小説で感じる西武大津店の面影と思い出の膳所
「本屋大賞2024」の1つが、宮島未奈作『成瀬は天下を取りにいく』に決まった。滋賀県大津市膳所を舞台にしていて、タイトルにもなっている主人公「成瀬あかり」や「西武大津店の閉店」という出来事を中心に、いろんな人間模様が描かれている。
物語のキースポットとして多く登場する「西武大津店」はかつて営業していた実在の店舗。西武グループを創業した「堤家」のふるさとで、44年間親しまれてきたが、2020年8月末に閉店した。裏表紙にはありし日のイラストがあるが、現在は取り壊された。
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