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#私の生理の話

このツイートをみて、自分の貧血やひいては生理について書きたくなった!勢いで!書くぞ!!

最初の生理で死にかけた

13歳くらいで初めて生理がきたのだが本当にびっくりするほど死にかけた。最初っからクライマックスだぜぇーーーーというほどの生理痛、15年経った今でもトップ3に入るくらいの痛みだった。腰なのか?背中なのか?脊髄なのか?神経痛なのか?下っ腹、股関節の端からはじまでゴリゴリ痛む。24時間だ。加えて量もすごい。他人と比較したことはないが「1:少ない←→5:多い」の五段階評価なら間違いなく5だ。しかもすごいことに私は同時に風邪もひいて高熱が出た。布団と一体化するくらいぴったりと寄り添って一つになって寝ていた。なんだかロマンチックにも聞こえるが相手は布団だ。とにかくずっと寝ていた。もう何もできなかった。息するだけ。寝返りも大仕事。痛みはすごいし、いろんなものが流れでないか不安だった。下半身は動かせない。

神は私に試練を与えまくった。しょっぱなが肝心だ、これで死ぬなら今後何百回、何千回と訪れる生理を生き延びることはできない、そんな弱小生物種であるなら早めに潰す、という考えなのだろう。

13歳の私は生き延びた。でもこれは奇跡だ、誰にでもできるわけじゃない。

それからずっと貧血

そんなわけでしょっぱなから量が多い私は毎月貧血状態、生理の週だけでなくその後も後を引くし、なんというか全般的に慢性的に貧血だ。大学生の時に張り切って献血に行ったら、ヘモグロビン?とか白血球?とか何かがとにかく足りないですって言われて結局献血をしたことがない。お風呂から出てぼーっとするなぁと思っていたら次気づいたときには脱衣所で全裸でうつぶせに横たわっていたこともある。顎を強打していたらしく、めちゃくちゃ顎が痛かった、あの時に私のあごは割れたものと思われる。さらに関係あるのかわからないけど血圧もど低い。50-90くらいだった時もある。

妊娠期にも不調が目立つ

血圧の低さが妊娠期には吉と出た。どんなにお菓子を食べてもどんなに体重が増えても妊娠期高血圧症候群にはならずに済んだ。妊娠期に18キロ増えたんだけどね。別の意味でいろいろ不調をきたしていて今もこの体重を戻し切れていない。とはいえつわりがひどくて飲まず食わずの時期があって一か月で7キロ痩せたりした時期もあったので妊娠期は安定しなかった。夜中に脚がつって大変だったことも覚えている。

出産時にまた死にかける

低血圧でなんとか妊娠期を乗り切った私だが、出産時には死に直面した。帝王切開時に出血が止まらなくなったのだ。術中には頭上で(腹上で?)切開担当医同士で夏休みの予定をお話していたので手術は完全にうまくいってるものだと思い込んでぐっすり寝ていた間の出来事だった。術後にうまく止血できないケースはよくあるらしいが、流出量の閾値があるらしく、それを超えていたためアラートだったらしい。とりあえず輸血ギリギリの量で止血はできたらしく、眠りから冷めると看護師が何度も回復状況を確認にきた。

ここでも私は生き延びた。でもこれも本当に誰にでもできるわけではない。ここから私は「出産とは命がけの戦争」と考えている。

生理休暇は使うが課題が多い

前の職場では有給で生理休暇が制度として用意されていた。福利厚生には長けている会社だった。上記の通り私の生理期間というのは悲惨なものなので出社なんかできないし仕事なんかできるわけがない。休んでいた。次に移った職場では生理休暇が無給だったのは驚いたものだった。ハンデがある人間にはハンデの分の制度を。社会とはそういうものだ。ただ、このやり方ももちろん生理がつらい人、辛くない人、はたまた生理がない人だっているわけで。

Femtechに期待する

頭に貼った、Revolというプロダクツは貧血の女性をターゲットにしたサプリメントの開発だ。生理や女性ならではの悩みを解決してくれるTechnologyってなんて最高だろう。私がこれまで悩んでいたモノ、女性だからこそ悩んでいたモノ。確実に「ある」のに、「ある」人が不利になるモノたち。社会に不均衡を産むモノたち。

しかしこれらを悪く言うつもりはないし、人間という種の保存には重要なものだ。なのでこれらを社会格差にしないFemtechに期待しているのだ。

Femtechと言うくらいだから女性に特化したTechnologyが初めてできたのだ。女性の問題に特化して問題解決を図ろうとしてくれる人が世界に出てきたことにとても感動しているし、この時代を生きていてよかったとすら思える。これからも優秀な技術者たちが、私たちが息を吐くように悩んでいるモノの一つ一つに光を照らし、解明し、解決してくれるであろう時代を生きられて嬉しい。

なので私は安心して自分の道を進めるのだ



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