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ラム酒大百科

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2022年4月の記事一覧

ニカラグアの地球にやさしいラム

ニカラグアの地球にやさしいラム

本日ご紹介するのはニカラグアの【フロール・デ・カーニャ エスプレッソ】です。

南米ニカラグアで5世代に渡ってラムを作り続ける名家の1つ。
活火山の麓の良質な土壌で100%再生可能エネルギーで作られています。

砂糖や人工的な添加物を一切使用せず高品質なバーボンバレルを使用。

エスプレッソボトルは7年熟成をベースに作られています。

赤い彗星も飲んだラム

赤い彗星も飲んだラム

本日御紹介するのはフランスの海外県マルティニーク島で造られているラマニーです。
ラマニーは1749年にフランスのブルターニュからマルティニーク島に移住してきたモー二公爵が現地の砂糖アビタシオンを所有する人の娘と結婚したことから始まりました。
初めは廃糖蜜(モラセス)からトラディショナルラムを作っていたのですが、1820年の砂糖産業の低迷を理由にアグリコールラムの製造を開始しました。
蒸留機が5つあ

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木製蒸留器のラム酒

木製蒸留器のラム酒

本日御紹介するのはケイデンヘッドが出している1990年蒸留のエンモア13年です。
エンモアと書いていますが中身は1963年に閉鎖した蒸留所から移設されたヴェルサイユと言うスチルで蒸留された物です。
エンモア蒸留所も1996年に閉鎖し、ヴェルサイユとエンモアは両蒸留機共にガイアナのダイアモンド蒸留所へ移設されました。

香り 青リンゴ、洋梨、パイナップルジュース等のフルーティ差が目立ちます。

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静かな夜にふさわしい1杯

静かな夜にふさわしい1杯

本日ご紹介するのはトンプソンブラザーズのリリースする【ポットスティルドジャマイカンラム 2008】です。

中身はワーシーパーク蒸留所のフォーサイス社製の蒸留器の原酒。
アメリカンオークバレルでの熟成。(バレルは180~200ℓ程度の大きさの樽)

香り ウッディ、焦げ感、溶剤、カスタード、生木

味 口当たりは甘くキャンディー、ジンジャー、エステリー、クローブ

フィニッシュに優しく樽の香りとジ

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野生の桜

野生の桜

本日御紹介するのはフランスの海外県モーリシャスで作られているニューグローブのダブルカスクシリーズです。
今回乗せているのはmerisier(ムリジエ)フィニッシュの物です。
ムリジエとは野生の桜のことを指し、あまり使われることは無いのですが時折コニャックのフィニッシュ等にも使われています。
香りは華やかでライト、サクランボやブランデー、僅かに樽の香りも感じられます。
味わいは香りとは裏腹にドライで

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こだわりの会社

こだわりの会社

本日御紹介するのは英国のボトラーズ会社Bristol(ブリストル)が出しているクラシックラムシリーズのバルバドスシェリーフィニッシュです。
厳選された原酒を英国に持ち帰り個性豊かな樽で長期熟成した後、18ヶ月シェリー樽で後熟させた1品です。
香りは蜂蜜や黒糖、シロップ漬けにしたリンゴや白桃の様な瑞々しいフルーツなどの少し濃い甘さでほんの少しだけ薬品っぽさがあります。柔らかく上品な香りです。
味わい

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ラオスで日本の方が手掛けるラム

ラオスで日本の方が手掛けるラム

本日ご紹介するのはラオス人民民主共和国で作られている【LAODI S・BROWN】です。

63度のホワイトラムに自社農園の無農薬サトウキビを木質部を取り除いて6ヶ月漬け込んでいます。

更に変わっているのがフレンチオークのチップを漬け込み香りを持たせ、その後バーボン樽で熟成しています。

フィリピン革命の英雄

フィリピン革命の英雄

本日御紹介するのはフィリピンのネグロス島で作られているドンパパです。
サトウキビの生産に向いた気候のネグロス島産サトウキビを使い3回蒸留した後、アメリカンオーク樽で7年以上熟成させたダークラムです。
名前の由来はフィリピン革命の英雄(通称)パパ・イシオから名付けられました。
味と香りは非常にわかりやすく、ヨーグルトのような香りと甘さがあるロックやストレートで飲むのがおすすめのラムです

キューバの理念は軽くて飲みやすい

キューバの理念は軽くて飲みやすい

本日ご紹介するのはキューバの【ロン・クバイ レゼルヴァ エスペシャル】です。

1964年にハバナクラブをリリースしている【クーバ・ロン社】が確立したブランドです。

写真の物はホワイトオーク樽で10年熟成。

口当たりも軽く、キューバのロン・リヘロの精神に乗っ取った味わい。

ハイボール、ロック、ストレートも良し。気軽に飲める親しみやすい味です。

門外不出だったラム

門外不出だったラム

本日御紹介するのはキューバの伝説的なラム「レジェンド・オブ・キューバン・ラム」です。
キューバンラムの中でも特に希少で滅多に味わうことが出来ない逸品です。
ボトルの中身は1940~1950年代にキューバで蒸留、樽詰めされた物でその後、スペインのバルデスピノ家へ運ばれ、ボトリング直前までソレラシステムで熟成させていたラムです。
バルデスピノ家はスペインのシェリー酒の名門で、その起源は1264年にまで

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華やかさの終にいるラム

華やかさの終にいるラム

本日御紹介するのはフランスの海外県レ・ユニオン島産のサバンナです。
今回載せていてる写真はイタリア系ボトラーズ会社のラムネイションが出しているもので熟成年数は10年熟成と15年熟成です。
このサバンナの特徴は発酵時間の長さです。他のラムでは24時間発酵だったり5日の間発酵させたりと様々な時間で発酵をさせますがサバンナ蒸留所では2週間もの間発酵をさせます(1部商品によっては発酵時間が変わります)

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