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ワーキングマザーの「疲れ」の原因を紐解いてみる(双子子育てストーリーNo.47)

私には信頼している「かかりつけ整体師さん」がいます。毎日の育児・家事・仕事で疲れてがたまってきたので、先日約1年4ヵ月ぶりに全身の検査と調整をしてもらいました。

双子妊娠、出産、育児で、体、特に婦人科系器官が弱っているので定期的に健診を受けた方がよいこと、抱っこの姿勢のせいですっかり後傾になった骨盤のせいで、体のバランスが悪くなっている。まずはコンディショニングで整えないと、と指摘を受けました。

2時間に及ぶ施術も終盤になったその時、先生からこんな一言が。

双子子育て楽しんでるの?

質問の意図がわからず「はぁ~」と答えた私。先生はこう続けます。

産前は心配事も多くて、ストレスも不安も多かったよね
それが体にも出ていたけれど、今は心の問題はまるでないね。

自分としてはかなり疲れていたので、言われたときは「そうかなぁ」と意外でした。でもその後よく考えてみると、たしかに心理的に辛い、ストレスと感じていたその原因は身体的疲労にあったのかもと思い至りました。

つまり

■これまで → 身体的疲労+心理的疲労
■今 → ほとんど、身体的疲労のみ

なのです。ここでもう少し「疲れ」の背景をかみ砕いて考えてみたいと思います。

1.身体的疲労

(1)毎日のルーティーン
家事育児や朝2時間、寝かしつけ間で含めて夕方~夜の4時間と決めています。それ以上はやりません。

でもよく考えてみると、

起きている時間のうち6時間も、仕事や自分の活動以外に割いている
んですよね

そりゃ疲れるわけだと納得できます。

(2)仕事を厳選する、生産性を上げる、それを試行錯誤し続ける
24時間から、食べる・寝る・お風呂やトイレ、家事・育児の時間を除いた時間を「可処分時間」と呼ぶそうです。この時間で仕事ややりたい活動を行います。

もちろん人によっては、まず仕事の時間を確保し、残りの時間で家事・育児・自分のことをすると選んでいる人や、仕事時間や場所が決まっているので家事・育児はそれに合わせて融通しなければならない人もいるでしょう。

私の現時点での優先順位は明確で、
①自分の生理的欲求を満たす(寝る、食べる、トイレ、お風呂)
②育児や家族と一緒の時間を過ごす
③仕事・活動(このブログの執筆もココ)に取り組む

です。なので可処分時間で仕事や活動を終わらせなければなりません。

私の平日日中の可処分時間は6~7時間30分しかなく、この中でやりたいことを全てやるのはかなりハードです。

常に、「集中」「トライアンドエラー」「取捨選択」の連続です


そんなにいつも走っていたらそりゃ疲れますよね。なので強制的に休暇をとって、あえて仕事から離れることも最近取り入れています。

(3)子どもの病気
これもかなりの労力を使います。

発熱で不機嫌な子どもの看病、突然の嘔吐、度重なる通院、1人目発症と同時または数日ずれてもう1人も発症する双子の特徴ゆえ最低1週間は休みなく昼夜稼働が必要、そして何より辛そうな子どもの姿を見ると心が痛みます。

子どもが元気になったころには、私がヘロヘロです。子育てで一番大変なのが子どもの看病なんじゃないかと思うほどです。

2.心理的な疲労

私が産後あまり感じることのない心の疲れ。
なぜか?と考えた時に思いあたったのは、

・自分の人生で大事にしたい軸が明確で
・いくつかの軸のバランスを取ることが幸福につながるとわかっていて
・それぞれの軸が満たされるような具体的行動をとれているから

ではないか、と気づきました。

育休中に、株式会社I'm inが開催した2ヶ月間産後ママ向けキャリアグループコンサルのワークで実施した人生で大切にしたい軸を考えるワークが役に立っています。

例えば、軸の例として、
仕事、収入、家族、健康、仲間との繋がり、居住空間などがあります。

これらについて、産前、今、理想それぞれの点数をつけるのです。
スコアを付けた結果を見て、
・今私は、ある軸を一転突破で伸ばしたいのか、バランスをとりたいのか?
・点数高くありたいが低い項目をどうしたらあげられるか?

と考えていくのです。

時間もそれなりに必要で、一回やったら終わりではなく、時折見直したり修正したりが必要で簡単ではありません。

でもこういうワークを育休中にやったおかげで、

忙しさで折れそうになったり自分の大切なものを見失いそうになってもすぐに立ち返ることができた

だから、心理的な疲労感が少ないのだなと納得することができました。
こういう時間をとることぜひおススメします。
このようなワークが必要な方に届くよう、企画してみようかと構想しています。


「疲れ」はどのワーキングマザーも感じる現象で、生きている以上、完全に防ぐことはできません。ただ、放置するのではなくその背景や理由を掘り下げまず「気づく」ことで、原因解消への一歩を踏み出せるかもしれません。全てのワーママの参考になりますように。



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