現実は忘れた頃にやって来る
先日、『リアル』16巻を偶然に発見! すっかりこの物語の存在を忘れていたよ。
ふらっと入った本屋で、滅多に行かない漫画コーナーにこれまたふらっと足を踏み入れて、平台に積まれているそれを発見。即、購入。
主要キャラの一人、野宮にすっかり感情移入して号泣ものだったのに、いつの間にやら、この漫画ことを忘却していた。つうか頭からすっかり消え去っていた。
だって、なかかな新刊がでないんだもの。正直、完結せぬままに、この世からも自然消滅していくのだと思っていた。
ところが、どっこい。まだ続いていた、生きていた。そしてまだ続く。生きていく。凄し。
16巻、白鳥さんの現実が痛い。厳しい。どうなるんだろう白鳥さん。そして、高橋父は……。フィクションではない現実なら、あって不思議のないリアル。気になる。
この巻の帯には「25周年」と書かれてあった。そうか、25年も経ったのか……ってことは、連載開始から四半世紀かよ! とびっくり。道理であたしゃ、年取ってる訳だ。己の現実が痛い。そう思っている人はきっと他にもいる、きっと。だって、20歳のヤンジャン対象年齢ドンピシャだった人なら、今や45歳。青年が中年になっとる。ひぃぃぃ……。
四半世紀に、少女漫画だけど『ガラスの仮面』と『クリスタルドラゴン』が頭に浮かぶ。それらもすっかり忘れていたけれど、芋づる式に思い出した。『ガラスの仮面』なんて半世紀近いかもしれん。恐ろしや。まだ終わってないんだよね?
ところで、16巻にはオマケで小冊子が付いていた。ちょっと調べてみると戸川、野宮、高橋の3種があって限定何冊かにランダムに挟み込まれているんだって。あたしが引いたのは高橋。ちくしょう、野宮が欲しかったっ。
次の17巻は、いつ出るのかわかりませんが、そのとき、まだ生きていたら読むつもりであります。
そう言えば、今、ちょうどパラリンピックやってるな。このタイミングを狙っての新刊か。リアルタイムな販売戦略……なのか?
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