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目標4.質の高い教育をみんなに[40歳からのSDGs]

目標4は、教育の話になります。あらゆる世界の課題も教育を通して知ることができれば、一人ひとりが役割を感じ、世界が変わりやすくなるのではないでしょうか、そういう面でもSDGsのゴールを達成するために1番大事なポイントだと思いました。自分の子どもにも伝えたい教育ってありますよね。

ポイント

・質の高い教育機会を得ることは、持続可能な開発を生み出すための基盤

・学校に通えていない子どもは2億6,500万人に上り、うち22%は小学校就学年齢の子どもたち。

・学校に通えている子どもでも、基本的な識字・算術能力が欠けている懸念がある。

・質の高い教育が欠けているのは、十分な訓練を受けた教員の不足、校舎の劣悪な状況、農村部の子どもに提供される機会に関連する公平性の問題が挙げられる。

・貧困家庭の子どもに質の高いや教育を提供するためには、奨学金制度や教員養成ワークショップ、校舎の建設、学校への水道と電力の供給改善に投資する必要がある。

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国連の声明も記載します。

「目標4.すべての人々に包括的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する」

質の高い教育機会を得ることは、持続可能な開発を生み出すための基盤です。包摂的な教育へのアクセスは、生活の質を改善するだけでなく、世界の最も大きな課題に対する革新的な解決策を考察するために必要なツールを各地の人々に与えることにも役立ちます。

学校で通えていない子どもは現在2億6,500万人に上りますが、そのうち22%は小学校就学年齢の子どもたちです。また、学校に通えている子どもでも、基本的な識字・算術能力が欠けています。過去10年間で、あらゆるレベルの教育へのアクセス改善と、特に女性と女児の就学率向上に向け、大きな前進が達成されました。基本的な読み書きの能力は大幅に向上しましたが、普遍的な教育目標を達成するためには、さらに長足の進歩が必要です。例えば、世界は初等教育で男女の平等を達成しましたが、すべての教育レベルでこのターゲットを達成した国はほとんどありません。

質の高い教育が欠けている理由としては、十分な訓練を受けた教員の不足、校舎の劣悪な状況、農村部の子どもに提供される機会に関連する公平性の問題が挙げられます。貧困家庭の子どもに質の高い教育を提供するためには、奨学金制度や教員養成ワークショップ、校舎の建設、学校への水道と電力の供給改善に投資する必要があります。

事実と数値

・開発途上国の初等教育就学率は91%に達しましたが、まだ5,700万人のこどもが学校に通えていません。

・学校に通えていない子どもの半数以上は、サハラ以南アフリカで暮らしています。

・小学校就学年齢で学校に通っていない子どものおよそ50%は、紛争地域に住んでいるものと見られます。

・全世界で6億1,700万人の若者が、基本的な算術と読み書きの能力を欠いています。

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169のターゲットも記載します。

4.1  2030年までに、すべての子どもが男女の区別なく、適切かつ効果的な学習成果をもたらす、無償かつ公正で質の高い初等教育及び中等教育を修了できるようにする。

4.2  2030年までに、すべての子どもが男女の区別なく、質の高い乳幼児の発達支援、ケア及び就学前教育にアクセスすることにより、初等教育を受ける準備が整うようにする。

4.3  2030年までに、すべての人々が男女の区別なく、手頃な価格で質の高い技術教育、職業教育及び大学を含む高等教育への平等なアクセスを得られるようにする。

4.4  2030年までに、技術的・職業スキルなど、雇用、働きがいのある人間らしい仕事及び起業に必要な技能を備えた若者と成人の割合を大幅に増加させる。

4.5  2030年までに、教育におけるジェンダー格差を無くし、障害者、先住民及び脆弱な立場にある子どもなど、脆弱層があらゆるレベルの教育や職業訓練に平等にアクセスできるようにする。

4.6  2030年までに、すべての若者及び大多数(男女ともに)の成人が、読み書き能力及び基本的計算能力を身に付けられるようにする。

4.7  2030年までに、持続可能な開発のための教育及び持続可能なライフスタイル、人権、男女の平等、平和及び非暴力的文化の推進、グローバル・シチズンシップ、文化多様性と文化の持続可能な開発への貢献の理解の教育を通して、全ての学習者が、持続可能な開発を促進するために必要な知識及び技能を習得できるようにする。

4.a  子ども、障害及びジェンダーに配慮した教育施設を構築・改良し、すべての人々に安全で非暴力的、包摂的、効果的な学習環境を提供できるようにする。

4.b  2030年までに、開発途上国、特に後開発途上国及び小島嶼開発途上国、ならびにアフリカ諸国を対象とした、職業訓練、情報通信技術(ICT)、技術・工学・科学プログラムなど、先進国及びその他の開発途上国における高等教育の奨学金の件数を全世界で大幅に増加させる。

4.c  2030年までに、開発途上国、特に後開発途上国及び小島嶼開発途上国における教員養成のための国際協力などを通じて、資格を持つ教員の数を大幅に増加させる。



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