見出し画像

はじめまして、F.MED株式会社です。

マイクロサージャリーについて

 皆さんこんにちは。F.MED株式会社代表取締役の下村です。

 突然ですが、皆さんは「マイクロサージャリー」という言葉を耳にしたことはありますか?ない、という方が一般的だと思います。私は過去医療機器の業界で長く仕事をしてきましたが、そんな私も数年前までは知りませんでした。
 マイクロサージャリーとは、「文字通り、マイクロ(微小)+サージャリー(外科)、すなわち微小外科のことです。(中略)私たちの体の中には肉眼では見えにくい細い血管やリンパ管や神経などが多く存在します(むしろ細い方が多いのです)。手術の際に、このような細いものをつなぎ合わせる必要がある場合に、手術用の顕微鏡を用いて1-2mm程度の細い血管やリンパ管の吻合、あるいは神経縫合を行います。(日本マイクロサージャリー学会ウェブサイトより)」と説明されています。つまり、極細い血管等を縫ってつなぎ合わせる手術の技術のことを指します。

マイクロサージャリーの手順


 マイクロサージャリーでは、髪の毛よりもずっと細い糸を使い、血管に通し、結び目を作る作業を6回ほど繰り返します。一見単純そうで実は非常に難しく、習得には年単位でひたすら練習する必要があります。そのため、実施できる医師や医療機関が限られているのが実情です。
 皆さん、小学校の家庭科の授業で針の穴に糸を通せなくて困ったことはありませんか?穴が見えない、手が震える、その結果糸の先端がふらふら、、、。こんな経験からも、ピンセットで糸を通して結び目を作るマイクロサージャリーがいかに困難な技術か想像できると思います。

見えぬ穴、震える手、定まらぬ位置


 私達は、技術的に困難な故に実施できる医療機関が少なく、治療を受けられないもしくは、そもそもマイクロサージャリーを知らないという患者さんが多くいる現状を、ロボットの支援で変えていきたいと考えています。ロボットの支援でマイクロサージャリーを実施できる医師や医療機関を増やし、その結果マイクロサージャリーで救える患者さんを増やしたいと願っています。
 マイクロサージャリーはどんなことに使われるか?ロボットとはどんな物か?そもそもF.MEDとはどんな会社なのか?そういったことを今後アップデートしていきたいと思います。