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キリストと生きる日常について (散文)

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ただイエス・キリストと生きているわたしの日々を、誠実に、飾ることなく、じぶんの言葉で書くことが出来たなら。
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2022年12月の記事一覧

こゝろの割礼

こゝろの割礼

 あまりにも長い間、敵に踏みにじられるのを許してしまった。忙しさと倦怠感がうすい皮膜のように重なって、キリストというひとを遠く、ふれられもしない、なにか現実味のない存在に遠ざけてしまった。頭ではなく、心で彼を感じることが出来ないので、短歌を作ることも、文章を書くこともできなかった。そこを押し通してしまうなら、わたしは偽善者になってしまう。   

 流行り病の後遺症だったのだろうか、だるさと頭痛が

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