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【アメリカ生活】 宅配ミールキットのサブスクを試してみた

旦那様が「宅配ミールキットのサブスクに入ったから」と突然言ってきた時はびっくりした。
意外!...でも、なんで?
自分は偏食のくせに。
話を聞いてみると、どうやら子供に料理を覚えさせるのが目的らしい。
なるほど!それはいいアイデアかも。

最近、わたしが仕事から帰って夕食を作る時間と、子供の食事できる時間にズレが生じていた。
子供の夕方からの習い事の帰りが遅くなることが多く(送迎は旦那様)、家に帰るまで我慢できず、帰り道にファストフード(チーズバーガーとポテトとソーダ)を食べて帰ってくる頻度が高くて嫌だなあと思っていた。
お腹が空くことがわかっているなら、ハハの帰りを待たずとも、子供が自分で調理すればいいのだ。
中学生にもなって卵焼きしか作れないのはよくない。
もっと早くから調理を覚えさせるべきだった。
ミールキットのアイデアに、子供もノリノリ。
親は何も手出しせず、好きにやらせることにした。


 

ミールキットが届いた日。
食材はわかりやすくセットされており、レシピも写真付きで親切。
子供でも作ることができた!
味もおいしかったらしい。
そして想定外の効果があった。それは、
自分で調理したものは、嫌いな野菜でも残さず食べること。
へ〜っ、その気になれば食べれるんじゃん?
「せっかく作ったのだから」「もったいない」という当事者意識が生まれるのかもしれない。
どうだ、ハハの気持ちがわかったか!

子供作のごはん

こうして、習い事に行く前に料理をする日が数週間続いた。
でも結局、お試し期間の1ヶ月だけで解約し、継続はしなかった。

その理由は。
1)子供が調理に時間がかかりすぎる。
想定調理時間はせいぜい25分かそこらだけど、
手際が悪く、毎回1時間以上かかっていた。
2)他の仕事(勉強含む)がおろそかになった。
調理をはじめるだいぶ前からそわそわしだし気が散り、まるで1日のメインの仕事が調理になってしまう。それでは本末転倒だ。
3)段ボールや保冷剤の処分が毎回、地味にめんどうくさい。
4)お試し期間以降は通常料金になり、その金額にみあう内容とは旦那様は感じなかった。

このプロジェクトは旦那様主導で対象が子供だったので、わたしは外野から眺めているだけだったけど、ミールキット自体は悪くないアイデアだと感じた。
今後この商売はもっと普及していくだろうな。
例えば歳をとって一人暮らしになったら、こういうミールキットとご飯と味噌汁で暮らすのも悪くないかもと思った。