間取りの工夫でコスパと省エネを一度に実現する方法

2021年2月9日 07:35

こんにちは。住宅コンサルタントのならざきです！

家づくりを考えた時、出来るだけ無駄なコストを掛けずに、住んでからの光熱費も抑えられる家にしたいと誰もが考えることと思います。面積以上に広く見える家や、吹き抜けとリビング階段があっても寒くない家。

これまでしっかりと家づくりに向き合ってきた住宅会社や工務店の間取り設計には、さまざまな工夫やアイデアが詰め込まれています。

そこで今回は、最近、非常に関心の高いコストパフォーマンスに優れ、尚且つ省エネやエコな暮らしをして光熱費を抑えるための間取り作成のポイントを解説したいと思います。

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家の形は「総２階建て」に近づける

初期コストを抑えて快適な省エネ住宅を建てたい・・・その想いに応える家の形としておススメするのは、「総２階建て（１階と２階の面積の差がほとんどない）」の家。

「総２階建て」は、凹凸が少なく一階部分の屋根も不要なので、材料費や工事の手間を省くことができます。つまり家自体の性能は損なうことなく、初期コストを大幅に抑えることができます。

また廊下が少なくコンパクトであればあるほど、ムダな熱損失が抑えられるのもメリット。構造的にシンプルなので耐久性にも優れ、家を建てた後の維持コストが安いことも魅力です。

太陽光を活用することは、省エネ・エコ住宅の基本です。しかし隣家が迫っているなどで南側にスペースがない場合、家自体の日照を十分確保できないことがあります。そんな時は、リビング上部を吹き抜けにすることを検討してみてください。

高い位置から採光することで、明るく開放感のある部屋になり、太陽光の恩恵をしっかり受けることができます。ただし吹き抜けは、しっかりと断熱性、気密性を確保しておかなければ、エアコンの暖房効率が悪くなりがちです。その点については別途、対応法を計画しておくことが必要です。

４方向に屋根面が分かれている「寄棟屋根」は、屋根裏にこもった熱や湿気を外へ逃がす「棟換気」が不足する可能性があるためおすすめしません。

屋根の形状は、「切妻屋根（三角形の屋根）」か「片流れ屋根（切妻屋根の三角形の頂点で切ったような形）」がおすすめ。シンプルな形なので雨漏りの可能性も少なく、工事費を安く抑えられるのもメリットです。急すぎる勾配は工事費が割高になり、後々のメンテナンス費用もかかるため、ゆるやかにしておくと良いでしょう。

間取りを考える作業は、家づくりの中で最もワクワクする部分ですが、同時に頭を悩ませる部分でもあります。なぜなら、間取りは建ててしまうと気軽に変更できないからです。

特にコストパフォーマンスと省エネを両立した家を建てたいと考えているなら、家族の生活導線、家事導線を考えるのと同じくらい、「日射」についても考慮しましょう。省エネ・エコ住宅の基本は「太陽の力をどのくらいムダなく使えるか」にかかっていると言っても過言ではありません。

何か気になることがありましたら、遠慮なくご相談ください。

★家づくりは望む人生を手に入れる手段です。望む人生を手に入れられないとしたら、家づくりが成功したとしても、意味がないと私たちは考えます。

人生は家づくりだけで考えないで下さい。私たちと一緒に望む人生を手に入れましょう。この記事があなたの望む人生を手に入れるお役に立てれば幸いです。

それでは、また～＾＾/

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