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【生存2.0】新幸福論

幸福の結論

幸福の何たるかを言葉にして連ねるには、僕はまだ年齢という数字的にも経験という蓄積的にも未熟で若いかもしれない。ただやはり、ここまで最低でも25年は生きて、その四半世紀の中で考え続けていたことは『幸福の結論』なのだと思う。僕は万人論が嫌いなのだ。『人それぞれ』のような、ふあうふあとして捉えどころがなく、思考を停止していてもそのセリフ一つで全て丸く収まってしまいそうな。そういう万人共通の理解が嫌いなのだ。なにか、そこに存在するはずの方程式を導き出したくなる。無から有を作ることは不可能なのかもしれないけど、辞められないから仕方ない。



この世界は数学でできていると、どっかの偉い人が言ったらしい。全ては大きく普遍的な流れの中に存在し、まるで地層のようにその流れは重なり細かくなっていくと。ならば、この世界が本当に数学のようにできているなら、何事にも数式は存在するはず。僕が小さい頃から知りたかった『幸福の結論』は、ある意味では『幸福の正体』を知るということでもある。どうしても、『幸福=○○』を知りたいのだ。そしてキョウビ、様々な経験と沖縄移住を通して、その答えの片鱗に触れた。



幸福とは、大金を持ち豪遊することではないことは知っていた。お金持ちにも貧乏人にも、等しく悩みは存在する。そう思っていた。否、世界の常識として悩みがない状態など存在しないとされていた。でもそれは違った。その証明が、僕自身である。僕には『悩み』がない。存在しない。それは生まれついての鈍感とは少し違い、自身の思考と思慮によって『悩み』を捨てたのだ。自分で言うのもなんだか、小恥ずかしい気もするが、世間にわかりやすく表現するなら『努力によって悩みから解脱した』状態なのだ。偶然の産物でも時間の経過によるものでもない。



人がなぜ悩むのかを知っていた

人が悩むメカニズムを知ることは、自身が悩みというものから逃げるために必要なプロセスだった。人はなぜ悩むのかを考えたとき、2つの答えに辿り着く。

①自分の計画から逸れているから
②悩むことを求めているから

この2つに結論づく。①はわかりやすいが、②がどうも歪だ。悩むことは苦しく耐えがたいことのはずなのに、人はどうやら悩むことを求める生き物のようだ。悩むことで、多少の安心を覚える不思議。悩んでいることが、生を実感する大きな役目を果たしているのだろう。それは、悩んでいないことが、自分を無気力へと誘うからか。それに近しい感情を覚えたくないため、人は何かに悩む。『幸せすぎて不安』なんて、まさにその典型なのだ。もしかしたら、人は多少の悩みがあるほうがいいのかもしれないとすら思う。



ただ、それでも僕は悩みたくなかった。悩んでいる時間をもっと違うところへ転用したかった。そのためまず、人生を計画することをやめた。計画など、上手くいかなくて当たり前だから。計画するよりも大事なことがあると、沖縄移住をして理解した。それは、『適応すること』。トラブルやイレギュラーなどは、生きていれば必ず起こりえる。それが起こったことを、『計画が狂った』と表現していては、人生は狂いまくりだ。そうならないためには、発生したイベントに『適応』することが重要なのだ。それも少しでも早く、少しでもスムーズに。そうすることで、計画をしなくなるのだから、狂うこともなくなる。



そうすると、悩むことで安心するあの不思議な現象が僕の中から姿を消した。安心なんて、本当は常にあるもの。それを計画というアクションが覆いつくして見えなくしていただけなんだ。そう気づいた。そこから僕は、考え事などはするものの『悩む』ことがなくなった。



幸福とは

ここまでの状態に自分を引き上げて、長い間、それはもう長く幸福の正体について考えた。そして、その袖、そのかけらに手がついた。幸福とは、お金を持っていることや容姿が優れていることが全てではない。幸福とは『認識すること』なのだ。幸福であることを、認識することにある。食事ができる。眠ることができる。旅行に行ける。欲しいものが買える。そんな、本当は自分の傍らで笑う幸福に、人はなかなか気づけない。本当はない頂を目指し、もっと多くもっと濃く、もっともっともっともっと。多くの幸福を感じ得たがる。これが、幸福から最も離れた行為ではないのか。貪欲に生きることは決して悪いことではない。悪いことではないが、その貪欲さが視界に靄をかけ、今ある幸福を見失っていては、それこそ『不幸』なのではないか。



幸福の結論は、まだ遠い。

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沖縄おいで~