚し、ふたたびクリスチャンの教会に、偶像崇拝をもたらした。

 いまでは、いいですか、プロテスタントの教会は、娼婦と呼ばれています。というのはカトリック教会も、売春婦と呼ばれていたからです。どちらとも、どっこいどっこいなのですから。火から火へと飛び移っているようでは、消火活動なんてできませんよ。



1961年3月12日 ヴァージニア州リッチモンド 「ジェホバ・ジャイラ」より


 わたしは言ったのです、「わたしは見た、アメリカ合衆国に、大いなる権力を戴いた女性が現れるのを」と。だってここは、女の国。紙幣にも女の絵姿、すべてが女の国ですから。そうですとも、彼女は女神です。あなたがた、クリスチャン女性ではありませんよ。わたしが話しているのはね、ショーツだのなんだのを履いて、通りをゆきかうフラッパーたち。彼女たちときたら、アルコールの密造業者たちなんかよりもずっと、生ける神の教会に、男たちに、ダメージを与えることができるんですからね。

 というのも、アメリカが、女の国だからです。女の絵姿だし、その番号は13番。13の植民地に、13の横縞、13の星、13ばっかり…… すべてが13。13と女。ね?

 わたしは見たのです、偉大な女が立ち上がるのを。目にはうるわしく、心は残酷。それは教会です。彼女がやってくる。

 それからアメリカが、粉砕された石ころみたいになって、吹き飛んで、黒煙を立てているのを見ました。予言のうちの、5つはもう成就しています。あと2つがまだだ。予言されてから、もう21年になりますよ。5つがその通りになったのだから、ほかの2つもそうなるでしょう。わたしにはそうなるのが見えるのです。おお、生ける神の教会よ、悔い改めて、来らんとする怒りから逃れなさい。友たちよ、ほんとうの福音に戻りなさい。メソジストのあなた、バプティストのあなた、ペンテコステ派のあなた、ほかのみんなも揃って、心から神に帰りなさい。時はもう短い。


1961年8月6日 インディアナ州、ジェファーソンヴィル 「ダニエルの70週」より


 さあて、いいですか。このアメリカに大きな、恐ろしいことが訪れる前に、7つのことが起こるだろう、とわたしは言いました。

 いいですか、それが始まる前のことですよ。わたしは第二次世界大戦が起こるだろう、と言いました。そのことを覚えているひとがいたら、アーメンと言ってください。(会衆がアーメンと言う)そうでしょうとも。第二次世界大戦! わたしは言ったのでした、「いまの大統領は……」これは古い記録からとってきたんですがね、もう昔のはなしですから。あのときの、「いまの大統領」とは誰だったか、覚えていますか。(あるひとがフランクリン・ルーズヴェルトと言う)フランクリン・D・ルーズヴェルト。わたしは言ったのです、「今の大統領は、4期目まで務める」その時はまだ1期目だったのですね。「そして第二次世界大戦に突入する」と。

 わたしはまたこう言いました、「いまイタリアに登場した独裁者、ムッソリーニは、権力を掌握する。彼はエチオピアに行き、エチオピアは彼にひざまずく」。ここにいる皆さんも知っているでしょう、このことを語ったせいで、わたしがあそこのレッドマンズホールで説教していたときに、ひとびとが立ち上がり、わたしを追い出そうとしたのを。(ウィルソン姉妹がアーメン、そうですとも、と言う)そう、そう。ミセス・ウィルソン、あなたも……(そうですとも)そうですとも。わたしがそう言ったとき…… ムッソリーニはどうなりましたか。「けれど」とわたしは続けました、「彼は、恥ずべき死をむかえる」その通りになりましたね。ムッソリーニとその愛人は、逆さまに縛られて、足を上にして、服がめくれ上がったまま、通りに吊るされたのでした。そうですとも、その通りになったのです。

 それからわたしはこうも言いました、「女性は選挙権を与えられる。それはまったくもって、この国を損なうことになる。選挙によって、いつの日か、誤った男を選び出してしまうことになる」 前回の選挙で、その通りになったではありませんか。なんてこった。4番目は、(科学が進歩して……)、いや、それは3番目だった。すみません。

 その次はね、4番目の予言です。「われわれはドイツと戦争することになる。ドイツはコンクリートの巨大建造物を作り、みずからを守るであろう。アメリカは痛い目に合う」いまわたしがみ前に立つ、全能の神はご存知です。わたしは見たのです、ひとりひとりのナチスたちが、こういうふうにアメリカ人を蹴るのを、あの壁のところで。(あるひとがアーメンと言う)このなかにいる青年たちにも、ジークフリード線で戦ったひとがいるでしょうから、お分かりになるでしょう。(アーメン、分かりますとも、アーメン)いいですか、あれはジークフリード線が作られる11年前だったのですよ。神は真実ですか?(会衆がアーメンと言う)神はいまでも、未来に起こることを告げてくださるでしょうか? (アーメン)見ていなさい。これが4番目です。

 それから5番目。「科学はめざましく進歩して、ハンドルで操縦しなくてもよい車が登場する。終わりが近づくにつれ、車はどんどん卵のような形になって行く。アメリカの家族が、ドライブを楽しむ姿がみえた。車は広い道をゆく。彼らはハンドルに背を向けて、座っている。カードゲームかチェッカーかなにかをして遊んでいるようだった」 それも実現しています。テレビの中で。科学だとか、技術だとか、すべてね。車はもうある。リモコンで、レーダーで操作するような車が。ハンドルなんて必要ありません。ダイアルをこうやって、電話みたいに合わせれば、車がそこに連れていってくれる。接触事故も起こらない。なんにも。磁力でほかの車にぶつからないようになっている。ね、もう出来てるんです。おお、なんてこった。考えてもごらんなさい。30年も前に、それが予測されていたのですからね!

 それから、ケネディー大統領の当選について、語りましょうか。この車は進んできて、7つのうちの5つまでもを、その通りに叶えてしまったのですからね。

 それからわたしは予言していいました、「偉大な女性が立ち上がるのを見た。美しい身なりで、とても高貴な紫色の衣装で身をつつんでいた」。そしてここに、括弧書きで挿入したいのですが、「(彼女は合衆国において、偉大なる支配者であった。カトリック教会なのかもしれない)」 女、ある女性。それがカトリック教会になるのか、わたしには分かりません。言うことはできません。わたしが見たことだけ。わたしは女性を見ました、それだけです。

 そしてここは女の国です。この国は13という数字の国、予言においても。13の横縞、13の星、13個の植民地からはじまった。13、13、すべてが13。黙示録の13章にでてきさえする。彼女は13。そして女の国です。

 アメリカの離婚裁判所では、どこの国よりたくさんの女性が離婚する。この国の道徳は低く、離婚率は、イタリアよりフランスよりも高い。道端で売春がおこなわれているあの国々よりも。あそこで売春するのは、売春婦だが、こちらでは既婚女性が複数の男と暮らそうとする。また既婚男性が、複数の女と暮らそうとする。

 一夫多妻制の認められた国の状況のほうが、千倍もマシですよ。とはいえ、一夫多妻制は過ちであるが。どれだけわれわれが、堕落しているか、ですよ。

 新聞から切り抜いておいたんですがね、先の戦争で、アメリカの青年たちが海外に行ったとき、その70パーセントが。いや、待てよ、4人のうち3人だったかな、帰還する前に、妻から離婚されてしまったのだそうです。大きな見出し文字に、こう書いてありました。「アメリカ人のモラルはどうなってしまったのか?」それ、覚えていますか? (会衆がアーメンと言う) 皆さん覚えてらっしゃるようだ。「アメリカの女たちのモラルはどうなってしまったのか?」 男たちをもてあそんだりして。ここは女の国。なにがあるでしょう? 女の神、または女神さま。

 さて、そして振り返ると、アメリカ合衆国が煙を上げて燃え、吹き飛ばされた岩みたいになっているのを見ました。火がついた丸太みたいに、燃えていました。激しく燃えさかっていました。見渡すかぎり、すべてが吹き飛ばされていました。そして幻が終わったのです。それらの幻のうち、5つのうち3つが、いえ、7つのうち5つがもう実現しました。

 そうしてみると、なんだか分かるんですね。これから言うのは、わたしの推測であって、主が仰有ったことではありません。でもあの日、わたしは教会に向かって言ったのでした。「物事が進むスピードを見ていると……」わたしは壁の端から、もう一方の端まで走っていって、こう言ったのでした。「物事が進むスピードを見ていると、その時というのはきっと…… わたしが何故こんなことを言っているのか、自分でもわからないのですが。きっといま1933年から、1977年のあいだには起こるのではないかと」

 そして自分では知らなかったのですが、とはいえ神様はご存知でしたが、昨日初めて知ったのです。1977年はヨベルの年だということを。神がイスラエルに与えられたのと、まるきし同じだけの時間が流れたということです。終わりの時にね。われわれはいま、終わりの時代を生きています。70週の始まりに。教会がいつ去るのか、その時は分かりません。おお、なんてことでしょう! 友よ、われわれになにが出来るでしょう? われわれはどこにいるのでしょう? いまどこにいるか、分かりますか? ダニエルの70週が、分かるようになりましたか?

 さあて、これから封印だとかを学ぶようになったらね、封印を解くようになったら。第一の封印を解くと、弓を手にした、白馬の騎手がやってくる。それが誰だか、ちゃんと気をつけていなさい。蒼白い馬がそれに続きます。ね、それが誰なのか、気をつけていなさい。彼らがどういうふうにやってくるか、気をつけていなさい。それからあの144,000人。あの眠れる乙女にも、気をつけていなさい。これらすべてのことが起こるのを、気をつけていなさい。災いが、怒りが注がれるのを、3つのカエルのような汚れた霊を。気をつけてみていなさい、それらが災いと、どういうふうに呼応しているかを。封印が解かれるたびに、災いが注がれて、破滅がやってくるのです。この終わりの時代になにが起こるかを、気をつけて見ていなさい。


1955年5月1日 イリノイ州シカゴ 「聖なる者たちにいちど伝えられた信仰」より


 ある日、日曜学校に向かおうとしたら、幻がわたしを捉えました。わたしは言いました、「さて、これから3つの、大きなイズムが現れるだろう。それらは、もう存在している。ひとつめは、ローマにあり、それはファシズムである。もうひとつはドイツに、それはナチズムだ。そして最後のものは、ロシアに。それはコミュニズムである」「これら3つの大きなイズムは、偽預言者と竜の口から出てきた、汚れた霊である。かれらはお互いに連帯して、語るべきでないことを語り、お互いを打ち負かして、ついにはひとつのイズムへと集結する。それはコミュニズムであろう。コミュニズムは、バチカン市国を燃やす」それからわたしは言いました、「終わりが来るまえに……」さて、いいですか、覚えていてくださいよ。「終わりが来るまえに」とわたしは、23年前に書いたのです。「終わりが来るまえに、この国に、偉大な支配者として、女性が立ち上がるであろう。彼女は大統領か、それのようなものになって、偉大な女になるであろう。そしてその頃、主が来られる直前には、自動車は卵のような形になる」さていいですか、覚えていてください。あれは1932年だかのことでした。それからどんなことが起きたかを。われわれはどんどん終わりに近づいているのですよ。そうですとも。

 大きな迫害が、われわれの違いを取り去って、ひとつの人へとまとめてくれるでしょう。どんな人間にも、できないことです。人間には、大きすぎる仕事だ。神ご自身がなさってくださるのです。いつの日か、わたしたちはひとつになる。アーメン。おお、わたしはそれがとても嬉しい。そうじゃありません? このすべてが終わったら? いまひとびとは、あちらこちらに散らされています。あのペンテコステの日から、33年も経って、思い返してみれば。ここでちょっと言っておきたいのですがね。われわれは、ペンテコステという言葉を誤って使っていはしませんか。わたしはあまり好きではなかった、このペンテコステという言葉が。われわれはペンテコステびとではありません。決して。ペンテコステびとは、侮辱するひとたちの方でした。ペンテコステの祭りに集まってきたひとたちの方です。ペンテコステの祭りで、礼拝をしていたひとたち。教会のことではない。われわれは初子の教会です。われわれが神の御国にいるのです。ペンテコステの祭りに、礼拝をしにきていたひとたち、彼らが、聖霊に満たされたひとたちを笑い者にしたのです。ペンテコステびとではない。ペンテコステびととは、祭りを祝いに集まっていた、ユダヤ人のことだ。これはちょっと目新しいでしょう。名前が、移っていったのです。ね?

 けれど主の祝福は、教会の上にありました。使徒たちも、大きなリバイバルを起こしました。それが絶えてしまうなんて、信じがたいことだった。だって思いもしないでしょう。モーゼがイスラエルの民を連れて紅海を渡り、神が天からマナを降らせて、あんなにもすごい奇跡をたくさん見たというに、ひとびとがそれを忘れてしまえるなんて。けれども30日、いや、40日も経たずに、彼らは忘れてしまったんです。ユダは彼らに告げています。「愛する者たちよ、ひたすらに、あなた方へ書き送ります。聖なる者たちに一度伝えられた信仰のために、戦ってくださいと」 さて、ここにいるわたしたちは、それぞれメソジスト、バプティスト、長老派、カトリック、それぞれ違う教団のものでしょうけれど。わたしにとって、そんなこと関係ありません。生まれ変わったひとなら、あなたは心からクリスチャンなのです。


1960年12月4日 インディアナ州ジェファーソンヴィル 「イエス・キリストの啓示」より


 1933年に、主が与えてくださった予言を見てみましょう、その通りになったかどうか。「女性に選挙権が与えられる。そして誤ったひとを選び出してしまう」 7つの予言のうち、5つがもう成就しました。お次は、偉大な女性です。教会か、権力か、なにか。合衆国をのっとって、支配する。それからアメリカは灰のようになって、横たわり、終わりを迎える。それが終末である。

 自動運転ができる機械が現れる、と。運転手もいらない。その予言はもう成就しましたね。11年間……

 聖霊がわたしに言いました。新聞にも載っていますから、否定できはしない。聖霊が言ったとおり、新聞にも載っている。

 マジノ線【訳注:ジークフリート線の誤りだとおもわれる】が建設される11年前に、わたしは言いました。「ドイツが…… アメリカを…… ルーズヴェルト大統領は喰えないやつだ……」そうでしたとも。彼はね。

 【訳注:ジークフリート線が建設されたのは、1938-39年であり、予言は1933年に語られたもののため、これは勘違いと思われる。ウィリアム・ブランハムは貧しいアイルランド系の家庭に生まれ、7学年で学校を中退しなくてはならなかった。このような勘違いや誤りは、たびたび見受けられる】

 あなたがた、民主党員の気持ちを、傷つけたくはありませんがね。でも言わせてもらいたい。わたし自身は民主党員でも、共和党員でもありません。いま語っているのは、イエス・キリスト、神の子についてです。わたしは民主党員でも共和党員でもなくて、クリスチャンです。だからなんであれ。気をつけていただきたいのですがね。
見てごらんなさい、この間のことです。なんてひどい裏切り者たちなんでしょう。機械に小細工を弄して、ニクソンに投票しようとしたひとたちの票を、他のひとに振り分けてしまうなんて。そのことを読んだひとはいますか? まったくもってねえ、新聞やニュースはその話で持ちきりですよ。なんて時代に生きているんでしょう。

 キリストの他に、正直なものなんてありませんよ。アーメン。おお、あのすばらしい古典、聖書よ! そうですとも。あの本だけが、あなたが誰なのか、どこから来たのか、そしてどこへ向かっているのかを、教えてくれるのです。おお、神はなんて愛おしいかただろう。ねえ。(会衆が、アーメンと言う)

御父の信仰、御子の信仰
聖霊の信仰、すべてはひとつ
悪魔は震える、罪びとは目覚める
ジェホバの信仰は、すべて揺るがす


1960年12月11日 インディアナ州ジェファーソンヴィル 「ラオデキアの教会時代」より


 「強い女が現れる! さあ、覚えていなさい! これはテープに録音されているんですからね。強い女、偉大な女、彼女は大統領になるか、それともカトリック教会を象徴しているのか(わたしはそちらだと思う)、この国に現れて、支配するようになる。この国は女の国だから。旗は女性が作ったもの、13という数字です。この国はまず13の星をまとい、13の横縞、13の植民地から始まった。すべてが13、13、13です。銀貨にはいまも13の星が。すべてが13、13という数字です。黙示録の13章に現れさえする。完全に13だ! すべてが「女、女、女、女、女」といった調子。彼女は役職を、ハリウッドを、国家を、すべて我が物とした。男女同権といってね。男のように悪態をつき、男のように酒を飲み、なんだってする。こんな女性崇拝のせいで、カトリック教会のいいカモになってしまう。彼らはすでに女性崇拝者ですからね。

 不道徳な女性は、悪魔の持っている最高の疑似餌です。酒場なんかより、ずっとタチが悪い。国中の酒場を集めたよりももっとたくさんの魂を、地獄に送ることができる。そうですとも。

 善い女は男の冠、と地球でいちばん賢い男が言いました。善い女性は、尊ばなくてはなりません。「けれど悪い妻は、血のなかの水のようだ」と。血はそのひとの生命なのに! 善い奥さんのいる男性がたよ、すばらしい奥さんをいただいたこと、神に感謝しなくてはなりませんよ! 神さまが男に与えたもうた最高の助け手が、女なのですから。けれどもしそれが……


1960年12月5日 インディアナ州ジェファーソンヴィル 「エフェソの教会時代」より

 
 さて、ここに書いてある。「その時、合衆国に偉大な女性が現れる」彼女の装いは美しかったが、心は残酷だった。この幻の記録に、もう黄色くなった紙で、注釈がしてあるのですがね、「(もしかするとカトリック教会かもしれない)」と。それから女性に選挙権が与えられ、間違った男を選びだしてしまう、と。その通りになりましたね。ここに書いてある、「それが始まりである」。

 またこうも書いてある。それからすぐに、わたしはこの国が煙みたいにくすぶって、粉々になった姿を見ました。ほかの事柄が実現したのなら、これだって実現するに違いない。わたしがいま、こうしてジェファーソンヴィルの皆さんに、このことを語っているのはね、わたしがまた、宣教旅行に出かけようとしているからなんです。いつわたしが、取り去られるか、いなくなるか、わからない。わかりませんよね。だから教会の皆さんに、いま生きている時代を、確認しておきたかったんです。全能の神さまが、わたしにそのことの責任を問うておられますから。

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