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「順番」の持つ普遍性


子供の叱り方って難しいですよね。

正解なんてもちろんないわけだし(誰がどう考えても倫理道徳にそぐわないないことはダメと教えるが)、子供の性格や、言葉の選び方、感情の入れ具合や表情などなど。

親それぞれ、子それぞれということになるのだと思う。


私自身、子供が出来てからは試行錯誤を繰り返し繰り返し、今でもまだそれを進行中だ。

しかし、子育てはこれからも続く中での途中経過として、一つ「これはアリかな」と思えることがある。


それは「順番」である。

産まれたばかりの段階ではまだ、言葉がわからないのは当たり前だし、物心もついていない、何も出来ない、言わば動物みたいなものである。

それが立って歩くようになり、言葉も少しずつ覚えていくと、本当に朧気ながら善悪というものも身に付けていく。
ダメなことはダメと教えてもらうから、コレはダメなんだなと思えることも出てくる。

そこで一番最初に悪の概念として手に入れるのが「順番を守らない」ということなんじゃないかなと私は感じたのた、

「順番」の概念は2.3歳の子にも親から叩きこまれるように教えられる子が多いんじゃないだろうか。
もちろん始めはわからない。だが、自分が順番抜かしなんかをすると叱られる。順番は守らないとダメでしょ、と。自分が順番抜かしされたらイヤでしょ?だから順番を守ろうね、と。

これに関しては2.3歳の子でも理解して、親の言うことを聞く子が多いように感じてきた。

自分がされたらイヤなことはしたらダメだという概念よりも、なぜか子供に理解されやすいように思う。
同じことなのだが。


順番だからねと言うと、「ああ、そうか。順番なのね」と腑に落ちたように、「善」をとろうとする。

完全に個人的な見解です。色んな子がいて、そうとは限らないことも少なくないと思う人もいるであろうことは分かるが、私はそう思う。


子供でなくとも日本人は「順番」を大事にすると思いませんか?


だから、私は自分の子供を叱る時、「順番」の概念を多用する。

何か叱るべき事象が発生した時には..
まず何がどういう状況だったか、誰がどのタイミングで出てきたとか、どう思ったか、どういう行動をとったか、を全て順番に始めから自分の口で説明させることにしている。

そして話の途中、質問はするが意見なんかは挟まない。最後まで出来る限り黙って聞く。おかしなところがあれば補足説明をさせる。

それが終わって初めてお説教タイムをスタートさせる。

すると小学生の子でも頭が整理され、どこがどうダメなのかがストンと入りやすいんだと思われる。
だから非を認め、納得し、謝るところまでが、頭ごなしに怒ったり、すぐこちらが感情的になったりする叱り方よりも早くなる。


これが私の今のメインの叱り方だ。「順番」「自分の口で1から10まで説明」この2つ。


いやー、叱るのはほんと難しい。皆さんはどうですか?


#子どもに教えられたこと

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