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『騙せ林檎パン』 #毎週ショートショートnote【やっちまった編】

 やってしまった…

スプレッドおじさんは、焼き上がったばかりのモノを前に頭を抱える。昨夜、深酒してしまったからだろうか…

その時、小麦子こむぎこさんがパン工場に駆け込んできた。

「スプレッドおじさん!今、林檎パンマンが除菌マンと戦ってるんだけど、アルコールが目に染みて動けないってフランスパンマンから連絡があって…すぐに駆けつけないと」
「…今ちょうど焼き上がったところだ」
「でもそれ…」
「わかってるよ!でももう材料がないんだ」
「仕方ない、これでいきましょ」

僕達は林檎パンマンカーに乗り込んだ。


 現場に辿り着くとアルコールを浴びた林檎パンマンがのたうち回っていた。その傍らで嘲笑う除菌マン。

「林檎パンマン、新しい顔よ!」

小麦子こむぎこさんが林檎パンマンの顔を素早く交換する。

「ちょっと!これじゃあ網目が邪魔で前が見えないよ!」

ごめん、林檎パンマン…


いや、林檎パイマン…

僕は酔うとなぜか手の込んだパイを作ってしまうんだ…明日から断酒するから許して…


 みんな大好き某アニメのパロディです。
夢をぶち壊してしまったら、ごめんなさい🙇

この世には酔うとなぜか、大量にクッキーを焼いたり、餃子を作ったりする人がいるらしいと聞いたことがあったので、それを参考にしてみました。(人間って不思議だな~!)(素面でこういう作品を大量に書く私もどうかと思うけど……)林檎パイマンの目が外側についてるかどうかは、この際目を瞑って下さい(笑)


 パロディとして、こんな作品を書いてしまうような私ですが、公式サイトのQ&Aをふらっと覗きに行くのが好きです。(ジ○ムおじさんとバ○コさんの関係を「いかがわしい関係なのでは?」と、つい疑ってしまう穢れた大人になってしまいましたが……)(二人は妖精さんなんですよね。)

そして、かま○しどんの具は事細かく教えてくれるのに、主要メンバーであるはずのカ○ーパンマンの中身や辛さ、し○くぱんまんが何枚切りなのかは曖昧なところが、“ザ・ア○パンマンワールド”って感じで、そこもまた大好きです!


《追記》
 アナザーストーリーもよかったらどうぞ~


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