恐竜の骨踏み狼蒼くなる

【『VIVANT』推ッス記念①】

 ドラマ『VIVANT』にちょい夢中な今日この頃。なんと、次回最終回だと⁉もう⁉
 このドラマは、モンゴルといい、奥出雲のたたらといい、私が元々興味を寄せていたものがやたら出てくるもんで、いやでもはまってしまった。終っちゃったら、醒めやすい私でも、しばらくロスしそうだなぁ。
 そういうわけで、最終回に向けて勝手にひとり盛り上がるため、『VIVANT』絡みの五七調タイトルで毎日――いや、無理か……ほぼ日程度にアップできるよう頑張ってみることにした。題して【『VIVANT』推ッス記念】。何が記念なのか自分でもわからないが、きっといつか見返すことがあったらそんな気分になるかもしれないんで。こりゃもう、自己満足以外の何ものでもないが、これまでのnote活動もそうだったから、何の問題もない。うん。

まず、初っ端。
 第9話で「あなたは7回撃たれた狼」という言葉が出て来たので、まずは「狼」の句でスタート。「狼」は冬の季語だから季節外れだけれど、冬を待っていたらドラマ的に時季外れになるから待たない。
 モンゴル、そして狼とくれば、蒼き狼チンギス・ハーンですね。
 よくゴビ砂漠で恐竜の化石が見つかったというニュースを目にすることがあります。あの石砂漠の地表の下に、石と化した恐竜の骨がぎょうさん眠っているのか……と思うと、なんとも感慨深い。
 チンギス・ハーンは、父親を毒殺されたり、部族からハブられたり、この恐竜の骨が眠る大地の上を這いずるようにして踏みしめて育ち、駆け巡って、敵を蹴散らし、眠らせ(殺しってことですな)踏みしめ、帝国を築いたのだよね。

 で。チンギス・ハーンとくれば、「チンギース‼」。チンギス警部。
やっぱり私的には、最初の方のチンギス警部との追いつ追われつが、一番面白かったなぁ。ワクワクしたもん。
最終回は、チンギスが狼の遠吠えごとく吼えまくって、大暴れの大活躍せんかなぁ。この展開からは無理っぽいけど。はぁ~(ため息)。

さて、ドラマの謎について様々な考察がネット上で散見されますが、私も疑問がドンドン湧き出ちゃって……。ちなみにあまりネットの考察は見過ぎないようにしてます。アホなんでこんがらかしそうだから。
そこで、【『VIVANT』推ッス記念】ひとり企画として、毎回自分がドラマで疑問に思っていることを載っけていきたいと思います。

今回は、ドラマ全体に対する疑問。

1.リハビリ中の別班メンバーを撮ったモニターは、誰なのか?

 《その1:公安内部説》
 彼らが別班だって知ってるのは、バルカ警察のチンギス以外だと野崎さん、ドラムの日本公安サイド。公安の手で日本に運ばれた別班ズは、間違いなく警察病院かそれ系列の病院に入院しているはず。傷は明らかに銃創だしな。日本で銃創なんて、それだけで大騒ぎ、一般に知られることはマズいから公安の配下に置かれているはず。そして公安が張り付いている。ということは、公安内部にモニターがいるのか? まさか新庄? (たぶん違う。アタシ、外すの得意だから)
 《その2:日本の官僚説》
 入院中の別班ズのうち経済産業省資源エネルギー庁の官僚である高田さんがベッドで誰かと話しているとところが撮影されている。高田さんの同僚ということも考えられる。お見舞いとして病院に入り込める可能性高し。
 別の省庁の官僚ということもアリかと思う。別班ズは棺桶で運ばれたわけだから、表向きは、遺体として扱われたわけだから、つまり日本には「物」として「輸入された」はず。(海外から運ばれてくるご遺体は、心痛むだことだろうが「ブツ」扱いなんである。生きていないから)。そうすると、税関とか国土交通省とかその辺の人? でも、生きてた訳ね、彼ら。ということは、やっぱり「人間」として入国したのだから、外務省あたりということも考えられる。
 たぶん、これは公安内部説よりないだろう。唐突すぎるもん。斜め上すぎるもん。

3.「テントの最終標的は日本」というのを誰が広めた。

  ベギが「昔は日本を恨んでいたから……」云々という説明っぽいセリフがあったが、どうにも解せん。敢えてそれを広めた者がテント内にいるようにも思える。日本のモニターだった山本がテントの活動理由の歪曲解釈ぶりからも、山本の大いなる夢想、勘違いとは思えない。

3.神田明神は何で意味深に登場してくるのだろう。

  別班への連絡ステーション的な場所であったのはわかっているが、なんで神田明神なの? 
  調べ魔が検索くんしたところ、神田明神のご祭神は、一之宮「大己貴命」、二之宮「少彦名命」、三之宮「平将門命」だそうだ。平将門が奉られてるのは知っていたけれど、他にも神様がおった……しかも平将門が三番手だと? で、トップ・オブ・ご祭神の「大己貴命」は大国主命の別名である。若い頃の大国主命の名前らしいよ。大国主命ときたら、ハイ、「出雲大社」。それで? 主人公の父の出身が――たぶん主人公の本籍地も――奥出雲だから? その匂わせ? 勘ぐりすぎか。散々、思考を巡らせた挙句、まったく見当違いの方向音痴、バカバカしい妄想であったというのが一番当たってそう……。


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