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日本人アラサー女子から見た、外国人モテとは

こういっては何ですが、私は恋愛で困ったことがありません。

彼氏が中2以降途切れたことがないし、友達からの評価は「合理的な恋愛してるね」です。多分、誉めてはいない。
特に離婚して以降の去年と一昨年の2年間は外国人と遊びまくって、かなり派手な経験をしてきました。失礼な言い方ですが、お相手の国だけをカウントするとヨーロッパからアジア、中南米まで幅広く網羅しました。

今日はそんな私から見た、日本人女子の外国人モテと外国人パートナーについて。

①意見をはっきり言う人がモテる

これは正しい。正しいけども、「意見をはっきり言う」ことと「人の心に切り込むような尖った意見を言う」とは全く異なるということは常に頭に入れておいた方が良い、というのが私の意見です。

「尖った意見」の内容にもよるが、概ね尖っているだけの言いっぱなし野郎は外国人からも敬遠されることが多いです。この尖った意見の中にウィットに富んだユニークな見解が含まれていたり、言っている人の経験が信頼につながっている人柄だと途端に外国人にとっては魅力的に映ることもあるから、加減がね、難しいところです。
「私って、意見をはっきり言うから女子の友達少ないんだよね」系のサバサバ女子が嫌われるのと同じ理論だと思って頂ければわかりやすいでしょう。

外国圏の「ウィットに富んだ」というのは「視野が広くて物事を良く知っていながら自分の意見が言える」とほぼイコール。決して「シニカルに世間を斜めに見てるちょっと尖った私」ではないです。しかもウィットに富んだことが言える人は大抵自分のことを「スマートだ、私は物事を良く分かっている」とは言わないし、思ってもいないです。自分以上に物事をよく知っている人がこの世に五万といることを知っているから。

②おしとやか、な人がモテる

これ要注意!おしとやかだとか、日本人は大人しくてかわいいとか言って近づいてくる人は高確率で良い人ではないです。外国人に限った話ではないのに、相手が外国人になると途端にメリットみたいに語られることがあるのなんでなんだろう。

表だって言っている人はまだ避けられるから良いんですけど、質が悪いのは言ってこないのに言葉の端々からそういうバイブスを感じる人。特に日本大好きで、日本人と交際してみたい!という人はやめた方が良い気がする。
実は私はこういう人にはほとんど当たらず…思い出しても1人2人くらいかな。こういう人は本当に典型的な日本人女子が好きなので、意見をはっきり言う私みたいなちょっと日本人離れした感覚の子には近づいてこないのが特徴と言えるかもしれないです。

なので、偉そうに言ってるけど、実態は違うかもしれない。もしかしたら。知らんけど。

③外国人が皆「かっこいい♡」わけではない

日本人女子が外国人にモテる、の正体は彼らにとって自国や地域の女子達との文化的な違いからくる物珍しさだと感じています。自分と違う文化圏の人に興味を持つ、あの高揚感に似た感覚を「恋愛」と感じてしまうのも無理ない。私達だってそうです。「外国人=かっこいい」と無条件に思っている人たちはまだまだ多い。そんな中で、きちんとした人にフォーカスを当てることはとても大事。

外国人だからって、皆が皆凄いわけではないです。彼らも人間です。
「外国人」というだけで簡単にバイアスにまみれてしまえる日本は、母国では冴えなかったタイプの彼らにとっては天国のようなものなんだろうなと思う。見向きもされなかったのが、外国人というだけで色目を使われることが増えるのですから、調子に乗ってしまうのも無理はないですよね。私だって外国に行って道行く人にめちゃくちゃナンパされたらちょっとくらい調子に乗るもの。

もちろんそういう人たちばかりではないので、私が感じた「良い人」に多かった共通項を独断と偏見で書いています。

・英会話講師ではなく、企業に勤めている
(絶対ではないが、なぜか私の出会った英会話講師をしている人たちは非モテがナルシスト化したようなタイプが多かった。俺外国人だぜ、好きだろ?みたいな。Ew.)
・現在英会話講師であっても、別の目標があったり信念を持って働いている
・会う前のメッセージのやり取りがFlirtingではない
(Wanna meet?って言ってくる人は良い人だったためしがない。)
・自分の職業に対して「なぜ」「どのように」がしっかり言える
(なぜその仕事をしているのか、その過程でなぜ日本なのか等)
・こちら側のことをきちんと知ろうとしてくる

きっと話の流れで沢山相手のことを知ることになるでしょう。どんな人なのか、何をしている人なのか、何が好きなのか。実際に会うまでは何も信用しない方が良いと私は個人的に思ってますが、このご時世です。付き合うまでにオンラインの顔合わせは最低でもするようにした方が良いと思います。

ちなみに私が挙げた共通項を持っている人にフォーカスをあてると自然と、大学院まで行っていて流れで日本に留まっている人か、駐在で日本に来て働いている人が多くなる印象です。遊ぶ感覚で日本に留学に来た人や、仕事が欲しくて来日した人と一線を画す感覚かな…言語化が難しい。
巷ではハイスペ外国人なんて言うカテゴライズもありますが、本当に外国人と付き合いたいと思っているなら、そんな表面的なものにフォーカスしている時点で「モテる」土俵が違うことを理解したほうが良いです。

④彼が本気か分からない

あるある。超あるある。特に「外国人の彼氏が欲しい」と思っていろいろ手を出している人たちなら尚更この壁にぶち当たる人が多いんでしょうね。私の意見は「この感覚を深刻に壁と思うようなら、外国人との付き合いはあまり向いていない」のですが、実はこれ、ある程度振り分けが出来る類でもあります。

よく言われる友達に紹介されるかどうか。これは付き合ってなくても紹介されるのでカウントしない方が良い。

次に、親に紹介されるかどうか。これは当たっていると思う。手紙にしろメールにしろ、何かしらの手段で親族へ紹介もしくは話題にしてくれているなら本気度がちょっと上がったと思って良いと思う。

手を繋ぐ、キスをする、スキンシップetc.…付き合ってなくたって余裕です。これをしているから付き合っている、というスキンシップは無いに等しいと思う。個人的感覚だけど。もちろん個人にとっての度合いはあるんだろうけど、不誠実な人には何を聞いたって「僕は真剣だよ」としか言わないので、聞くだけ無駄。

こういうのって、きちんと相手と話が出来ていれば「付き合っているか付き合っていないか」なんていうすれ違いは起こらないはずなんですよね。彼が本気かそうでないかは二人の間できちんと話が出来ていれば判って然るべきです。逆に分からない、もしくは曖昧にしてくるようなら、そこまで本気ではないと取っても良いと私は思う。外国人だってきちんと告白してくる人もいますし、誠実なら「僕はまだ真剣交際ではないと思っているけど、こう思っている」としっかり言ってくれるはずです。逆に、「怖くて聞けない」と思うなら、国際恋愛向いてないです。これから聞きたいことや意見がぶつかる場面なんていくらでも出てきますから、早めに慣れておいた方が良いです。

あと、「国によって愛情の表し方は違います。彼のことを信じてあげましょう♡」みたいなこと書いているコラムとかもありますが、時間の無駄です。聞きたいことは聞く、特に付き合っているか否かなんて大事なこと、相手を信じて待ってたってなんの進展もしません。こちらが聞いても嫌がる人は本当にレッドフラグです。やめましょう。

⑤自分を好きだとモテる

これもあるあるです。最高とまでは思ってないけど、自分の性格に納得して生きていることって大事。なぜか日本という国は、自分自身を好きでいることに寛容ではないと感じます。謙虚ではないと取られるのですかね?性格悪いこともあるけど、まるっと理解してそれも自分だなって思って生きていると、そういう雰囲気がにじみ出てきて自信に繋がります。そういう女性はモテます。特に外国人に。

これが面白いことに、本当に性格がめちゃくちゃきつい人でも自分に自信がある人って外国人にモテまくるんですよ。面白いですよね。これ、勘違いしてはいけないのがねちゃねちゃした性格の悪さじゃなくて、情け容赦ない系の人。ねちっこい性格の悪さの人はそもそもモテていないか、外国人彼氏がいても「おぅ…」みたいな人と付き合っていることが多い。①の意見がはっきり言える人と共通するところがありますよね。だいたい性格がきつい人って意見をはっきり言う。自分の立場が分かってる。話していて気持ちが良い人です。

私も自分が好きです。いろいろ悪いところもありますが、基本的に反省しはするけど後悔しない、過去を振り返らないので、付き合いやすいタイプの人間なんでしょうね。嫌なことは嫌だとはっきり言う方ですが、妥協も知っているので社会人としてかろうじてやっていけてる感じです。たまに生き辛いですけどね。仕方ない。

⑥宗教を甘くみるなかれ

センシティブな問題ですがもし相手が宗教国出身だった場合、避けては通れないですよね。食べるものに縛りがありますし、結婚するなら改宗が必要な場合もあります。日本人でそこまで厳格な宗教家、というのは私も見たことがないですし、日本は宗教に関して緩い国だと思います。だからこそ、「いけるだろう」って思っちゃいがちですが、本当に覚悟が必要だと思います。ちなみに、私は自分自身が個人的に神道を信じているので、申し訳ないですが相手が厳格なムスリムやクリスチャンだとお付き合いはお断りしていました。

これに関して、私的に譲れないポイントがあります。それは「何かあった時に宗教を理由にしてくる人はやめた方が良い」です。

日本という宗教感の緩い国で生まれ育つと、宗教の厳格さというのはちょっとした異世界です。何か有事の際にいちいち宗教のせいにされることのストレスはちょっと想像しずらいですよね。結構イライラするんです。何かあるたびに「神がこう仕向けたんだよ」とか「神の思し召しだね」なんて言われ続けると、こちらも意見を言えなくなってしまいます。彼らにとってはそう考えることが普通なのですから。

まとめ 結局、外国人も同じ人間

自分を好きでいること、自信を持つこと、程よい教養を付けて厚顔無恥にならないこと。生きていくのに心地いいと思う要素を兼ね備えると自然と人は魅力的になると思っています。
同時に、日本ではそういった女性が自由奔放だとみなされて敬遠されることがまだ多いのも事実です。本当に生きにくい!!!

だからといって安易に「外国人なら」と考えるのも私は違うと思います。外国人といえど同じ人間なのだから、表面的なものではなく中身をしっかり見て関係性を築くのが一番です。
スペックも大事ですが、スペックだけに目がくらむと本当に大事な時に目がくらみます。話してて楽しい人が一番。

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