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国立西洋美術館へ行ってきました

こんにちは。
今回は上野の国立西洋美術館にて特別展『ピカソとその時代』を見に行きましたので、その感想をまとめておきます。

美術に関してはド素人な自分ですが、ピカソはかなり印象深い画家のお一人です。
そろそろまた国立西洋美術館に行きたいと思っていたときに、ピカソ展をされているならばそのタイミングを逃すわけにはいけません!

実際、ピカソの絵の良さがわかっているのか、見に行って理解できるのか、そんな自信はまったくありませんでした。
正直自分はピカソの絵を見ると不安に思うことの方があります。
その原因がずっとわからなかったのですが、今回じっくり絵と向き合ったことでなんとなく要因がつかめました。

ピカソといえばキュビズムが特徴です。
キュビズムとは1つの物体を多角的な視点から見たイメージを1枚の絵にまとめた描き方のこと(のはずです)。
そしてキュビズムという言葉はキューブ(立体性)からきています。

そうしたことからピカソの絵には直線が多いです。
自分にとって優美な曲線を持ち合わせるやわらかさの象徴たる人間、特に女性がピカソの手によって直線が多用されることに不安を感じるのだとわかりました。
初めて見たピカソの絵がゲルニカだから、それによって怖いイメージが勝手についていると思ったのですが、それだけではなかったです。

でも不安はあっても嫌悪はまったくありません。ピカソの絵に惹かれ、怖い物見たさに近いのだと思います。ドキドキしながらも何度も同じ絵の前を通ってしまいました。

読書も芸術も多くの感情を味わわせてくれるから大好きです。
24歳の自分はこう感じていても、きっと10年後の自分は同じピカソの絵を見ても異なる感情をもつかもしれません。

もう一度国立西洋美術館に行きたい!と思ったのは、原田マハさんの『美しき愚かものたちのタブロー』を読んだことがきっかけでした。

こちらは国立西洋美術館ができるまでの史実と、マハさんによる創作を交えて描かれたアート小説です。

美しき愚かものたちのタブロー

マハさんのアート小説大好き人間であり、帯に書かれた言葉に惹かれてこの本を読みましたが、読み終わったら国立西洋美術館に行きたくてたまらなくなりました。

枚方さんの素晴らしき思いの塊を実際に今の日本で味わえるなんて!そんな贅沢が許されるならと上野まで飛んできました。

本を読みながら想像していた枚方さんと、美術館に飾られていた枚方さんの肖像画がびっくりするくらい同じで、マハさんの文章力に改めて驚かされました。

ミュージアムストアにて枚方コレクションの作品集も購入できたので家でゆっくり振り返ろうと思います。

1月は美術にどっぷり浸れる月にすることができました。最後まで読んで下さり誠にありがとうございます。



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