正解のリアクションをとろうとする自分が嫌になる
2023年6月22日(木)朝の6:00になりました。
へえ、そうなんですか。めっちゃおもしろいですね。
どうも、高倉大希です。
本音と建前。
本音は善で、建前は悪。
こんな捉えられ方で話が展開されている場面を、よく目にします。
唯一普遍の「本音」があって、「建前」は嘘である。
この捉え方は、危険だなと思っています。
どちらがよくて、どちらがわるいということはありません。
相手に合わせて、対応の仕方を変えることは当然です。
どれかひとつが本当の自分で、あとはすべて嘘であるというわけではありません。
それぞれが、本当の自分の一部を担っているのです。
だからこそ、その場における正解のリアクションをとろうとしてしまいます。
ここは大袈裟に驚いておいた方がよいな、とか。
知っているけれど知らないフリをした方がよいな、とか。
そんなリアクションをとるたびに、すこしだけ自分が嫌になります。
先日、こんな記事を書きました。
建前を許してくれない「嘘が通用しない人」に関する記事です。
嘘が通用しない人と対峙すると、ホっとします。
なぜなら、自分が嘘をつかずに済むからです。
その場における役割を果たすことの必要性は、重々承知しています。
自分のプライドなんて、邪魔なことの方が多いです。
それでもやはり、思ってもいないリアクションをとると、心がすこし痛みます。
だから、嘘をつく必要はありません。
「嘘が通用しない人」に見破られる嘘なんて、所詮はその程度です。
「ほんとうの気持ち」と「その場で担うべき役割」と。
このふたつが重なり合うところに、とるべきリアクションが浮かび上がります。
はじめから正解を叩き出そうとしてはなりません。
トライ&エラーの先に、生きやすい世界がみつかります。
サポートしたあなたには幸せが訪れます。