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小説の連載を再開しました〜頭に住んでいた空想のキャラについて〜

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↑小説『サキと所長の2年半』

 体調不良で書くのをやめていましたが、週一回程度の更新で再開することにしました。

 この作品はものすごく個人的なものなので、他の人が読んでも面白くはないかもしれないと思いながら書いていました。
 完成まであと数年かかりそうなのですが、暇な方がいたら読んでみてください。

 この小説に出てくるキャラは、ほぼ全員、
『学生時代、頭の中に住んでいたキャラ』
 です。

 中学の時に、橋本と新道の話をチラシの裏に書いていました。その時はマンガで書いていて、キャラの設定もほぼ出来上がっていました。根岸菜穂も菅谷も初島緑も、当時からいました。そして、橋本が死ぬことも、当時から決まっていました……なぜかはわかりません。

 高校の時、新橋五月というキャラが頭に現れて暴れ出したため、彼が演劇を目指す小説をノートに書いていました。相手役として二宮由希も登場していました。二宮由希はどうやら死んだ橋本のいとこで、そのことが心の傷になっているらしい、というのが当時わかっていたことでした。

 要するに、私は常に架空のキャラを頭の中に飼っていて、そのキャラの話ばかり書いていたんですね。現実逃避でもあったのかもしれない。家庭環境がちょっと辛かったので、空想のキャラと遊ぶほうが楽しかったのかも。

 大学(いろいろあって中退しましたが)の時、頭の中に現れたのが、
『サキという女の子と、所長』
 だったのです。
 なんでサキなのか、なぜ所長なのか、
 それはわかりませんでした。
 とにかく、自然発生的に彼らはわいて出てきました。
 そのうち、
『どうやらサキは、
 新橋五月と二宮由希の娘らしいぞ』
 と気づきました。
 そして、
『所長は初島緑の息子らしいぞ』
 ということもわかってきました。

 その後、残念ながらいろいろあって精神的に参ってしまい、20代はほぼ何も書けずに終わりました。

『あの子達を作品にしよう』

 と思い始めたのは、30代に入るころです。
 最初、サキ達の話はマンガで書いていて、ブログに連載していました。
 絵が下手すぎたせいか、評判は悪かったです。中傷のコメントが来たの、今でも覚えてます。
 でも、書くのが楽しくて、
『私の道はこれかも!』
 と思い始めた矢先──

 東日本大震災が起きました。


 ショックを受けてしまって、
「マンガなんか書いてる場合じゃないかも」
「私の人生、これでいいのか?」
 と考え込んでしまいました。

 それで、ブログのマンガ連載をやめ、
 会社もやめて、
 大阪に移住したんですね。

 結局また北海道に戻ってきたんですけど、
 大阪暮らしは貴重な体験でした。
 小説『アンゲルとエレノア』は大阪で完成させました。
 私はどこに行っても書くんだなあ、と思っていました。


 しかし、北海道に帰ってきてから、
 人生最大の試練が待っていました。

 幻聴と、
 その後に続く長い無気力の期間です。

 30代は、幻聴とその後の影響でまともに働けませんでした。生活も困窮。
 
 そんな中で、
『あの、サキと所長の話を形にしたい』
 という気がまたしてきました。

 そこで、2015年にブログで、
 リアルタイムに小説を書き始めました。

 今思うと無茶だったのですが、2015年の部分は、本当に2015年のその日に更新していました。リアルタイムに毎日その日のキャラの動きを書いていたんですね。
 これはさすがに無茶でした。
 そのうち、幻聴の薬の副作用で調子を崩したこともあり、連載できなくなって中断。


 それから、
『何もやる気がしない、無気力な期間』
 が5年くらい続きました。

 今度はコロナ禍がやってきました。

 私も、歳を取りました。40代です。
 そこで、今後やっておかないと死ぬ時に後悔しそうだなと思ったのが、
『サキと所長の話をまだ書いてない』
 ということでした。

 というわけで、2015年のデータを掘り起こし、
 また書き始めたのが、
 冒頭のリンクにある、
『サキと所長の2年半』
 なのです。

 しばらく順調に毎日更新していたのですが、
 去年、夏の猛暑で体調を崩したのと、
 内容の重さに精神が辛くなったのとで、
 しばらく書くのをやめていました。

「やっぱり小説はやめて、
 ギター弾き語りしようかな」

 と思い、ギターと歌の練習を始めたのですが、


 しばらく休んで、調子が戻ってきたら、
 また書きたくなってきました。


 というわけで、この小説は、
『99%自分のための小説』です。

 自分を納得させるため、
 あの、懐かしいキャラ達を生かすために、
 書いているのです。

 めんどくさい日記形式にしたのは、
 特別なキャラ達のことを、
『よくあるありきたりなまとまった小説』
 にはしたくなかったから。

 彼らの生活に密着するように、
 全てを書きたかったから。

 でも、無茶でした。
 やってみるとかなりしんどいです。
 毎日、架空の日記を書くわけですから。

 しかも時間が経って、世の中が変わってます。
 今の若者のことなんてわからないし、
 ネットのことはもっとわかりません。
 高校生の話を今の私が書くことには、
 かなり無理があるのはわかっています。

 でも、この作品だけは、
 どうしてもこの形で書きたかった。


 2015年スタートの日記が、
 今、2017年までいってます。
 読む人はほとんどいないであろう、
 長い、長すぎる作品になっています。
 2018年にサキが高校を卒業したら終了する予定ですが、週一回の更新だと、そこまでいくのにまだ数年かかりそうですね……。

 でも、無理して毎日更新すると、
 挫折することがわかったので、
 今後は無理せず、少しずつやります。

 少しずつでも進めば、
 いつかは終われるさ……。

 でも、書いてるうちに、
 どんどん世の中が変わっていって、
 コロナ前の世界なんてもう、
 大昔みたいですけどね……。


 小説読んでない人には、
 わけのわからん話ですみません。

 よかったら読んでみてください。

https://ncode.syosetu.com/n0373hg/

↑小説『サキと所長の2年半』


 先日ある方から、「修平と先生のコンビが好きです」というコメントをいただいて、めっちゃ嬉しかったです。ありがとうございます。
 登場キャラが多いので、一人でも好きなキャラがいましたら、その子の日だけ読んでいただいてもいいかもしれませんね。



 読んでくれてありがとう。



 

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