見出し画像

常に危機感

私はとあるメーカーで仕事をしております。

会社自体は日本各地に工場があり、私の所属する工場はその1つで、数百人が働いています。
会社の業績は順調で、毎年売上や収益が増えている状況です。
いわゆる大企業と言うやつです。

今の会社には30歳で入社しました。それまでは小さい工房で靴職人をしていて、そこはいわゆる零細企業。
来月も会社を存続させるため、職人たちは食べていくために、それはそれは必死で目の前の仕事をこなしていく日々でした。


20代をその工房で過ごした私の仕事観はそこで培われました。転職した今でもやはりそこはあまり変わっていません。
同じ製造業であること以外は何もかもが違うと言っていい今の会社で働くようになったにも関わらず、です。


仕事をしていく上で欠かせないものの一つが、
「危機感」だというのが私の仕事観にはあります。

社会や景気もいつどうなるかわかったものではありませんよね。
東日本大震災での東京電力や、コロナ禍での航空会社、それ以外でも大企業が倒産や大打撃を受けることがあるし、いつあるか分からない。
それは私の今の会社でも同じだと思うのです。

そう考えると前の会社も今の会社も変わりません。ましては私の工場では、今まで通りに売上が続いていくとは考えにくい状況であると言えます。業界的にも。

仮に私の工場が潰れたとて、別の工場に転勤という形になるだけで、失業することはありませんが。

でも、そういったことは想像もせず、クビになることはないとか、会社が倒産することはないとか考えて働いている人が凄く多いのが私の工場での現状です。


そういった人ほどやはり、仕事に対する姿勢や出来は芳しくないという現実があります。
話していてもその「感じ」というのは伝わってきます。

反対に、危機感を持って仕事をしている人もいます(中途入社した人の方が多い)。
その温度差は凄いものがあります。

業績に限らず危機感を持って仕事することによって、色んなことが変わってきます。周りからの自分の評価や見る目も違います。
自分の会社にとってもそういった従業員がどれだけいるかというので、5年後や10年後の姿は変わると私は思っています。

前の会社でそうであったように。


半分グチのようになってしまいましたが、読んでいただきありがとうございました。私が大事にしている仕事観の話でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?