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「書くラボ」で取り組んでいることと、これからのこと

最近、新たに読んでくださる方も増えたので、改めて今取り組んでいる活動について書いておきたいと思います。

元々私は、印刷会社でテクニカルライターとして働いた後、WEBサイトや出版物のライティング経験を経て、企業理念共有のための映像制作に関わるようになりました。その中で、多くの企業の方々へのインタビューを実施したり、社員同士でストーリーを語り合う対話の場づくりを行ったりしてきました。

肩書きとしては、ファシリテーター、ワークショップデザイナー、産業カウンセラー、映像プロデューサー、理念浸透コンサルタント、組織開発ファシリテーターなどと名乗ることが多いですが、そういうものを全部ひっくるめて、「対話ファシリテーターです」と言っています。人と人のつながりの基本が対話にあると思っているからです。

独立してから今年で12年目となります。新型ウイルスの外出自粛をきっかけに「書く」ことを見つめ直し、本業と並行して「書くラボ」の活動を始めました。


「書くラボ」は実験室

「書く」に関して、実験的にいろいろなことに取り組んでいます。
その「いろいろ」をひっくるめて「書くラボ」という名前で呼んでいます。

Writing Laboratory for Playful Writers.
遊ぶように、戯れるように、踊るように、跳ねるように。
楽しく書く人のための文章実験室。

こんなコンセプトで、「書く」を楽しみながら、その人らしくのびのびと文章を書いていこうということを目的とし、「実験仲間」を募っています。


取り組んでいること

今までのところ、「ライティング・マラソン」「即興ライティング」、そして「書くをめぐるインタビューセッション」を行っています。

●「ライティング・マラソン」

一定時間ごとに「書く・朗読する・朗読を聴く」を繰り返しながら、自分の中の本当に書きたいことに近づいていくという試みです。書く内容は自由です。そのときに思うこと、前々から気になっていること、詩、フィクション、散文、なんでも構いません。

これをやるとどうなるか?というと、全員が同じ立場にあり、批判や否定、評価をされることもないので、書きたいことが気軽にどんどん書けるようになります。それは「自分を守っている防具のど真ん中に大穴をあけられ、不意にあるがままの自分がむき出しになった感じ」 であり、「自分を切り開く体験」だと、この方法の提唱者の詩人 ナタリー・ゴールドバーグは言います。基本的に、書くことは一人で行うものですが、人と一緒に走るように書くおもしろさを味わうことができます。

●「即興ライティング」

その場その場でテーマや素材を提示し、即興で書きます。上手く書くことよりも、直感や楽しさを大事にします。いろいろな「書く」を遊び、自由に書く楽しさを味わいながら、「こんなこと書いていいいのかな」という「自己検閲」の壁を崩していきます。即興ならではの何が出てくるかわからないおもしろさと、誰かと一緒に書くからこそ生まれる創造性の豊かさが体験できます。


●「書く」をめぐるインタビューセッション

人それぞれの「書く」についてお話を伺いながら、その人ならではの書くを深めるためのセッションを行っています。不思議なもので、「書く」を入り口に話していても、話はやがて、その人が「何を大切に思っているか」という、人生の優先事項があぶり出されるような方向に向かっていきます。このセッションの一番の特徴は、話をするだけでなく、読む、聴く、書く、という時間を重層的に設けていることです。行きつ戻りつしながら、深まっていく内省によって、思いもしなかった自分の本心にたどり着けるかもしれません。


これまでの活動の履歴やインタビューの記録などは、マガジンにまとめています。



募集中の取り組み

現在、11月14日(土)の「ライティング・マラソン」の参加者を募集しています。詳細、お申込みはPeatixから。


「即興ライティング」と「書くをめぐるインタビューセッション」については、現状受け付けている方をもって、モニター募集期間を終了します。セッションの内容を今一度精査して再構成してから、募集を再開したいと思います。

1月から再開予定ですが、再開までの間でも、もしご希望があれば実施しますので、ご興味がある方はPeatixの「主催者へ連絡」からお問い合わせください。


これからのこと

これまでの自分自身の経験も踏まえて、興味や好奇心がそそられる方向に向けて、あれもやりたい、これもやりたいと思いながら、活動の軸を探っているところです。

新たな取り組みが準備できましたら、こちらのnote上でお知らせしていければと思います。

「書く」ということを軸にして、これまでの経歴などをこちらに書いていますので、もし、「この人ってどんな人?」と思ってくださった奇特な方はこちらをご覧ください。ちょっと長く、暑苦しいです。。。


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