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オマージュ詩 『街クジラ』 #シロクマ文芸部


 街クジラ ゆったり漂う 街クジラ
 空から見守る 優しいクジラ

 街住人まちじゅうにん あくせく働く 街中まちじゅう
 ランチのチャイムは ぐぅっと響く腹の音

 街ニジマス スーッと泳いで 空滲ます
 人を楽します 愉快なニジマス

 街ゴジラ 地上ではしゃぐ 街ゴジラ
 退勤促す 今日は渋谷でゴジラかな


 街クジラジオ よい子はおやすみ
 夜クジラジオの子守唄

 街クジラ 待ちきれぬ大人と
 プシューッと泡立て 真っ向勝負
 今夜も呑もう 乾杯! 街クジラ


 いろんな作品から刺激を受けているため、オマージュ詩と名付けています。

 まずふっと思いついたのが教科書にも載っていた谷川俊太郎さんの『いるか』です。
私は第二連の「いるかいるか いないかいるか」の方がなぜか印象に残っています。
(「かるいかいるか」の回文はこの詩にはなかったけど私はどこで聞いたんだろうか…)

 次は童謡の『くじらのとけい』(作詞:関和男、作曲:渋谷毅)です。この時期になると、つい歌いたくなる「クジラのとけいは9じ 9じ ららら♪」の中毒性よ……そのため無理矢理感も否めないけど、基本的に時間を表す言葉で構成しています。

 「今日は渋谷でゴジラ」はお気づきの通り『渋谷で5時』(作詞:朝水彼方、作曲:鈴木雅之)です。でも渋谷で待ち合わせしたことはないです(笑)

 そして、ノー残業を促すホワイトゴジラ。実は『ゴジラ』をしっかり観たことはないんですが、私としては撮影方法の斬新さのイメージが強いからか、うっかり建物を踏みつけちゃってるだけなんじゃ…? というアクロバティック解釈。(うっかりにもほどがあるけど、うっかり者としては共感しかない😂)

 ちっちゃな頃から妄想族で(これまたギザギザハート風やな……)、空を見上げては風に流れて変化する雲から「あ、鬼の家族や!お母さんに怒られてる!」と勝手にストーリーを繰り広げたり、父お手製の鉄棒で前回りした状態でひっくり返った空を観察したり、生まれ変わったら雲になりたいと思って、自由研究で雲を作ろうとしていた(失敗に終わったけど…)私の空想の塊って感じですね😂

ちなみにヘッダーは私が撮った「星たべよ」みたいな雲です。(星なんか?雲なんか?)

 みなさんの作品も読みにいっくぞー💨

追記:実はクジラの種類も織り交ぜているのですが、お気づき頂けたでしょうか??

ダジャレ祭りのこちらもよかったらどうぞ~


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