見出し画像

お金がずっと怖かった過去

こんにちは。
モラハラ夫に悩むママの為の寄り添い心理カウンセラー
渡辺めぐみです。


私は幼少期の頃からモラハラ家庭で育ち
家庭の状況も裕福ではなく
両親は共働きでお金のことで悩んでいる母をずっと見ていました。


考えてみれば私のお金ブロックは
両親のお金に対する価値観からきていたかもしれません。
・お金が足りない
・支払いが出来ない
そんな言葉をよく耳にしていたので
お金がないと不幸になるんだ。
そう思っていました。


高校生になったらすぐにバイトをしよう。
と思ったのも
漠然とお金を稼げるから。
という理由でした。


高校生になってすぐに
ファミリーレストランでバイトをし
そのあとはコンビニ・運送屋の助手
ガソリンスタンドなどで働きました。


ガソリンスタンドで働いた頃は
学校から帰って4~5時間働き
休みの日は朝~晩まで働きました。


高校生にしてはかなり稼いでいたいと思います。
お給料日になると、晩ご飯は
お寿司屋さんに注文して出前で配達してもらったり
生活の足しにと母にお金を渡したりしていました。
母がお金で苦労していたので
喜ぶ顔が見たかったんだと思います。


高校生の頃からお金が掛かるものは自分でなんとかする。
というのが当たり前になり
車の免許や成人式に掛かるお金も
母に頼めず自分で出しました。


その頃から
うちは仕方ない。
とい気持ちと
親なのになんで。
という気持ちが葛藤していました。


私が結婚して数年後
お金は人を不幸にする。と
実感する出来事が起こりました。


父が身内の保証人になったことで
全てを失ってしまったのです。
住んでいた家も失うことになりました。
その時に父が鬱病になり家から出られない
状態が続きました。


私は結婚をして家を出ていたので
仕事が終わってから様子を見に行ったり
休みの日に小さかった子ども達を連れて
父の状態を見ていました。

毎日、不安を抱えながら
こらからの両親の事を考えながら
いつものように仕事に向かったある日。
今までにない不安に襲われることになりました。

当時、事務職をしていた私はお昼を過ぎて
午後2時頃になり経理の仕事をしていた時
1本の電話が鳴り
『もしもし。○○会社です。』
と受話器をとりました。

しばらく無言だったのですが
相手が公衆電話というのがすぐに分かりました。
『もしもし?もしもし・・』
と言ったあと
『めぐみか・・?』
と弱々しい男性の声が聞こえました。

お父さん?
お父さんが会社に電話を掛けてくる事はなかったので
お母さんに何かあった?
えっ・・何・・どうしたの?

と頭の中で混乱しながら
『もしもし?お父さん??』
と聞き返しました。

そのあとの声で父だと確信しましたが
父は
『めぐみか?元気か?』
と・・。

なんかおかしい。。
様子がおかしい。

『お父さん・・どうした?』
と聞くと
すこし間をあけて
『お母さんを頼むな・・』
とひと言だけ言って電話が切れました・・。


父の声は震えていました。
その時、私の中で恐怖が込み上げて
父が居なくなってしまう・・と
感じました。

そのあと、すぐに会社を出て実家に向かいました。
車で向かう途中、ハンドルを持つ手は震えていました。
公衆電話だったし実家にはいないと思いましたが
とりあえず実家に向かい家に入ろうとした瞬間。


怖くて玄関のドアを開けることが出来ませんでした。
もし、家の中で・・・
怖くて怖くて、でも早く見つけなきゃ・・という思いで
ドアを開け、リビング・寝室・・・を見ても
誰もいませんでした。

2階の部屋を見てもいない・・。。
お風呂場・・?
心臓がバクバクしながら
恐る恐るお風呂場を開けました。。

誰もいませんでした。
そのあと、トイレも見ましたが
父はいませんでした。。

その時、冬だったのですが
家の中が少し温かく
ちょっと前まで父は家にいたんだと思いました。


母はパートの仕事へ行ってたので
すぐに電話して帰ってきてもらいました。


母に事情を説明し父が帰ってくるのを待ちました。
夕方になっても夜になっても帰ってこないまま
外は、どしゃぶりの雨になっていました。
母と無言で待ち続けるしかなく
深夜になった頃、玄関のドアが
カチャっと音がしたんです。


急いで玄関へ向かうと
そこには、ずぶ濡れになっている父が立っていました・・。

父は放心状態でした。
話掛けても、うつむいたままで
全く反応はありませんでした。

そのあと、数日
母と様子を見ていました。

父が話せる頃になって言われた言葉は・・

『もう死のうと思っていた。
ロープを買い、ある場所まで向かったが
出来なかった・・。』


それを聞いて私は泣きながら父を説得しました。
お金なんて、どうにかなるよ!
家を失ったってどうにでもなる!
大丈夫だから!!!

私も、これからの両親のことが
不安で仕方なかったのですが
大丈夫だから・・しか言えませんでした。


それから数日経って、父はだんだん落ち着き
会話が出来るようになりました。

そして数か月後
家を失い、両親は近くの団地に移りました。
今も両親はその団地で暮らしています。
現在、父は足が不自由で歩くのがままならず
認知症も発症しています。

父のその一件があってから
私のお金に対する思いは
【お金は人を不幸にするもの】
お金はネガティブなものだと思っていました。


でも、私自身
モラハラ結婚⇒離婚をして
自分らしく自由に生きたいと思い
今のカウンセラーになる為に
数十年勤めていた会社員を辞め
人生で大きな決断をした時
今まで自分に払ったことのない金額の
自己投資をしました。


カウンセラーの資格やその他の勉強など
カウンセラーに役立つ為に
250万円以上は投資してきました。
お金は人を不幸にするもの。
と思ってきた自分が
自分の人生を本気で変えたい。
と思った時
覚悟を決めてお金を出すことができたんです。

最後のチャンスだと思いました。

今、振り変えると
あの時、自分に自己投資して
本当に良かったと実感しています。

なぜなら
あの時の本気で人生を変えたいという
自分の気持ちが
お金としてエネルギーに変わって
それ以上の価値を得ることが出来たからです。

今の私は、お金はエネルギーで
出せば必ず欲しいものを得ることが出来ると
納得出来ます。

お金は人を不幸にするもの。
と思っていたのは私の勝手な思い込みでした。


今の私は
お金は人を幸せにするもの。
と言い切ることが出来ます。


お金に対してブロックがある方
自分にはお金は掛けられない
と思っている方。


お金はなりたい未来に近づくための
手段でありエネルギーだと
私は思っています。
そして、自分の為に使うお金は
浪費ではなく投資です。


時間はお金で買えませんが
自分の幸せの為に
大事なお金を払うことで
幸せを得ることが出来るとしたら・・


人生の時間は増やせないけど
お金によって
幸せな時間を得ることは
可能だということです。


皆さんはこの先
どんな人生にしていきたいですか?


人生一度きりです。
後悔しない人生を生きて下さいね。


長くなりましたが今回も
最後まで読んで頂きありがとうございました。


モラハラ夫に悩む
ママの為の寄り添い心理カウンセラー
渡辺めぐみ



























この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?