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ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?――国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ

『ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?――国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ』


国立西洋美術館にて現代アーティストの作品を展示する"挑戦的"な美術展。

西洋(特にヨーロッパ)が美術の中心地であったため、西洋に特化した作品を収蔵する美術館である国立西洋美術館にて、日本人の現代アートを展示するという試みは、美術展が発表された時から気になっていた美術展だった。

参加アーティストは飯山由貴、梅津庸一、遠藤麻衣、小沢剛、小田原のどか、坂本夏子、杉戸洋、鷹野隆大、竹村京、田中功起、辰野登恵子、エレナ・トゥタッチコワ、内藤礼、中林忠良、長島有里枝、パープルーム(梅津庸一+安藤裕美+續橋仁子+星川あさこ+わきもとさき)、布施琳太郎、松浦寿夫、ミヤギフトシ、ユアサエボシ、弓指寛治。

第2章「日本に『西洋美術館』があることをどう考えるか?」にて展示されていた、小沢剛さんの『帰ってきたペインターF』が興味深かった。

西洋美術館において"日本人"であるのにも関わらず所蔵されている藤田嗣治をテーマとし、パリではなくインドネシアのバリに行っていたらというIfの設定で描かれていて、西洋美術館において日本人美術家の作品が唯一所蔵を許されていることに疑問を呈していた。

アジアにおいて西洋美術の優位性を表す美術館で、日本の現代アーティストがいかに抗っているのか、優位性を持っているのか、または模倣しているのか、考えるのは鑑賞者だと感じた。

美術の文脈において日本のアーティストが西洋のアーティストに影響を受けるとは避けられることではないため、共存という表現が適切だと感じた。


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