9月15日(日):ALIVE恒例の健康セミナー開催
本日は自社が運営するスクール制小型フィットネスクラブで座学のセミナーを開催していたので、それに関連した話を少しばかり。
日曜日は本来休館日ですが、こうした日曜日や月末の休館日を利用して、私たちは会員様に向けた日頃の運動指導とは異なる形のサービスを提供しています。
今回は「骨の健康」をテーマにした50分の座学セミナーで、本日は1回のみの開催だったものの、定員いっぱいの参加者数でした。
お休みの日にこうやって座学のために多くのお客様が来館してくださるのは嬉しいことだし、感謝ですね。
今回のテーマである「骨」については、以前に「血糖値」をテーマにしたセミナーを開催した際の参加者アンケートで、もっとも要望が多かったことから実現しました。
要介護になってしまう三大要因のひとつが転倒による骨折(残り2つは脳卒中と認知症)であることを考えれば、その重要性もわかるでしょう。
また75歳以上に限れば、「がん」による5年後生存率よりも、「大腿骨骨折」のほうが5年後生存率は低くなるから、年齢を重ねた先での骨折がQOLに与える影響は非常に大きいですね。
セミナーの内容として、前段は骨の構造や役割(身体の支持、臓器・神経の保護、運動機能、造血作用、無機質貯蔵、内分泌機能)についての話です。
そのうえで年齢を重ねても丈夫な骨を保つために必要な対策を運動や栄養、休養の観点からご案内をしていくような流れでした。
私たちはフィットネスクラブの運営しているから、来館された会員様への運動指導が主たる業務ですが、今回のテーマである骨に限らず健康は日頃の習慣によって形作られるものでもあります。
だからセミナーのような場を通じて適切な情報を発信する啓発も大事にしているし、それら知識の提供もクラブやトレーナーによる価値提供のひとつのあり方だと捉えています。
そもそも専門職であるトレーナーの仕事の一側面は知識格差(トレーナーは知っているけどお客様は知らない)、技術格差(トレーナーはできるけれどもお客様はできない)にもとづき、それらをトレーナーからお客様へ移転すること(伝えること、できるようにすること)が価値の源泉であり、使命でもあるからです。
加えて昨今は情報過多の時代でもあるから、トレーナーがフィルターの役割を果たして、スクリーニングをした状態で正しい情報を伝える意義も大きいでしょう。
誰であっても、何の分野でも同じことですが、知らないことは意識できないし、意識できないことは実行できませんからね。
日常における運動や栄養、休養といった習慣をより良く整えてもらうには、まずは知ってもらうことが入口になります。
その意味で今後もこうした地道な活動を続けていきます!
宜しければサポートお願い致します!