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マーケティング知識を学ぼう!

こんにちは、いつもnoteを読んでいただき本当にありがとうございます。

今回お話するテーマは「マーケティング」です。

「マーケティングってなんか難しそう。」「自分は仕事をしてるけどには関係ない」と思った方もいるかもしれません。最初にお伝えしますがマーケティングの考え方は非常にシンプルです。そしてあらゆる人に必要な知識や能力です。

このnoteでなくても、より多くの人がマーケティングの知識や能力を高めていけば豊かな社会になると本気で思っております笑


・マーケティングとは「売れる仕組みを作ること」

 マーケティングとはなにか?

 マーケティング部門の方以外の人がどれほど答えられるでしょうか。なんだかカッコイイ言葉ですが、どんな意味なのかここで一度確認してみましょう。「マーケティング」という言葉の定義を調べてみると、"企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である"と表現されていました。

( ・∇・)「いや、全然意味がわからないんですけど…」

もっとシンプルに表現すると「売るためにする活動」「売れる仕組みを作ること」になります。では、売るための活動や売れる仕組みとは一体なんでしょうか。それは”たった1つの問い”に答えられるかどうかです。

どんな価値を誰にどんな風に届けるのか?

これだけです。これを分解していくと「どんな価値を/誰に/どんな風に届ける」と3分割されます。専門用語に置き換えると「価値(ベネフィット)」「誰に(ターゲッティング)」「届け方(4P:製品、広告、流通、価格)」となります。しかし、堅苦しい言葉に惑わされる必要はありません。

「どんな価値を誰にどんな風に届けるのか?」というシンプルな問いに対して、あなたがいかに答えるかです。まずはあなたの頭の中にこの問いをたててみましょう。


・マーケティングのコツは「売ろうとする」ことではない

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((((;゚Д゚))))「さっきと言うこと矛盾してないか…!?」

ご安心ください、矛盾しておりませんので。マーケティングのコツとは「売ろうとする」ことではありません。「買いたくさせる」のです。

あなたがふと購入したその洗剤、なぜその洗剤を選んだのでしょうか。あなたが自分へのご褒美で買ったアクセサリー、なぜあなたはそのアクセサリーを選んだのでしょうか。それは、あなた自身が自らいいと思って選びましたが、それ以上に企業はその商品を購入してもらうために様々な戦略や工夫をしています。

主力になる戦略は3つあります。それは「手軽軸」「商品軸」「密着軸」です。

・手軽軸:提供されるのが早い、価格が安い、便利
・商品軸:最新版、最高品質など
・密着軸:地域密着や気心が知れている店主のお店など

仕事のお昼時間に、すぐ提供されて安くてそこそこ美味しいから牛丼屋に行こう。最近うまくいかなくて気分が落ちてるからアットホームな○○のお店で店主と会おう。iPhoneの最新版が発売されたから、いち早くほしい!などなどです。

まずは、自分たちはこの3つの中でなにが強みになるのかを考えて磨いていくことが重要です。

また、価値を支えているのは人間の欲求です。この欲求は大きく分けて3つあります。それは「自己欲求」「社会欲求」「肉体欲求」です。

・自己欲求:自分の中で完結する。成長や自分のこだわり
・社会欲求:他人と関係でよく思われたい。承認や名誉欲
・肉体欲求:生き続けたい、肉体的な快楽。清潔やおいしい食べ物

自分たちはどんな強みがあるのか、それらは3大欲求の中でどれを満たすのかを考えてみましょう!


・軽視されがちだが、誰に届けるのかはとっても重要

以前こんなnoteを書きました。<投げ銭制で相談屋さんをして分かった「商売」のおはなし>このnoteで書いたのは「誰に」商売するかによって、多くの利益が得られるのです。

この「誰に」を決めるうえで、セグメント(分ける)とターゲッティング(分けたなかから選ぶ)が重要です。

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これは年齢や男女、職業から地域まで様々です。このようなステータスでなくても「クラスの中心人物である女子高生」「お金があるけど時間がない独身サラリーマン」なども、ある程度の設定できます。

よりオススメなのは①実は、欲求を強くもつ層②お金もしくは影響力をもつ層を狙うのです。

例えば、中国の動画投稿型SNSである「Tik Toc」は日本の学生から爆発的に流行りました。これは「お金がないけど有名になりたい・ダンスを通して自分を表現したい・いいね!やフォロワーが欲しい・全国の人と繋がりたい」といった潜在的欲求を刺激できたことも大きな要因です。流行に敏感でSNSを駆使する学生に一斉に広がったことで「Tik Toc」はいまや日本中の人に認知されるSNSとなりました。学生自体はお金をもっていませんが、強烈な拡散力をもっているのでそこを狙った企業戦略はさすがでしたね。

このように、お金をもっていない層であっても影響力がある人たちを狙って拡散させたり、お金をもっている人たちをダイレクトに狙うことで、売れる仕組みが作りやすくなるのです。


・マーケティング知識は、何にでも応用できる

 ここまでマーケティングの知識をかんたんにまとめてきました。これらの知識や実践するうえでの能力は、ビジネス以外にも様々な場面で応用できます。イベント企画やコミュニティでのポジション、恋愛まで多種多様です。

恋愛に例えますと、自分はどんな特徴があるか、その特徴をどうやって磨いていくか、自分の特徴に価値を感じる人たちはどんな人か、自分が好きな人はどんな特徴が好きなのかなどなど…

ですので、仕事であまり使わないような人や学生も是非マーケティングを勉強して、実生活に応用してみてくださいませ( ´ ▽ ` )ノ

マーケティング初心者向けにオススメの書籍はこちらです。


本日もnoteを読んでいただき本当にありがとうございます(^^)

以下は番外編です↓

マーケティングは企業の経営活動で重要なものですが、その一方で消費者が欲しいと思わされて虚構を追いかけるラットレースに引きづりこまれる危険性もあります。自分の「スキ」「これが欲しい!」という気持ちを大切にしていきたいですね。


<マーケティング知識要約メモ>

・ベネフィット:顧客にとっての価値

価値には「物理的(早い、うまい、便利)」「情緒的(ステータス、優越感、特別感)」の2つがある。

価値の根源は人間の欲求にある。「自己欲求(自己実現)」「社会欲求(承認欲求や名誉欲)」「肉体欲求(性欲やおいしいものを食べたい)」この3つが3大欲求。

・ターゲッティング:顧客を分けて(セグメント)から絞る

まずは人々を分ける。そこから対象を決めるために絞る。絞らなければ誰にも選ばれない。絞り方はそれぞれ。年齢や男女、年収から地域まで。求めるものでセグメントもできる。(とにかく激安・安くてそこそこ・高価格高品質など)

・差別化:競合よりも高い価値を提供する

差別化は3つの軸から「手軽」「商品」「密着」

・手軽軸:提供されるのが早い、価格が安い、便利
・商品軸:最新版、最高品質など
・密着軸:地域密着や気心が知れている店主のお店など

この差別化が明確にできていると、ターゲット顧客にも連動して狙った対象にきちんと価値が伝わる。

・4P:価値を実現するための製品・価格・販路・広告

4Pとは、顧客の価値を具体化して対価をいただくことです。なにも価格が安いからいいという訳ではありません。あくまでも価格は「価値の対価」として、高いか安いかが決まります。また、いいものを作っても相手に価値を伝えられないと売れないし使って売れません。広告でいかに相手に価値を伝えるかは重要です。

・Product:製品やサービス(価値の実現)
・Promotion:広告と販促(価値を伝える)
・Place:流通やチャネル(価値を届ける)
・Price:価格(価値を提供する対価をいただく)

マーケティングは、一連の戦略に一貫性をもたせることが重要です。一貫してデザインされたマーケティング戦略は必然的に美しくなります。

サポートして頂くと、ノリにのります。