痴漢を回避する方法-その2〜痴漢との遭遇率を下げる〜

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痴漢に都合の良い環境

痴漢という犯罪は、普通の男性が出来心で手を染めてしまうというよりも、一部の常習犯が被害を拡大し続けるものだと考えます。

常習犯の中には、混雑する区間の電車を何往復もして犯行に及んだり、痴漢が目的でアーティストのライブやイベントに参加することもあります。

痴漢は各々で都合の良い環境を選び、犯行を繰り返すのです。

好まれやすい場所としては、混雑した電車や駅構内、商業施設、そして人気のない街中などが挙げられます。

前者はどさくさに紛れて犯行を行いやすく、また特定されても逃げやすい状況となります。
一方で、人気の少ない場所では、被害者が助けを呼ぶことが困難です。

こうした犯人に都合の良い環境を避けることが、遭遇率を減らすことに繋がります。

例えば、ラッシュ時に電車に乗る場合は、女性ならば(※男性の痴漢被害者も少なくありません)女性専用車両を利用することがおすすめです。ただし、一部の路線では一定区間で女性専用車両が解除されることもあります。

そうなれば女性の多い車両は狙われ、かえって危険になるのでは？と思う方もいるかもしれません。

しかし、もともと女性専用車両であったのなら女性の割合が多いため男性は目立ち、加害しにくい環境が整います。

もし女性専用車両がない場合は、先頭や最後尾、階段から遠い車両など、混んでいない場所を選ぶことで痴漢との遭遇率を低くすることができます。

しかしながら、痴漢との遭遇率を完全にゼロにすることは難しい現実もあります。そのため、遭遇してしまった場合でも、ターゲットにならないように対策することが重要です。