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「チャリング・クロス84番地」読書愛好家の人生

人生100年
女 男かまわず
ひとりで生きて行く力が必要な時代


人生の豊かさ
小さな幸せ
当たり前の日常

今では 舞台演劇でなければ見なくなった 
古典的な演劇も見られる一作

…マークス社 古本書店
絶版本の取扱いあり…

アメリカの脚本家、作家の
へレーヌ・ハンフが(Helene Hanff)
ロンドンの古書店
「マークス&コーエン」の
フランク・ドエルら店員たちとの
長年に渡る往復書簡を刊行

その内容を映画化したものである

遥か彼方、そう遠くはなさすぎる
50〜60年昔に
20年間以上にも渡る 
とあるきっかけで始まった文通

当時のニューヨークと、ロンドン
双方の生活と時代の流れも伺える

彼女のユーモアとズバリすぎる文面
観ているだけでも どこか励まされる

今は、全ての事が
直ぐに目の前に可視化される時代となり

「相応の時間を待つ」
と言うことが
不要の世の中になりつつある

相応の時間を待つ間に
自身の生活ペースが 
小刻みに一定リズムとして
あった時代なのかもしれない

時間術とは 滑稽なものなのかもしれない

個人的に 
選りすぐりの好きな物は
「物」として所有したい質で

好きな音楽のCD
レコード
楽譜
書籍

作中には 歴史的にも有名な本の
初版本などが 数々登場する

名作の中の、美しい名文と一緒に。

その中のひとつに

「人生は一巻の書物である」

となると
私の人生本も 目下随筆中となる

どこで終わり
まだまだ続き
どこでどんな事が起こるのか

ただ1つ言えるのは 
必ず終わりがある

やり残した事の中に
先延ばしにし過ぎている事があれば
大きな悔恨となるかもしれない

ー夢に見すぎたー
できれば 避けたい

映画として
決して派手なストーリーではないが

今を生きる とはこういう事ではないかと

劇中、微笑む自分がいる

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