見出し画像

間取りの自由度をUPさせたいなら窓を考えてみよう!

こんにちは。住宅コンサルタントのならざきです!

フィックスホームは、大津市・草津市・栗東市・守山市周辺で、高気密高断熱の省エネ・エコ住宅を建てる工務店です。

以前、トイレやお風呂に窓が必要か、不要かという記事を書かせていただき、また動画でもご紹介をして、非常にたくさんの方からご感想やご意見をいただきました。これほどトイレやお風呂の窓の有無については、意見が分かれるのかと、あらためて感じたところです。


間取りの自由度をUPさせたいなら窓を考えてみよう!

実務をしている中で、10年くらい前までは、設計と共にお客さまの間取り検討を進める時、トイレやお風呂などは、外壁に面していて、窓を取ることが当たり前だと思い込んでいたこともありますし、お客さま側も、トイレやお風呂に窓が付いていないと、「記載し忘れ」だと思われてしまうことも多くありました。

しかし逆に言えば、僕らがトイレやお風呂に窓があることを当たり前だと思い込んでいただけで、お客さまは内心では、「別にどちらでもいい」と思われていたのかも知れません。思い込みって怖いですよね。

そこで今回は、トイレやお風呂の窓が不要なら、間取りのバリエーションやパターンが劇的に増えるというお話しをしていきたいと思います。

サムネイル3(2)


ゾーニング

トイレやお風呂に窓をつけようとすると、当然のことですが、どこかが外壁に面していなければ窓を設置することは出来ません。実はこれが間取りを検討する際の一番のネックになっていました。基本的に家は、四方の壁に囲まれた箱の中で、動線や陽当たりを考慮しつつ、それぞれの空間の配置をゾーニングしていき、最終的に図面化していきます。

その中で、窓が絶対に必要な空間は、外壁に面する場所に配置していかなければなりません。例えば玄関は、人が出入りしなければなりませんので、当然のことながら外壁面に設置しますし、リビングや和室などの居室も、「採光」という別の視点からも、必ず窓を付けなければ建築基準法をクリア出来ませんから、外壁に面して配置をします。


窓が欲しい空間と無くても問題ない空間

しかし、トイレやお風呂、洗面室、ファミリークローゼット、書斎などは居室には該当しませんから、もし窓が不要であれば、必ずしも外壁面に配置する必要がない訳です。ただし、そうは言っても、窓がない空間は昼間でも扉を閉めてしまえば真っ暗になるので、書斎や洗面室などは、明かり採りの小窓があってもよいとは思います。

逆に、人が長時間に渡り滞在する可能性の低い空間、例えばトイレやお風呂には、必ずしも窓が無くても、換気扇が付いていれば構わないという方にとっては、間取りのバリエーションが劇的に増えます。

最近では、断熱性や気密性、お手入れのことも合わせて考えると、トイレやお風呂、洗面室などについては、開閉できる窓はいらないとか、そもそも賃貸では付いてなかったので、新築時も必要性を感じないなどというご意見が多いのも確かです。


最後に

時代の変化と共に、当たり前だったことが当たり前でなくなり、過去に常識だと言われていたことが形を変えたりしています。間取り一つをとって考えてみても、5年前、10年前とはご要望自体が全く変わってきていると言っても過言ではありません。

注文住宅で自由設計の家づくりに携わる以上、思い込みに囚われず、時代のニーズにあった柔軟な思考で間取りづくりに関わっていけたらと思います。何か気になることがあれば、遠慮なくご相談ください。



★家づくりは望む人生を手に入れる手段です。望む人生を手に入れられないとしたら、家づくりが成功したとしても、意味がないと私たちは考えます。

人生は家づくりだけで考えないで下さい。私たちと一緒に望む人生を手に入れましょう。この記事があなたの望む人生を手に入れるお役に立てれば幸いです。



それでは、また~^^/


この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?