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③ 理想の職員像:職員としての資質・能力

組織の職員としての倫理性

  • 人の尊厳を守り、生命の不可侵性を尊重する

  • 顧客のプライバシーを擁護し、守秘義務を果たす

  • 利益相反(=個人的利益が、職責上守るべき組織の利益とぶつかり合うこと)を認識し、管理方針に準拠して対処する

  • 組織業務、研究・開発、研究の透明性を確保し、不法行為の防止に努める

コミュニケーション能力

  • 適切な言葉遣い、礼儀正しい態度、きちんとした身だしなみで、全ての人と接する

  • 相手のニーズを、身体・心理・社会的な側面から把握する

  • 相手にとって必要な情報を収集・提供し、相手が主体的に判断できるように支援する

  • 意見の相違は棚上げし、互いの感情と価値観に共感しつつ、目的に照らしてより良い合意を探索する(=対話する)ことにより、職場の心理的安全性を確保できる

業務の質と安全の管理

  • 業務プロセス 群を、一方の プロセス の アウトカム が他方の プロセス の インプット となることを介して相互に繋がり合う 「システム」 と捉え、 「システム」全体の最適化に貢献している

  • 業務の質とは、業務プロセス の アウトカム が(顧客や社会)の期待に応える度合いのことと理解している

  • 組織の全ての業務プロセ ス から 無駄 と特殊な バラツキ を取り除き、また、一般的な バラツキ の幅はより小さく、質の平均値はより良くしている

専門知識と問題対応能力

直面する専門領域の問題につき、最新の専門知識を根拠に経験を加味して解決を図る

専門技能と他者への対応

専門技能を磨き、他者の考え・意向・苦痛や不安に配慮した対応を行う

生涯にわたってともに学ぶ姿勢

  • 同僚や後進の人となりを深く理解し、同僚や後進の潜在力を 100% 発揮させるよう、努力している

  • 業務プロセス を深く理解し、業務プロセスの潜在力を 100% 発揮させるよう、努力している

  • 国内外の政策と業務に係る最新の動向を踏まえ、業務にそれらを活用し続けている

科学的探求

業務プロセス 毎に、アウトカム の多寡を左右する ストラクチャー 群(= 仮説)を特定し、仮説から予見されること(Plan)と現実に起きたこと(Do)とのあいだの ギャップがより小さくなるよう、仮説の修正・改善(Study & Action)を継続している

健全経営

  • 組織運営における経営的問題を理解し、健全経営に貢献する。

  • 数値目標の達成だけでなく、あらゆる業務プロセス の質改善に注力している

社会に対する責任を果たす

  • 組織業務に関する法規・制度の目的と仕組みを理解する

  • 地域のニーズに応える

  • 災害や感染症パンデミックなどの非日常的な業務需要に備える

チーム業務の実践

  • 組織やチームの(目的・ビジョン)とチームの各構成員の役割を理解している

  • どの部局・チームも、他のどこかの部局・チームの内部顧客であることを理解している

  • 誰もが一定水準以上の成果を生み出せるよう、職場での トレーニングを設定し、職員が チームを組んでより良く協働する環境を作っている

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