ソロアンコン審査員。
こんにちは!フルート保坂です。
とある団体主催のソロアンサンブルコンテストの審査員をしてきました。
こちらは毎年2月に行っているものですが今年は宣言やなんやかんやでこの時期まで先送りとなっていました。
中学校の吹奏楽部で「校内ソロアンサンブルコンテスト」を行って、選ばれた者が出演するというもの。
様々な地域の学校、学年も3年生とは限らず、1年生や2年生も勝ち抜いてきました。
吹奏楽は色々な楽器が何人も集まって演奏するものですので、「ソロ演奏」に慣れていないことが多いです。
しかし結局は「ソリスト」が沢山集まって出来上がるものなので、ソロ演奏というのはとても良い練習になるはずです。
さて、今回は何人分何時間聴いたでしょうか・・・笑
吹くほうも必死だと思うけど、聴く方としても体力が必要なんです。
それはさておき。
印象としては、みんなよく吹けているな。私が中学生の時よりも遥かに難しい曲に挑戦しているな、といった感じでした。
速い動きなんかもよく出来るな〜って演奏多かったです。
その上でやはり気になるのが「曲想の表現」です。
ゆったりした曲なのに元気いっぱいな演奏だったりすると勿体無いですよね。
自由曲でこの曲にする!と決めたならば、原曲を聴いて学ぶべきです。それも一つの演奏でなく色々な人の演奏を沢山きいて研究する。今は便利なもので、YouTubeで無料で聴けるし。私はSpotifyで聴きまくるけど、学生の時はTSUTAYAでCD借りまくって聴きまくったけどなあ。
その中で見つけた気に入った演奏をまず真似してみたり、私ならこうするっていう意思が生まれるんだと思う。
そこまで研究した上での「元気いっぱい演奏」なのか?
ゆったりした曲なのにどうしても元気いっぱいになってしまうならば、別の曲にしてもよかったのでは?とか色々考えてしまいました。
ゆったりした曲なのに元気いっぱい!というのはあくまでも一つの例で、テンポ設定はどうなのか。メロディの歌い方はどうか。強弱はどうか。クライマックスはどこなのか。
そういうのって技術じゃなくて努力でカバーできる部分じゃないのかな?
研究しまくりました!いろんな演奏沢山聴きました!みたいなのが無かったです。
楽譜に書いてある情報って少ないから、楽譜の音符を並べることは大前提で、そういった研究を沢山してほしいなと思った一日でした。
みんなとっても上手なんだけどね!
保坂 珠美(ほさかたまみ)
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