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4月27日(土):「シャレンAWARDS」エントリー、FC今治の「スタジアムに複合福祉施設を創り、インクルーシブ社会を体現するプロジェクト」

この数日はサッカーJリーグの「2024シャレンAWARDS」に関連したことを記しており、本日もその続きをもう少しばかり。

シャレンについて簡単に説明をすると社会課題や共通のテーマ ( 教育、ダイバーシティ、まちづくり、健康、世代間交流など ) に、地域の人・企業や団体(営利・非営利問わず)・自治体・学校などとJリーグ・Jクラブが連携して、取り組む活動です。

企業や何らかの団体が単体で活動しても認知や支持を広げるのは大変ですが、Jクラブが旗振り役を担ってくれることで、サポーターを通じて活動が地域内へ一気に広がっていく意義は大きいですね。

そうしたなかで現在は私がファン・サポーター投票の候補にしていたJクラブの取り組みから幾つかをピックアップして紹介しています。

本日に取り上げるのはFC今治の「スタジアムに複合福祉施設を創り、インクルーシブ社会を体現するプロジェクト」です。

こちらはプロジェクトの名称の通りの内容で、2023年1月に竣工した今治里山スタジアムの敷地内に、サッカー専用スタジアムとしては日本で初めて複合福祉施設「コミュニティビレッジきとなる」がつくられ、運営されることになりました。

前述した「きとなる」には、主に「就労移行支援」「自立訓練(生活訓練)」「放課後等デイサービス」の3つの福祉機能があって、里山スタジアムを豊かに育てていくために、子どもたちが裸足で走り回れる芝生エリアを作ったり、FC今治が運営するカフェの店舗運営サポート等も担当してもらっているのだといいます。

今治里山スタジアムは、もともと「地域の心の拠りどころになること」を目指して建設されたこともあって、建設のプロセスでも、そして稼働後も地域の方々と多様な接点がもたれています。

そうしたなか、今回は「スタジアム×福祉」ということで、障害の有無によって壁を作るのではなく、皆が同じ空間を共有できる場所がつくられ、そこを起点にした交流が活性化した旨がプレゼンテーションされていました。

このような機能が付帯されてくると、スタジアムが単に試合をするための場ではなく、本当の意味で地域にとってのハブの役割を果たす存在を担うことにもつながってきます。

その意味でスタジアムの可能性を広げる取り組みでもあるし、ホームタウンの方々にも地域にプロサッカークラブが地域に存在することの意義を実感してもらえる気がしますね。

サッカーだけではなく、様々な分野にチャレンジし続けるFC今治の取り組みに今後も目を向けていきたいと思います。

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