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3月29日(金):想像力と可能性を広げる教科書になってほしい

昨日は2025年度から中学校で使う教科書の大半に音声や動画などのデジタル教材を再生する2次元コード(QRコード)が掲載される旨を記しました。

本日もこれに関連した話をもう少しばかり。

QRコードを使ったデジタル教材は紙媒体の教科書だけでは伝えきれない部分を補足できるので、子どもが学ぶ環境を拡充する意味で有意義だと思います。

動画は紙と比べて視覚的に理解を助けるし、英語では発音などを含めて何度でも聴き直せるなど、デジタルコンテンツだからこそできることがありますからね。

学び方の幅が広がるのは間違いないですし、生徒が自分のレベルや状況に応じた活用の仕方、学び方が選べるようになっていくのは良い傾向でしょう。

昨日も記したことですが、できることならば教科書の内容を補足するだけに留まらず、その世界への興味関心を掻き立てるものでもあってほしいですね。

紙面やページ数に縛られずに膨大な量を収めることができる点がデジタルコンテンツの良さでもあるので、夢や想像力が膨らむコンテンツがあれば良いなと思ってしまいます。

例えば生物なら細胞をはじめとしたミクロの世界の高精細な画像や動画などは非常に興味を惹きつけられるので、そうした極小の世界やそれと対極にある極大の世界などに小さいうちに触れられたら面白いんじゃないかと感じます。

また私は歴史も好きなので、戦国時代の合戦があった戦場の赤色立体地図があったり、そこに各陣営の布陣、その後の動きなどが表現されていたら、武将の采配や戦略への興味関心は一気に高まる気がしますね。

加えて城なら3Dで城内が見学出来たりしたらリアリティは高まるだろうし、場合によってはそこから派生して文化財への意識が高まるきっかけになることもあるでしょうか。

こういったコンテンツがあれば単に「●●年に■■が起きた」、という事象と年表の記憶につまらなさを感じている生徒も、まるで違った捉え方に転換できるかもしれせん。

これらは一例に過ぎませんが、各教科によって伝えられることの幅が広がるのは確かなので、生徒の想像力や可能性が広がる教科書にアップデートされていけば良いなと思った今日この頃です。

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