梅しお

五七調タイトルでエッセイもどきの駄文や小説を書いている。 俳句と川柳と駄洒落の区別がつ…

梅しお

五七調タイトルでエッセイもどきの駄文や小説を書いている。 俳句と川柳と駄洒落の区別がつかない人。 割と行き当たりばったりな人。

マガジン

  • しりとり俳句

    月一ぐらいの頻度で「しりとり俳句」作ってます。――(自分的に)ちょっと楽しい。

  • アラウンド@311

    五七調キャッチタイトルをつけた3.11にちなんだ短編小説集です。

  • 縁切り百景【短編集】

    縁切り神社にまつわる読切り短編です。 後味は悪くなく締めることを心がけています。

  • 短編小説(その他)

    シリーズ外の短編小説をまとめてます。

  • 2023夏ドラマ『VIVANT』感想

    2023夏に突如はまってしまったドラマ『VIVANT』関係の五七調タイトル記事をまとめました。俳句っぽいの、短歌っぽいのから、ただの駄洒落、おっさんギャグまで、いろいろです。

最近の記事

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「梅塩いい塩梅」言ってみただけ

 自己紹介もどき記事です。 《none活動名》   梅しお 《人物》   ・五七のリズムが好き。   ・俳句と駄洒落の区別がどうしてもつかない人   ・どっぷり昭和世代 《やってること》  ・五七調タイトルで、分類不能な駄記事を書いている。  ・時々、小説みたいなものも書く。 《マガジン》  ・しりとり俳句  ・【小説】少女デブゴンへの路 ←思うところあって、下げました。  ・アラウンド@311  ・縁切り百景【短編集】  ・短編小説(その他)  ・2023夏ドラマ『

    • 昼メロは死なず深夜に去り潜む

      これはもう〈夜メロ〉だね。昼じゃないから。  昔、平日の昼下がりに放映されていたソープドラマ――和名〈昼メロ〉がTVから消えて久しいですが、新聞の番組表を見るともなく眺めていて、気が付いた。いつの間にやら深夜ドラマ帯で復活しているではないか。  サレ妻の夫への復讐のドラマとか、不倫ドロドロものとか…… 「奥さん!」 「ダメよ、私には夫が、子供が」 ってなベタ展開のドラマは死んでいなかった。  ただし、昨今は、浮気妻や身勝手妻、モラハラ妻など問題妻にサレ夫、貞淑夫、真面目夫

      • 悪ぶった夏も終わって新学期

        先月パターン②の終わり〈わる〉からの始まりです。  新学期が始まってもう2週間目です。児童、生徒のみなさん、いかがお過ごしですか? 夏休みの終わりから新学期の始まりにかけては居座り台風に振り回され、やっといなくなったと思ったら暑さぶり返し。最初の1週間は、やれやれだったかな?  今も昔も、若い頃に、ひと夏のやんちゃをする人がいますよね。ほんのちょっと、イキがった格好して夜の街を歩いてみるとか。街が怖ければ(擬態じゃなくてホンモノの方々がね)夜の神社とかお寺とか。こちらはこ

        • 父ミッション買物中の子の追尾

           ……という風の父子をスーパーで見かけました。  狭い店内を客の隙間をうまくすり抜けてはしゃぎまくりで走り回る2、3歳の幼児。それを「すみません」を周囲に連発しながら追いかける父。 父がようやく子に追いついたかと思ったら、捕獲される前にウナギのようにするっと父の手を抜けて逃走を継続する子供。 その様、まるでカーチェイスのよう。見ているこっちは、頭の中にミッション・インポッシブルのテーマが流れてくる。  ――大変だな、父。  体力の消耗も激しかろう。家でも追いかけっこしてるんだ

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        • しりとり俳句
          10本
        • アラウンド@311
          4本
        • 縁切り百景【短編集】
          1本
        • 短編小説(その他)
          2本
        • 2023夏ドラマ『VIVANT』感想
          9本

        記事

          奴(やっこ)さん、異動だってよ秋人事

           前回パターン①の終りは〈やっこ〉だったので〈奴〉で始めました。  ますます俳句から離れていくような気がしますが、かといって、川柳でもないよね?  昨日、向かいのマンションに引っ越しトラックが停まっていました。そういうシーズンなのね。もう、年度の半分が終わったわけか。早いもんだ。  新年度の始まる3、4月の新入転勤シーズンは、以前なら日本民族大移動状態でしたが、人手不足やら働き方改革やらで、風潮が変わりつつあるとかないとか。確かに、前は年度替わりに引越しトラックをあちっこち

          奴(やっこ)さん、異動だってよ秋人事

          現実は忘れた頃にやって来る

           先日、『リアル』16巻を偶然に発見! すっかりこの物語の存在を忘れていたよ。  ふらっと入った本屋で、滅多に行かない漫画コーナーにこれまたふらっと足を踏み入れて、平台に積まれているそれを発見。即、購入。  主要キャラの一人、野宮にすっかり感情移入して号泣ものだったのに、いつの間にやら、この漫画ことを忘却していた。つうか頭からすっかり消え去っていた。  だって、なかかな新刊がでないんだもの。正直、完結せぬままに、この世からも自然消滅していくのだと思っていた。  ところが、どっ

          現実は忘れた頃にやって来る

          引き裂いたパピコ並んで夕涼み

           今日は、8月の最終日、北東北と北海道を除き夏休みの最終日なので、名残とばかりに夏っぽい俳句擬き。  でも、想定外な動きをする台風のお陰で、とうに夏休み気分は消失しちゃってるでしょうけどね。夏休み気分を追い出し、我が物顔で居座る台風……。  さて、タイトル五七調ですが 「俺たち2個1(ニコイチ)だぜ!」  っていうパピコ(の仲)を引き裂いて、縁側にひっついて座ったパピコをチュルチュルする仲良し二人……ってなイメージ。  微笑ましいんだか、かわいそうなんだか、その両方なんだか

          引き裂いたパピコ並んで夕涼み

          来る来ない台風いっか夏休み

           夏休みがもう終わりというところで、台風が直前にイケズな進路変更、いつ来るんだか来ないんだか、台風一過があるんだかないんだか、悩ましいことになっております。  モンスーン地帯の住人にとっては、台風の来る来ない、でかいでかくないは、共通する大きな悩みどころですが、日本国の爺婆にとっては、台風のような一家が来るんだか来ないんだか、(いつ)還るんだか(まだ)還らないんだかということが、夏休みの大きな悩みどころでしょう。 台風のような親子が今年は来るのか来ないのか。来ないならちょっと

          来る来ない台風いっか夏休み

          叫べども 白球落ちて夏終わる

          前回パターン②の終わり「さけ」からの始まりです。  夏の甲子園、いよいよ大詰めですね。昨日、4強が決まったところで、本日は休養日。そりゃ、この酷暑じゃ休まんと死ぬよな。選手たちも応援団も観客も係の人たちも。 さて、タイトル句。 いったい冒頭の叫びはどんな叫び? で、白球はどこに落ちたの? 結果は、残念だったの? 歓喜だったの? 投手が投げた最後の一球が 打たれたのか。それはホームランか。ヒットか。凡打か。 フォークボールが綺麗に落ちて、捕手のミットに収まったのか。 白

          叫べども 白球落ちて夏終わる

          バッテバテ 真夏侍 人を斬る

           暑さに、バッテバテでございます。  昨日は、時代劇ヒーロー、隠密剣士の真夏左衛門に斬られ、今日は、子連れ刺客の閑々照之介、明日は、なんちゃら奉行の日差強太郎に、バッタバタと斬り倒される、斬られ役になった気分。もう、鋭い暑さに、立ち上がる間もなく斃される日々。つまり、へたばったまま。  生きて秋が迎えられるのか? 酷暑をひっそりと斃してくれる○○仕置人に、貯金箱壊して依頼したい気分。はぁぁぁ~、暑い……。

          バッテバテ 真夏侍 人を斬る

          あっちっち 相合い日傘 内も外も

           今日、相合い日傘のカップルを見ました。ン十年生きてきて、始めて遭遇。ちょいビックリで、ちょい😏。微笑ましいような、面白いような……。  天候による恋人同士の生態イメージは、昔なら、カンカン照りの真夏は浜辺をキャッキャウフフと追いかけっこ、雨の日は家でしっぽり、外なら相合い傘でしっぽり。異常気象が常態化した昨今では、カンカン照りであっちっちの酷暑日は家でクーラーの下でぐったり、外で相合い傘であっちっち。雨の日は豪雨暴雨怯えて家のかなでぶるぶる、外では……そもそも出られない。

          あっちっち 相合い日傘 内も外も

          削りぶし いそいそかけて冷や奴

           前回パターン①の終り〈けず〉からの始まりです。  これ、俳句になってるのか、もうわかりませんが、私には精一杯です。  夏は冷や奴ですよね。暑さで食欲が落ちたときには特に。  冷や奴のトッピングは、いろいろありますけれど、やっぱり鰹節は天下の定番にして王道ですかね。豆腐に削った鰹節を振りかけただけで、オイシイ。それにおろし生姜とか、ミョウガとかあれば良し。刻み海苔もあれば、なお嬉し。あ、紫蘇も良いっす。海苔の佃煮でも……。  調味料も、王道のお醤油のほかに、和風、中華風、お

          削りぶし いそいそかけて冷や奴

          平成の米騒動よ、再び

          「最近、スーパーで米の特売やんないよね……何で?」 って思っていたら、これ……  温暖化による米の不作、品質低下による米不足で米の値段が爆上がりしてるんですと。加えてインバウンドで「日本のメシ!」とばかりに米の消費も爆上がり。庶民は主食の米もままならなくなるのか。米余りで減反、減反と騒いでいた昭和末期が嘘のよう。  インバウンドについては、外国人観光客料金が宿泊や観光地で設定され始めた地域もあるようだけれど、米飯食に関してもそうなるかも。  そう考えて思い出したのが〈糧票〉

          平成の米騒動よ、再び

          煩悩を知らしめるよに伽藍をば漂う香り和牛ステーキ

           二月ほど前、たまたま十年に一度だけというお札を某寺院で配っているという話を知り、面白がって(←罰あたりめ)行ってまいりました。  正直、面倒くさがりで、人混み嫌い、列嫌いなので、見て見たいと思うだけでずっと止まっておりました。が。日々のマンネリのせいなのか、ある日、不意にいつもの自分と違うことがしたくなって、お札を頂戴せんと大行列するという、その俗っぽさを体験してみよっかな(←重ねて罰あたりめ)と出掛けましてございます。  結果。見事に俗世界でございました。いや、自分的に

          煩悩を知らしめるよに伽藍をば漂う香り和牛ステーキ

          照る陽除け日傘差すひと 人避けず/照る陽から避ける日傘を人が避け

           前回は〈てる〉で終わったので、〈照る〉から始まりです。  意味はほぼ同じな2パターンをあげてみました。  どっちも俳句というより川柳っぽい気がするが、相変わらず区別がつかないのをいいことに、俳句と言い張っておく。  梅雨が明けて、道行く人の日傘率が高まってきました。  ジリジリと照りつける日差しは悩ましい。が、それを避けるための日傘の増殖も悩ましい。  雨の日の雨傘は、狭い道ですれ違うとき、お互い様と傘を傾けて合う人が多いが、日傘となると他人に配慮してくれる人は少ない。

          照る陽除け日傘差すひと 人避けず/照る陽から避ける日傘を人が避け

          疎開したカラスも帰還コロナ明け

           コロナ戒厳令が敷かれ、都会から地方へ人間の疎開が始まってからしばらくして、ゴミを漁るカラスが減った。都会のゴミ管理が厳しくなって、カラスの餌場が山に戻ったという話を目にした。その疎開カラスが最近、人と同じく都会に戻ってきたのか、コロナ下よりも増えた気がする。  そう言えば、この地域のゴミ収集の人が合理的!って考えたなのか、満杯になった収集車が一端、ゴミを捨てに行っている間に、あちこちのゴミネットを外し、ゴミボックスからゴミを出し、ゴミ袋を野ざらしにしていた時期があったが、あ

          疎開したカラスも帰還コロナ明け