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デンタルスペースコメディ★ネコウオ歯科

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ネコウオ星に住む、ネコのネコ美とサカナのウオ田。 だらしねぇ生活から始まる痛快デンタルスペースコメディッッッ!
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ネコウオ歯科、おやすみします。

ネコウオ歯科、おやすみします。

ネコウオ歯科をご覧いただきありがとうございます。
ただいま、グレートジャーニー5を描いておりまして、
同時進行できなくなったので、ネコウオ歯科をお休みすることになりました(;´Д`)

グレートジャーニーってなんやねん?
って方も多いと思うのですが、グアテマラのジャングルを100キロほど冒険してマヤ文明の遺跡エルミラドールを目指すミドルノンフィクションSFです。
グレートジャーニー4販売中

ちな

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48  合意

48 合意

ネコウオ神が消えると同時にダブルモヒカンこと唯一歯科の院長が目を覚ました。

手足が縛られていることに最初はひどく抵抗をしていたが、2、3日水も食料も与えずにいたら静かになったので手足を解いてやった。

そして衰弱した院長に飯を与えつつこれまでの経緯を話し、結託する運びとなった。

俺らはネコウオ星に帰るために善行しないといけない。

唯一歯科の院長は患者さんの歯を治し、且つデンタルIQを高めたい

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47 スタンプラリー開始

47 スタンプラリー開始



その紙には《善行スタンプラリー》と書かれており、スタンプを押すスペースが全部で10個分用意されていた。

まさか…

俺たちは顔を見合せた。

「そうじゃそのまさかじゃ。10個いい事するまで帰れま10꙳★*゚」

そう言い残すとネコウオ神はまるでタバコの煙の如く消えてしまった。

どうやらホログラムだったようだ。

46  褒められた

46 褒められた



そんなノリツッコミにはさして応じず、

「お前たち、自発的に人を助けてようとよくぞ決心したな。偉いぞ。」

と何目線なのかわからないがネコウオ神は俺たちをべた褒めした。

そしてネコウオ神は1枚の紙を手渡してきた。

45 謎の光の正体

45 謎の光の正体



特に強い光以外変わった点は見受けられなかった。

暫く2人で窓の外を見ていると、トイレのドアが開きネコウオ神が出てきた。

外の光は関係ないんかい!!

とふいに現れたネコウオ神についノリツッコミをしてしまった。

44 後光が差してきた!!

44 後光が差してきた!!



そう思った俺たちは爺さんを助ける事を決意した。

すると、窓から急に強い光が差し込んできた。

何が起きたんだ??

不思議に思った俺たちは窓に向かった。

43 環境が人を変えちまうんだな

43 環境が人を変えちまうんだな

爺さんが倒れてる間に手足をユニットに縛り付けることにした。

また人質に取られたらたまったもんじゃねえからな。

こんな風に爺さんが人間不信になっちまったのもきっとここに来る患者のせいだろう。

俺とウオ田は先程のモヒカンを思い出していた。

42 こうなったら仕方ねえ

42 こうなったら仕方ねえ



爺さんが興奮しているので俺は素早く腰に掛けていた痺れ毒を塗った吹き矢を取り出し、爺さんに向かって吹いた。

毒はすぐさま体を巡り爺さんはばたりと倒れた。

しかし安心して欲しい、この毒の効果は一時的なものであり数時間もしたら解毒されるのだ。

41 おいおい爺さん嘘だろ

41 おいおい爺さん嘘だろ



爺さん、だいじょ…

俺が声を掛けようとしたその瞬間爺さんがウオ田の後ろに周りその右手には外科用メスを手にしていた。

「お前ら!どこの誰じゃ!」

「おいおい、落ち着けよ爺さん、俺たちゃ怪しいもんじゃねえ」

「嘘こけ!このカリエス星に怪しくないやつなんかおらんのじゃ!」

どうやら爺さんは俺たちを強盗か何かと勘違いしているらしい。

一緒に土下座までしてやったのになんて礼儀知らずなんだ。

40 とうとう見つけたぞ

40 とうとう見つけたぞ



オレはウオ田に耳打ちをした。

「あのネコウオ神が最後に言ってた言葉覚えてるか?」

「たしか、カリエスがうんたらかんたら〜」

ネコウオ星に帰るためにはこの場所がキーであることは間違いない。

俺たちはそう確信した。

その時だ、横になっていた爺さんがムクリと起き上がった。

39 渡辺篤史ことネコ美です

39 渡辺篤史ことネコ美です



爺さんが落ち着くまで建もの探訪といきますか。

俺とウオ田は無作法にも建物のそこかしこを見回った。

看板にも出ているようにどうやらここは歯医者のようだった。

38 黒ひげ危機一髪!

38 黒ひげ危機一髪!



やれやれだぜ…

俺はそう呟き膝についた埃を払い立ち上がった。

ウオ田は腰が抜けて動けない爺さんを介抱している。

37止めろ!クソモヒカン!!

37止めろ!クソモヒカン!!

勢いよくドアを開いたはいいが、足がもつれて俺とウオ田はジジイの隣に土下座する形になってしまった。

それを見たモヒカンが何を勘違いしたか、

「そんなに謝られたらこっちだって身を引かねえわけにはいかないな」

などと言い放ち、意気揚々気分よく扉から出ていった。

36罵声

36罵声



俺たちはとりあえずドアから中を伺うことにした。

すると中から罵声がきこえてくるではないか。

これは穏やかではない。

パッと見たところモヒカンがダブルモヒカンを咎めているようだ。

俺たちは中に入ることに決めた。

正義感は強い方なのだ。