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「伝統を守る」ということ。

こんにちは、高野珠希です。

大人気プロジェクトの第二弾、
ヤク革ビジネスバッグ&トラベルボストンバッグ。

このプロジェクトもあと1か月となりました。

昨日の記事でもモンゴルの遊牧民の生活に触れ、
過酷な環境で遊牧する人々の力になりたいということをお伝えしましたが、
なぜ遊牧民を守っていきたいのか、
そもそも伝統を守るということがどういうことなのかと、
ふと気になり、ちょっと自分なりに分析してみました。

寺社仏閣の修繕、改修。
山あいでの段々畑や棚田の維持。
磁器や陶器などの伝統工芸の継承。

例えば日本で「伝統を守る」というと、このようなことが挙げられますが、
これらの伝統継承には、多くの問題があるようです。

寺社仏閣の修繕には技術を持った人が必要なだけでなく、
修繕の材料を確保するのに、時間もお金も多大にかかりますし、
段々畑や棚田では、機械を入れて作業することができないため、
これを維持する後継者が減っているそうです。

便利な世の中を作るという意味では、近代化は合理的ではありますが、
その中で多くの伝統を失い、先人たちの痕跡を壊してしまうということは、
自分たちを作り上げた今までの歴史を否定することのように感じてしまいます。

生活をよくするために新しくしていくことも大事ですが、
その中でも失ってはいけない大切な何かがあると思うのです。

モンゴルの伝統を守りたいというのと
日本人が守りたい日本のそれとはイコールではないのかもしれませんが、
根本のところでは同じような意識が働いているように思えました。

モンゴルの遊牧民の伝統と生活のために立ち上がったプロジェクト。

このプロジェクトを通して、
伝統とは何かを考えさせられた一日でした。


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