おはなしおり

好きなものの話をしたい、聞いてほしい、そんな欲が出てしまいました。 まだうまく言葉にで…

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好きなものの話をしたい、聞いてほしい、そんな欲が出てしまいました。 まだうまく言葉にできないけれど、ぽつりぽつりと紡いでいきます。 気軽にコメントいただけたら嬉しいです。 My Favorite Books……あしながおじさん

最近の記事

漱石先生の「こころ」

お久しぶりです、おはなです。 ここ半年ほど、好きな漫画の二次創作沼にハマってしまい、本を読むよりも文を書くことに全力を注いでいました。 今もその趣味は続いているのですが、より良い文章を書くためには良い文章に一文でも多く触れることが大事だなと思い、少しずつ読書時間を取り戻しているところです。 読書リハビリでまずは何から読もうと手に取った本は夏目漱石先生の「こころ」でした。 私は『恋愛小説の世界 名作ブックコレクション』を定期購読しているため、毎月何かしらの傑作小説が自動的

    • たまには漫画の話。

      こんばんは。おはなです。 今日は最近読んだマンガについてつらつらとお話します! そのまえに、最近お腹抱えるくらい笑うことはありますか? 私は昔からお笑い番組を見てもびっくりするくらい笑わない子どもでした。 家族が笑うタイミングでも全く笑わない人間でしたが、アニメや漫画ではうるさいくらいケラケラしてたので笑えない子どもではなかったようです。 そしてロアルド・ダールやはやみねかおる先生によって毎晩親に静かにしなさいと注意を受けながら爆笑を抑えられなかった時期もありました。

      • 本屋大賞候補作:小川哲さん「君のクイズ」

        こんにちは。おはなです。 今回は一冊の本の感想です。 直木賞を受賞された小川哲さんの本が書店にたくさん並ぶようになりました。 もともとは芥川賞受賞作品を購入予定でしたが残念ながらお品切れ。同時期に本屋大賞ノミネート作品も並んでいたことと直木賞受賞もあって小川哲さんの「君のクイズ」が多く陳列されていたので購入してきました。 こんなタイトルをつけていますが、10冊中どこまで読めるかは未定です。 それなのにnoteに残す理由は、この本めちゃくちゃ面白かったんです。 そもそも前提

        • 国立西洋美術館へ行ってきました

          こんにちは。 今回は上野の国立西洋美術館にて特別展『ピカソとその時代』を見に行きましたので、その感想をまとめておきます。 美術に関してはド素人な自分ですが、ピカソはかなり印象深い画家のお一人です。 そろそろまた国立西洋美術館に行きたいと思っていたときに、ピカソ展をされているならばそのタイミングを逃すわけにはいけません! 実際、ピカソの絵の良さがわかっているのか、見に行って理解できるのか、そんな自信はまったくありませんでした。 正直自分はピカソの絵を見ると不安に思うことの方

        漱石先生の「こころ」

          今年最初のミュゼ活

          こんばんは。おはなです。 今年は本たくさん読むぞ!映画も見るぞ!美術館も行くぞ!と気合いがはいっています。 まずは何から始めようと、美術館の展示会などなど調べていたところ、1月9日まで「角川武蔵野ミュージアム」という場所でゴッホの作品を使用して新しい魅せ方をするアートがあることを知りました。 その名も「ゴッホが見た世界を追体験できるデジタルアート展『ファン・ゴッホ-僕には世界がこう見える-』 正直タイトルだけではなにが見ることできるのかよくわかりません。 原田マハさんのア

          今年最初のミュゼ活

          2023年のはじまりはじまり

          あけましておめでとうございます。 気が付いたら年が明けていたと思うほど、仕事に追われた年越しでしたが、 せっかく気分を変えることのできる節目ということで目標をいくつかたてました。 それをこの場を借りてまとめておこうと思います。 目標は4つあります。 ①本を100冊読む! 今年こそはちゃんとかなえたいです! 2022年は原田マハさんと辻村深月さんにどっぷりはまった1年でした。 お二人の本は出版されている7,8割読めたのではないかと思います。 ただ、去年目標としていたミステ

          2023年のはじまりはじまり

          11月に出会った本たち

          久しぶりに読了日記をあげたくなりました。 読書の秋にふさわしく、素晴らしい本にたくさん出会えました。 少し辻村さん多めです。 〇原田マハさん「たゆたえども沈まず」 たゆたえども沈まず | 原田 マハ |本 | 通販 | Amazon ゴッホを主軸においたマハさんらしいアートフィクション。この話はフィンセントの弟テオにも焦点を当てて描かれています。 兄フィンセントを献身的に金銭の面でも精神の面でも支え続けた弟テオドールの話は知っていて、彼の人柄や生き方にはとても興味があり

          11月に出会った本たち

          「相棒関係」っていいですよね

          こんばんは。おはなです。 最近友だちと今話題の「ONE PIECE FILM RED」を見に行ったのですが、 そこで一番感じたのが「船員同士の信頼関係っていいね!!!」というものでした。もちろん音楽とか作画とかストーリーとかもろもろ好みな作品でしたが、今回の映画に限らずワンピースのキャラクターは、お互いへの信頼が厚くて好きだなぁと、にわかながらに思ったわけです。 信頼関係といえば、主従だったり師弟だったり、作品によっては宿敵にも芽生えます。そんな中でも特に相棒という関係が圧

          「相棒関係」っていいですよね

          気がすむまで本を読む1日

          お久しぶりです。おはなです。 お仕事の方で環境の変化があり、ご無沙汰しておりました。   本はしっかり読んでいてツイートまではしていたものの、noteにまとめる元気はなく、元気な日常を取り戻そうと日々を過ごしていました。 元気は待っていてもでない。気のすむまで自分を甘やかそうと思い立ったのが8月半ば。そんな時に前回お世話になった神保町の「BOOKHOTEL神保町」さんが大好きなゲーム『文豪とアルケミスト』とコラボルームをつくるという話を見ました。 美麗イラストを眺めつつ、

          気がすむまで本を読む1日

          ドラえもんに会いに行きました

          登戸駅からバスで少し行ったところには 「藤子・F・不二雄ミュージアム」があります。 美術館や博物館に行くことがもともと好きな性分のため、いつかは絶対に行こうと思っていたドラえもんミュージアム。 「いつかは行こう」が「今行こう」に変わった理由としては、やはり辻村さんの小説をたくさん読んだことが原因でしょう。 辻村さんのドラえもん愛がすごいんですよ! 小説の中ではドラえもんの秘密道具の名前が登場し、エッセイではその愛が語られる… 彼女の本を読むと久々にドラえもんのアニメを見

          ドラえもんに会いに行きました

          映画ハケンアニメ!を観ました。

          こんにちは。 今日はこの前見た映画のお話をすこし。 5月20日に映画「ハケンアニメ!」を観に行ってきました。 この映画、すごくすごーく楽しみにしていた映画の1つで、原作を読んだときから公開日を待ち望んでいました。 最初にお話ししておくと、原作小説の実写化はだいたい許容できて、原作アニメの実写化はだいたい反対派です。 どちらかというと小説も漫画もアニメ化の方が楽しみに感じるタイプの人間であることを前提にしても、今回の実写化は楽しみでした。 何故かと言いますと、劇中アニメが

          映画ハケンアニメ!を観ました。

          大学生を取り戻したい話

          こんばんは。 最近は新入社員の子と話す機会がたくさんあるのですが、「つい2ヶ月前まで大学生だったのか…!」とふとしたときに思います。 大学を卒業して、会社に入社した途端に「学生気分ではなく社会人としての意識をもって……」と言われますが、そんな意識を持ったのは具体的にいつからなのか、実際今意識を持って働けているのか、よくわかりません。 でも社会人3年目にもなると「あ~~~大学生に戻りて~~~」と思うことが多々増えてきました。 大学生の時は大学のありがたみがわかっていなかった

          大学生を取り戻したい話

          BOOKHOTEL神保町に泊まりました。

          こんばんは。 GWは皆様どのように過ごされましたか? しっかりお休みできました? 自分は、GWもお店が開いているため祝日関係なく給料を稼いできました😌 その代わり平日にお休みいただいているので、いいのですが!祝日はあまりにもお客様が多い!ありがたいけど!多い! からだとこころを癒すために、読書ユーチューバーさんの動画をご飯食べながら見ていたのですが、そこで「BOOKHOTEL 神保町」の存在を知りました。 その話によると、フロントにも本棚、各部屋にランダムで本が置いてあ

          BOOKHOTEL神保町に泊まりました。

          最近の読書と登場人物

          こんばんは。 近頃はずっと辻村深月さんの本を読んでいました。 「冷たい校舎の時は止まる」を読んで、「ハケンアニメ」を読んで、「レジェンドアニメ」を読んで、懐かしい名前に引っ張られて「スロウハイツの神様」を再読。 「冷たい校舎の時は止まる」の読了ツイートを上げたら、フォロワーさんが「光待つ場所へ」と「ロードムービー」をオススメしてくださったのでそれも読む。 そしてずっと積んでいた「V.T.R」。 ひたすら辻村さんの文体を読んでいるとすぐには他の作家さんの本が読めなくて、持

          最近の読書と登場人物

          自信に繋がるご褒美

          こんばんは。 今日はたわいもないお話です。 先日、初めて「Dior」のリップを買いました。 24歳になって初めてのDior。コスメに遅いも早いもありませんが、大学時代はまったく自分を着飾ることに興味が無かったため、3000円や4000円するリップを買う価値観が全くありませんでした。 正直、今でも5000円する服を買うならそのお金で単行本3冊買いたいと考える思考回路はあります。お出かけで1万円は我慢できるのに、近所の本屋さんでは1万円一瞬で無くなると言うこともよくあります。

          自信に繋がるご褒美

          本とアニメの話

          お久しぶりです。おはなです。 今回は、つい10分前に読み終わり、感想も全然まとめきれていないのですが、あまりにもおもしろかった辻村深月さんの「ハケンアニメ!」と「レジェンドアニメ」について語らせて下さい。 お話の舞台はアニメ制作会社。監督にプロデューサーに音響監督にアニメーター...アニメに関わる方々の仕事を丁寧に描き出したお仕事小説です。 この話を書きたい。自分はこの道を進みたい。自分の描きたい物と伝えたい物とアニメを見る画面の向こうの人たちのことを考えながら、真剣に

          本とアニメの話