私の実家のある京都、丹後は日本一の絹織物の産地です。 その丹後ちりめんで、私は3年前にシルクストールを中心にした、filtangoフィルタンゴ、というブランドを立ち上げました。 このシルクストール、特徴は、絹、シルクなのに、着物の布なのに水洗いができます! その水洗いのノウハウ、実は私がずっと続けてきたファッション業界、アパレルのニットデザイナー という仕事と関係があるんです。 アパレルのデザイナーにはいくつか種類があります。 *布帛デザイナーは布から服をデザインす
丹後は昔ながらのサスティナビリティやエコの要素が、日々の生活の中にもたくさん詰まった地域です。 例えば、丹後の多くの人が、本業の商売や会社員などの仕事の他に小さい畑を持ち、自分で野菜を育てたり、海で魚釣りや海藻を採ったり、山で山菜を採ったり。 採れすぎた時にはご近所や友人に野菜や魚をおすそ分け、自然に物々交換も。 水道の蛇口をひねれば水道ではなくて井戸水が出るところも多い。 そして丹後ちりめんの産地の丹後では、最上級の絹織物が子供の頃からずっと身近にあって、着物や布を
日本で一番古い羽衣伝説のある、京都北部、丹後地方。 山で水浴びをしていた天女の一人が、羽衣を隠されて天に戻れなくなってしまい そのまま村に住んで、お米やお酒作り、養蚕、そして機織りを伝えて、村が裕福になるという話。 (標題の写真とこちらは京丹後市、天女の里、乙女神社に展示してあったものをお借りしています。) 私が学生の頃、学校の敷地内で突然発掘作業が始まりました。 どうやら2000年くらい前の、古代の遺跡の場所に学校が建っていたらしく、 少し前まで自分がテニスをしてい
ずっと丹後に住んでいるとあまりにも普通すぎて気がつかないことも、 東京と丹後を行き来していると気がついたりします。 例えば冬の丹後、 夜、布団が冷たすぎて中に入るのがつらい。 寝る前にパジャマが冷たくて着れない。 洗濯物が何日も乾かない。 野菜はラップしないで置いておいても、新鮮なまま。 おせんべいを置いておいたらあっという間にしけってしまう。 化粧水をつけなくても肌がいつもしっとりしている。 湿気があるんです、とっても。 寒いというより、どちらかというと冷たいという感
丹後ちりめん、という300年の歴史のある着物の布があります。 場所は京都府北部、日本海沿いの丹後地方の伝統的な絹織物です。 多くの絹織物がここ丹後で織られ、京都の西陣などに送られて、 友禅作家さんなどにより華やかな柄の着物が出来上がってきました。 ここでご紹介する丹後ちりめんはこのような織の柄、生産量のほとんどが白い生地のまま出荷されています。 私たちはだいたい、友禅などの配色の柄が描かれた着物を目にしています。 豪華に見える着物、でもよく見るとその土台の凹凸のある織
3年前に勤めていた会社を辞めて、 filtangoの仕事を始めた時に、東京と京都、丹後の2拠点生活が始まりました。 丹後へは年10回近く、それぞれ一週間ほどの滞在でした。 そして今回、withコロナ初めての丹後、 今年の2月以来、4ヶ月ぶりです。 〜〜 今日の一日 〜〜 午前中、東京のニットの会社とzoomで、セーターのオンライン仮縫いを3人で。 午後は実家近くの染色施設でフィルタンゴ の新しい色を作る作業。 夜はzoom、オンラインニットカフェで東京や南米ペルーに
世の中の3割がなくなる生活が続くかもしれない。。 いろんな事が、今までの7割の生活が数年続くかもしれない。。。 灯りが少なくなって暗い空間が目立つ国内線の空港や、販売商品を減らした売店を見て、感覚的にそう思った。 子供の頃から海外に憧れて、 大阪万博では勇気を出して外国人に話しかけてみた。 外国人などまず見かけることのない丹後で、 通学中バスの中で、外国人バックパッカーを見かけて話しかけたりした。 20代、留学のため飛行機に乗ったこと。 20代後半、初めての海外出張。
初めまして。 filtango 代表の山根ちさとです。 ブランドを立ち上げて3年目、 コロナの時代に入って、いきなり世の中が変わってしまいました。 これからどんな風にフィルタンゴ を皆さんに知ってもらったら良いのか、 日々状況が変わる中、動画を作ったり、zoomセミナーに参加したり、この3ヶ月間、頭もフル回転。 でもどうしてもユーチューバーみたいに芸能人っぽくネット上で販売もできないし、 テレビショッピングみたいなセールストークで商品を売るって、うーん。。。 なんか知ら