丘山亜未

「5歳までの魔法のおしごと」「子どもの心を強くする10のタイミング」(青春出版社)

丘山亜未

「5歳までの魔法のおしごと」「子どもの心を強くする10のタイミング」(青春出版社)

最近の記事

子どもとかかわるうえで最も大切なこと

昨日先生たちと話しているときに、子どもと接するうえで重要なことは「観察すること」だ、という力説している自分にハッとした。 もちろん、モンテッソーリ教育は観察からスタートするわけだし、観察の重要性はたくさん語られているわけだし。普段から意識的に観察をしている自覚はあるのだけれど、でもその時自分が話していた「観察」は教科書的な言葉や理論じゃなくて、もっともっと本能的で、感覚的で… あぁ、私はこうやって全身で子どもを観察しているんだなぁと改めて気づいたわけです。 目で見るだけ

    • 止まらない読書

      夏休みが終わって1週間が過ぎるのに…私はすっかり発信を止めてしまっている。公式LINEも、ラジオトークも、このnoteも、インスタグラムも。 時間がとまったかのように、何も手につかない日々… そうは言っても、毎日5時に起きてお弁当も作っているし、お掃除もお買い物もお料理もしているし、相変わらず教室で子どもたちとおしごともしている。お教室の実験や制作を考えたり、お便りをつくったり、後期に向けてのあれこれも考えて続けている。けれど、それ以外のことが全然手につかない。 急に発信

      • お姉ちゃんの国際交流の話②

        ラボには「国際交流プログラム」というものがありす。 中学生や高校生がたった一人で北米、ニュージーランド、中国、韓国などに行くプログラムです。ホームスティ、留学、キャンプなど、目的もいろいろ。今回娘は北米のホームステイに参加しました。 このプログラムに参加したいと言い出したのは、入会してまもなくの頃。ちょうどその年に参加したお姉ちゃんからアルバムを見せてもらったり、これまで参加してきた大学生や高校生の話を聞いて「面白そう!」と思ったのだそう。様々な理由から中学2年生で渡米する

        • お姉ちゃんの国際交流の話①

          お姉ちゃんの1ヶ月ホームステイに関してSNSで呟いていたところ、たくさん質問をいただいたので、こちらでシェアしますね。 この記事の目的は「これがおすすめだよ!」ということではなく、「うちはこうでしたよ」ものですので! お姉ちゃんの英語の習い事を検討したのは、小学校4年生のときでした。なぜそのタイミングなのかは覚えていないのですが、お姉ちゃんもちょうど興味を持ち始めたし、私も英語に触れることはいいことだよね、という程度で…気軽な感じです。 ちなみに私は英語は話せません。 学

        子どもとかかわるうえで最も大切なこと

          親にできることなんて

          今年の夏、長女が1ヶ月間渡米します。 行ったことのない場所、会ったこともない人、ほとんど話せない言葉・・・そんな世界にたった一人で行きます。 このプログラムに参加したいと言い出したのは、小学校4年生のとき。 中学二年生になったら行くと言っていたものの、ずいぶん先のことだし、慎重派な娘のこと。時期が近づけば「やっぱり行かない」って言うだろうと思い込んでいました。 そんな私の予想に反して、とうとう一度も「行かない」とは言わないまま、来月出発します。 今となっては、私の方が不安

          親にできることなんて

          ある日突然なくなることもある

          「ある」ものをみましょう という言葉がありますね。 自分にないもの、今ないものばかりに心奪われて「ないから幸せになれない」なんて言っている人生は、寂しいものです。だから「ある」をみましょう、ということね。 そんな話をしている時に「自分に(ある)ものがわからない」と言う人がいます。そしたらね、こんな風に考えてみて欲しいんです。 今日過ごした1日のなかで「なくなっては困るものはなに?」って。 どうでしょう。 頭に思い浮かべてみましたか? ベットから起き上がって歩けたこと

          ある日突然なくなることもある

          「選択肢を増やす」ということば。それって本当?

          英語・体操・ピアノ・水泳・書道・お料理・知育・ダンス・お勉強(受験) 子どもに何かをやらせるとき、大人は「選択肢をふやす」という言葉を使います。今やっておけば将来の選択肢を増やすから、ということですよね。 できないより、できた方がいい 何もやらないより、何かやっておいた方がいい 下手より、上手な方がいい 子どもの将来の幸せを想うがゆえ、のことでしょう。 ・・・でも、本当にそうでしょうか。 本当に、それをやることで選択肢は増えるのでしょうか。 それもわかりません。未来

          「選択肢を増やす」ということば。それって本当?

          あなたが五感を使ってみて

          私たちは五感(視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚)を通して、外の世界の情報収集をしています。 生まれたばかりの赤ちゃんの目は、まだはっきりとは見えていません。わずか数十センチ前のものしか見えません。それもモノクロのような状態でぼんやりと。いろんなものを見ているうちに、脳が刺激され、やがて物がはっきりと、歳を重ねるごとに色鮮やかに見ることができるようになります。 情報は、思考や感情のベースになります。 だから、今まさに感覚器官を使っている子どもには、いろんな経験をさせて感覚器官を洗

          あなたが五感を使ってみて