事業再構築補助金の特別枠、採択発表!
こんにちは、予算管理に特化した税理士&コンサルタントのT.Hiroです。
前回記事で事業再構築補助金やものづくり補助金の今後の事業計画の作成やキャッシュフロー経営、遺言書作成、PDCAサイクルなどについてお伝えしてきましたが、今回は事業再構築補助金の特別枠の採択結果が発表されましたので速報をお伝えしたいと思います!
(前回記事もご参照ください!)
1.1次公募の採択結果が6/16に発表!(特別枠)
事業再構築補助金の1次申請をした結果のうち、
緊急事態宣言特別枠の採択結果が発表されました!
採択結果としては、
● 応募者数 5,181者
ウチ申請要件を満たした者 4,326者
● 採択社数 2,866者
という結果となっております!
かなり厳しい数字になっているなと感じられますよね・・。
採択率を計算すると、
● 応募者数 あたり 55%
● 申請要件を満たした者 あたり 66%
となっており、6割前後の採択率ということになります!
当初の想定では、緊急事態宣言特別枠は、申請要件さえ満たせば、採択される可能性が高いと考えておりましたので、
それと比較すると、かなり厳しい採択結果となったといわざるを得ません。
やはり、1次申請に申請が殺到したことから、
かなり間口を狭くして採択したといわざるを得ません・・・。
明日には、通常枠の採択結果も発表がありますので、
引き続き速報情報をお届けしたいと思います!!
2.緊急事態宣言特別枠とは?
緊急事態宣言特別枠とは、
通常枠に対する特別枠として位置づけられています!
通常枠でもかなり深刻なダメージを受けているわけですが、特別枠では更に売上が減少している事業者を対象としています。
緊急事態宣言特別枠は大きな要件として、
「令和3年1月の緊急事態宣言により、深刻な影響を受けた事業者で、令和3年1~3月のいずれかの月の売上高が対前年または前前年の同月比で30%以上減少している事業者」
という点が挙げられています!
つまり、特別枠に関しては、
通常枠 + 売上高要件のプラスα(1~3月のうち1月で前年比30%減)
という要件を満たしさえすば、適用要件を満たすということになります。
ここで注目は、緊急事態宣言により、深刻な影響を受けた事業者 という括りが何を指すかです。
外出自粛や移動制限での影響は幅広い業界に影響していることから、一概にこの業界、この業種ということはいえませんが、緊急事態宣言によって何らかの影響があり、売上要件を満たせば、特別枠での申請が可能なのではないかと推察しております。
3.特別枠のメリットは?
特別枠のメリットは大きく下記2点です!
● 特別枠は優先的に審査される!
● 特別枠で落選しても、通常枠での再審査が可能で、そこでも加点対象となる
今回の採択結果でも、約55%の採択があったことから、
通常枠と比較しても、高い採択率となっていることが考えられます!
おそらく特別枠には、総額予算の中で割り当てられている金額があるはずです。そのため、その予算内であれば優先的に審査・採択されるということを暗に示していると思われます。
最後までお読みいただきありがとうございました!
次回は、事業再構築補助金の採択速報をお伝えしたいと思います!
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