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ユニークな採用を実施する日本企業6選!アイディアやトレンドで採用は変わる

学歴やスキルなどで合否が決定する人事採用ですが、実は日本にもそんな型にはまらないユニークな採用方法を実施している企業があります。

今回は、そんなアイデア満載な採用企業6つと、メリットについてまとめました。


なぜユニーク採用が生まれたのか

ユニーク 採用

従来の採用手法では十分な成果が得られなくなってきたことから、ユニーク採用が生まれました。

近年の労働市場では、有効求人倍率の上昇が見られるものの、適切な人材確保には人材不足や求人への応募不足という課題が挙げられます。

特に中小企業は、大手企業に比べてリソースが限られており、採用活動における競争力を維持することが困難です。そのため、企業は差別化を図り、注目を集めるために新たなアプローチを模索する必要があります。

ユニーク採用は、企業の特色や魅力を強調し、求職者の興味を引きつけるための戦略です。採用におけるニーズと供給のバランスを取りながら、新しい採用手法を取り入れてみましょう。

ユニーク採用のメリット

ユニーク採用は、従来の求人方法でないため、一見奇抜に思いますが、メリットがあります。以下で具体的なメリットをご紹介します。

企業のブランディングになる

企業独自のユニーク採用をすることで、従業員を集められるだけでなく、ブランディングにもなります。

ブランディングができると、企業の色を出せるため、採用したい人に響く企業になれます。

他企業との差別化にも繋がるでしょう。

分野をまたいだ幅広いの求職者に発信できる

通常の求人の場合、求職者はジャンルで絞るため、興味のない企業を見つけることすらできません。

ユニーク採用の場合、通常の求人とは異なり、プレスリリースやSNSでの求人がメインとなります。そのため、幅広い求職者に認知できます。

インプレッションが取りやすい、興味を持ってもらいやすいというのも、ユニーク採用の特徴です。

Z世代の目に留まりやすい

Z世代は、従来の大人よりも自由に働ける会社や、面白い会社に興味を持ちます。

また、Z世代はデジタルネイティブであり、ネット利用率が高いため、SNSやネットニュースなどで発信すると、目に留まりやすいです。

認知度が上がることで、興味を持たなかった業種にも「この会社面白そう」と興味を持ってもらえるため、若い人材を求めている企業にはメリットと言えるでしょう。

ユニーク採用のデメリット

ユニーク採用には、多少なりともデメリットがあります。以下で紹介します。

優秀な人材が来ない可能性もある

ユニーク採用では、優秀な人材が来ない可能性があります。もし、優秀な人材を欲している場合は、向いていないかもしれません。

しかし、新しい波を企業に与えてくれる人材は来る可能性があるため、新しいイノベーションを生みたいと考えている企業におすすめです。

ユニーク採用を実施するのが難しい

通常の求人の場合、参考事例やそれを専門の仕事にしている人がいます。

しかし、ユニーク採用の場合、事例がないため社内で広告や採用構造をしっかりと作り出す必要があります。そのため、ユニーク採用に時間を避ける人材が必要でしょう。

社員のキャパに余裕がない場合は、実施するのが非常に難しいと言えます。

ユニーク採用を実施している企業6選

実際にユニーク採用を実施してる企業実例を6つ紹介します。今までにはない採用形態なので、ぜひ参考にしてください。

留年採用(東急エージェンシー)

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大手広告代理店である東急エージェンシーで行われているのが「留年採用」

今まで悪いイメージのあった留年を逆に評価基準とする採用方法を実施したことで話題となりました。

“多くの企業にとって留年はよくないとされています。
しかし、私たちはそう思いません。留年をした人は“やりきった人”が多いはず。海外への長期留学、人生をかけたアルバイトや起業、学問への飽くなき探求など。
まわり道してでも挑戦し、何かを夢中になってやり遂げた。結果としての留年であれば、それはじぶんだけの魅力になり、武器へと変わっている可能性が高い。
そんな他の人にはないオリジナリティある経験をされた方とじっくり向き合いたいと考え、東急エージェンシーでは留年採用をはじめました。”

引用:
https://recruit-tokyu-agc.co.jp/2022/special/ryunen-saiyo/

No.1採用(ソフトバンク)


ナンバーワン採用_画像

常にNo.1を目指す企業「ソフトバンク」が独自の採用方法として実施しているのが、「No.1採用」です。

こちらの採用は「テクノロジー」「クリエイティブ」「アカデミック」「スポーツ」の4項目のうち、いずれかの世界でNo.1になった経験があることが条件。

「誰にも負けないNo.1の実績と、No.1に至るまでの努力のプロセス」と「No.1の経験を入社後でどう生かそうと考えているか」が重視されます。

“No.1を勝ち取った軌跡には、大きな価値がある。
度重なる失敗、並々ならぬ努力、限界を超えた挑戦。辿り着いた頂上から見えたのは、新たなスタートラインのはずだ。
次なるフィールドでの挑戦でこそ、あなたの進化は加速する。
さらなる高みへ。”

引用:
https://recruit.softbank.jp/graduate/recruit/method/no1/

サウナ採用(僕と私と)

サウナ採用

第3次サウナブームが到来した昨今、「日々の疲れを癒やしたい」「整う感覚が気持ちいい」と日常的にサウナを楽しむ方が増えていますよね。

そんなサウナ好き注目の採用方法が、Z世代の企画会社・僕と私とが実施する「サウナ採用」です。

サウナ採用とは、その名のとおりサウナを通してお互いの理解を深め合う採用方法。

1. サウナでアイスブレイクし、親睦を深める
2. 仕事について知る
3. 一緒にご飯を食べる
4. 面接

という流れで、希望者はサウナ施設を楽しみながら代表と1on1で採用面接を受けられる、というZ世代ならではの発想がSNS上でも話題になりました。

また、面接だけでなく、普段から社内で行われているサウナワーケーションに参加でき、社内の雰囲気や仕事の動きなどを実際に体験できます。サウナでリラックスすることで緊張感を解きほぐせば、その人本来の魅力を発揮できるはず。

こちらの記事で詳しい求人をご確認いただけます。

引用:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000071963.html

いいね採用(トゥモローゲート)

「ブラックな企業」として有名なブランド戦略を行うトゥモローゲートが、Twitter上で「いいね採用」を行い注目を集めました。

実際に、代表である西崎康平氏が投稿したツイートがこちら。

募集要項を読み、投稿にいいねをするだけで応募が完了。あとはDMを待つだけという、従来の採用を覆す内容でした。実際にいいね採用を行った西崎氏は、その後こんなツイートも。

「いいね採用」は今後、まったく新しい採用方法として広まっていくかもしれません。

夫婦採用(カヤック)

夫婦採用_画像

同じ職場で夫婦一緒に働きたいと思ったことはありませんか?

日本的面白コンテンツ事業を行うカヤックはそんな夫婦が一緒に働ける環境を実現すべく「夫婦採用」を実施しました。

さらに夫婦採用で応募された方には、こんな特典が付くそうです。

・鎌倉R不動産で鎌倉周辺の物件のご紹介
・賃貸の場合は家賃3ヶ月分、住宅購入の場合は仲介手数料77%をカヤックが負担(鎌倉R不動産で物件を決めた場合に限ります)
・カヤックに入社された方には鎌倉手当がつきます
・まちの保育園へお子様を預けて安心して仕事ができます(満員の場合は応相談となります)
・希望者には夫婦面談を実施。鎌倉で生活しているカヤックのメンバーとその家族の話を聞けます

“11月22日は「いい夫婦の日」なので、夫婦一緒にカヤックで働きたい夫婦を募集します。
何も言わずにしたいことがわかり、趣味嗜好も知っている夫婦だから、きっといいものがつくれるはずです。この機会にカヤックのある鎌倉に引っ越してきて、新しい暮らしを始めてみませんか?”

引用:
https://www.kayac.com/news/2018/11/couple

常識を覆す新たな採用方法は「働く」を楽しくする

プレッシャーのかかる就職・転職活動、型にはまった自己PR、緊張してなかなか自分の魅力を発揮できない面接。

誰だって自分らしく働きたいけれど、その採用過程にはまだまだ「大変」「つらい」というイメージがあるかもしれません。

今回ご紹介した6つは、どれも採用希望者に寄り添った新しい採用方法ばかりでした。

「働く」をもっと楽しくするために、その一歩手前にある採用方法について興味を持っていただけたら嬉しいです。

Z世代の企画屋 今瀧健登

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